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「プロが解説」これさえ言えば売上アップ!アパレルメーカーB社のライブコマース改善ポイントは?【第3回:全4回】

本記事では、テレビ通販MC歴10年の筆者・相本 さち子(あいもと さちこ)が、ライブコマースの売上改善につながるポイントをお伝えしています。筆者は現在、テレビ通販で培ったノウハウを生かし、ライブコマースのコンサルティングを行っています。

前回に引き続き、5月に放送されたアパレルメーカーB社の事例について、プロの視点から配信の改善ポイントを解説します。今回は第3回をお届けします。
これまでもお伝えしていますが、アパレルのライブコマースにおいて重要なポイントはこちらです。

『お客様の4つの疑問が解消されれば売上は飛躍的にアップ!』
生放送でアパレル商品を紹介する際、最も重要なのはお客様の疑問をもれなく解消してあげること。どんなにほしいと思った商品でも、疑問が1点でも残ったままで人は物を買いません。

では、B社のライブコマース改善ポイント3つめを解説いたします。

改善ポイント③【ディテールはどうなってるの?】

B社の商品はどれもとても素敵でした。筆者も欲しいなと思う商品がたくさんあったのですが、ディテールが見られなかったので「まあ、いっか」と購入に至りませんでした。ディテールとは襟の開き具合やボタン、チャックの有無、素材ののび感・透け感、裏地の有無など。

出演者の着用を見て、ぱっと見で気に入った商品があったとしたら、次に気になるのは細かいつくりの部分です。
「実際安っぽく見えないかな?」「透けたりしないかな?」「着心地きつくないかな?」という疑問が残ったままで、お客様は絶対に商品を購入はしないのです。超安価なアイテムなら話は別ですが、ある程度の予算の商品はディテールを丁寧に見せなければ売れません。

お客様が手に取って実物を確認しているがごとく、しっかり順番に無駄なくディテールを見せる必要があるというわけです。
そのゴールデンパターンがこちらです。

【例】ワンピース
引きで全体像 → 寄ってネック部分、袖、ウエスト、裾(上から下へ)→ バックスタイル(後ろ面)→ ファスナーを開く(裏地見せ)→ どん寄りで素材感

実店舗での買い物を想像するとわかりやすいのですが、入口のボディーが着ているアイテムを見て、いいなと思ったら、必ず同じ商品を手に取って触ったり、作りをチェックしたりしますよね。ボディーを見てそのままレジに直行する方はおられないはず。ライブコマースでの買い物も全く同じです。きちんとディテールを見せてお客様の疑問を解消することは、売上アップに直結しているのです。

<筆者プロフィール>

相本さん

相本 さち子(あいもと さちこ)
テレビ通販のMCを10年経験、現在はフリーアナウンサーとして活動。長年のテレビ通販MCで培ったノウハウを生かし、現在はライブコマースのコンサルティングにも携わっている。また企業の研修やスピーチ講師としても活躍中。

【「プロが解説」第1回・第2回の記事はこちら】

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