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点と点がつながっていく

おはようございます。ドドル・カンマネのあおけんです。

今日は昨日尊敬するパイセンが尊敬する小売・流通の神様に会いにいった話をしようと思います。

本題に入る前に、昨日FBのシェアで流れてきたある医療従事者の方のNoteの日記があまりに怖かったので共有です。

「この世界の片隅で」を観た時に、戦争が始まっても、すぐには一般市民には影響がなく、でも、徐々に、そして確実にその魔物が日本を襲う過程に普通の戦争映画にない恐ろしさを感じましたが、このNoteにも同じ種類の恐ろしさを感じました。

家の中で過ごす今日は昨日と同じような時間が流れていますが、コロナという魔物は毎日確実にこの日本社会に拡散・勢力を拡大し、既に医療の現場は崩壊寸前の状況に陥っています。まずは医療従事者を守ること、が今最優先だと思います。

ゴーストタウンと化した銀座のアジトで神様に出会う

昨日は、パイセンが”昼寝場所”と言っている銀座の事務所にお邪魔してきました。

この敬愛するパイセン、今後たくさんこのnoteに登場してきそうなので、呼称をJPS(Joe PaiSen)で統一したいと思います。なので、今後JPSと出てきたら、”尊敬すべきJoeパイセン”の略と思ってください。

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JPSの”昼寝場所”は銀座のコリドー街の近くのビルの一室で、電話会議ができるどでかいテレビモニターとMAX10人ぐらいが座れる大きなテーブルが部屋の大半を占拠しています。オフィスというよりはアジトに近いもの。昭和の探偵事務所といった雰囲気でしょうか。

JPSの正式な?オフィスはこのアジトから徒歩圏内にあってそこでは社員の皆さんがお仕事をされているのですが、このアジトはJPSの昼寝場所兼、会社の垣根を越えて色々なプロジェクトが推進される拠点のようです。

ここに行くのが今回で2回目だったんですが、なんだかここに行くときは、小学生の頃誰もがあこがれた自分たちだけの秘密基地に行くような気分でわくわくするんですね。

JPSのお話によるとたくさんの人がこれまでこのアジトでコトを起こし、成功して巣立っていった場所でもあるとのことで、自分の新しい挑戦の出発点としてココ程しっくりところはない、と感じました。

この秘密基地に昨日は小売・流通業界の重鎮がいらっしゃるということでお邪魔したわけなのですが、日ごろの巣ごもりの運動不足解消もかねて、自宅から歩いて向かいました。

夕方のアポだったので、ちょっと早く出て、話題のAll Birdsに学ぶD2C企業の勝ち筋の回でご紹介したFabric Tokyoの店舗に寄って実際に採寸でもしてもらおうかなと思って銀座の街を歩いてみたのですが、想像以上に店舗が閉まっていてびっくりしました。本当にゴーストタウン。

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こんな中央通り見たことないです。

結局Fabric Tokyoも閉まっていたので、時間が余ってしまい、日比谷のほうまで散歩をして時間をつぶした後、約束の時間にアジトに向かいました。

エレベータを下りて、ノックしてアジトの扉を開けるとそこではどでかいテレビ画面を使ってビデオ会議の真っ最中。その流通業界の重鎮の方は現在コンサルタントとしてたくさんの企業のサポートをされているのですが、そのクライアントとのミーティングの真っ最中だったんですね。

僕は見切れたところに座って待っていたのですが、そのコンサルティングの模様は僕がイメージするサービス提供者とお客さんの関係性とはだいぶ違くて、社長と側近幹部のようなやりとりでした。

それもそのはず、その重鎮の方、実は小売業界でいくつも会社を上場させている筋金入りの社長業のプロなんですね。(社長業のプロってちょと変ですが)

JPSは先生とおっしゃていますが、僕からみたら経営の神様みたいな方です。

ドラゴンボールで言うと、JPSが亀仙人としたら、この方はカリン塔の仙猫カリン様といったところでしょうか。ちなみにカリン塔を登りきれたのは、悟空以前は亀仙人だけです。♯亀仙人だいぶすごい

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実は、この神様とは前職在職中にJPSの仲介で一度お会いさせていただいていて、そのミーティングでお話を伺う中で、物腰の柔らかい口調ではあるのですが、その視点の高さや繰り出される言葉のクオリティなど、お話を聞いているだけでとてつもない経験値がある方というのは自明で、こんな人いるんだ!、とびっくりした記憶がありました。40代も後半に突入すると色々な人を見てきたわけですが、その中でも超がつく一流の方ですね。

そんなたった一度しかお会いしたことのない神様に転職のあいさつを、と言って場を用意していたけたJPSに強烈に感謝をしながらも、普段あまり緊張しないのですが、昨日はだいぶ緊張していました。

ほどなくビデオ会議が終わり、お久しぶりです、というあいさつもそこそこ
”どうしてあそこにしたの?”という神様の問い。

事前にJPSからDoddleのことはお伝えいただいていたようで、用意したPPTを最初から舐める、そういうやり方は通用しないパターンです。

一を聞いて百を知る方なので、”必要最低限の情報量で!”という言葉が頭の中をぐるぐる回りながら、日本に今ない物流プラットフォームで日本が今抱えている物流業界が持つ課題を解決できる可能性があること、すでに日本の大手と協業の話を具体的にしていてお客さんが見えてることを中心にお話をしました。

それを受けて神様からは、アマゾンと佐川、ヤマトの取引の歴史や、日本の小売の特性を考えた場合は大手は自分でやりたがるところが多いから中小をまずターゲットにすべきというプライオリティの話や、イオンとオカドの提携でイオングループは難しいなど業界の現状などを惜しげもなく語っていただきました。

その上でDoddleのビジネスについて、可能性ある、といっていただき、最後には、3年くらいしたら電話しても秘書を通してください、って言われるかもなー(それくらい成長するかも)って笑ってお話してくださいました。

最初は電話すると直接話してくれたのにビジネスが大きくなるとすいませんけど、秘書を通してもらえますかっていう感じが悪い社長さんているらしいんですね。

もしビジネスが大きくなってもそんなことはしません、とお伝えしたのですが、最後には、知り合いの流通業界に多くコネクションを持つ人がいるから、正式に着任したら一緒に行こうか、とまで言っていただきました。

#こんなことってあります

有難いことこの上なかったです。

点がつながる

昨日、神様からやりとりの中で、今までのキャリアが役立ったよね、と言われる場面がありました。

ソフトウェアサービスやプラットフォームとグローバル事業に携わった経験が確かに役にはたったのですが、JPSや神様と前職中にお会いしていなかったら、小売とECをつなげるサービスであるDoddleの求人票に面白いかも!という発想にはならなかったし、もっと言うと、尾原さんのオンラインサロンで持続的競争優位性、その中のネットワークエフェクトと組み込み型(Embedded)について知らなかったら、Doddleプラットフォームの持つ可能性についてピンとくることもなかったなぁ、と思いました。

そこからの連想で、僕が好きなステーブ・ジョブズの”点と点のつながりは振り返ってみないとわからない” という話を思い出しました。

“You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

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ステーブ・ジョブズ 伝説の卒業式スピーチ

今新しい挑戦の前に、振り返るとすべての経験、すべての人との出会いがひとつの線でつながっていく、そんな感覚を覚えます。

これからどんな困難が待ち受けているかわかりませんが、JPSや神様との出会いを大切に楽しんでやっていけば、なんとかなるような気がします。

昨日は、そんな勇気をもらった日でした。


ということで、今日のnoteは以上です。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

それでは、よい一日を。

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