J1リーグ第10節。駆け足プレビュー。ストップ・ザ・川崎

試合前勝点は、川崎25(前節+3), ガンバ大阪19(前節+3), セレッソ大阪18(前節+1)となっています。第9節までの結果と考えると首位は圧倒的ですが、2位との差はまだ6です。

これは面白い1戦です。川崎は大島選手が出場停止ですが、正直なところ痛手は少ないか。中盤は脇坂選手、下田選手、田中碧選手ではないかと思います。誰が出ても遜色のない構成。今のチームの状態を比較すると、札幌はやや苦しいか。大量失点が続く札幌は、DF陣だけでなく全体としての守備が機能するか。海外移籍が噂される鈴木武蔵選手の動向もチェック。

明らかに調子が上がってきた清水。ここ4試合で勝点8を稼いでいます。勝点をなかなか上積みできない仙台との対戦ですが、前節の勝利によってきっかけを掴めるか。清水は好調の金子選手が攻撃をけん引できるか。また、カルリーニョス・ジュニオ選手がノッてきましたね。

17位横浜FCと、18位湘南の対戦。どちらも現在のチーム状況が良くない中で、この結果で浮上のきっかけを掴みたいところではあります。横浜FCの注目は斉藤光毅選手、湘南は鈴木冬一選手でしょうか。両チームとも、この2人以外がどう活躍できるかが肝。

前節2連勝を飾り、復調の兆しを見せる広島。名古屋相手に6失点を喫してしまった浦和が迎えます。浦和としては大量失点は避けたいでしょうから、ある程度守備から入りたいところですが、ボールの奪いどころをはっきりしたい。広島の注目は柏選手。浦和の右サイド陣が止めることができるか。

上位対決。両チームとも、引き分けでもいい、勝点3だけは相手に与えたくない一戦ではないでしょうか。前節は攻められながらも勝点1を挙げた柏は、本意ではないでしょうが、攻撃だけのチームではないことも見せました。ソリッドな戦いになりそうですが、オルンガ選手に気を取られると江坂選手をはじめとする攻撃陣に隙を与える可能性も。その穴を的確に潰すのがロティーナ監督でもありますが。セレッソは藤田選手の動きに注目。

若干調子を落としているFC東京は、好調名古屋相手とは言え、なるべく勝点を落としたくないところでしょう。室屋選手がドイツ・ブンデスリーガに旅立つためラストマッチに。お互い、武器としてショートカウンターを持つチームですから、中盤のどこの位置で奪えるかがキーになりそうです。名古屋は前田直輝選手が、阿部選手不在を感じさせない好調ぶりを見せています。それを支えるのが金崎選手。FC東京は永井選手からチャンスシーンを量産できるか。

調子が上向いてきた鹿島。なかなか勝点を上積みできない神戸。神戸としては勝点も近い鹿島相手に意地でも勝利したいところですが、コンディションを考えると引き分けでも良しと考えているかもしれません。鹿島は町田選手が不在のため、CBに誰を起用するかですね。スポナビでは関川選手、奈良選手の順に挙げていますが、ここは関川選手か。ほかのメンバーに変わりなく、和泉選手、エヴェラウド選手を起点にチャンスを作ることができるか。

神戸は、外国人選手のコンディションが上向かないのかいまいち調子に乗ってきません。それでも、古橋選手不在時には山口選手が得点するなど、能力があることには違いありません。アウェイで何とかドローには持ち込みたいところ。鹿島としては、ここから先に上位を狙うためには、勝利して順位でも神戸を上回りたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?