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「noteの自己紹介」半月らせんクリエイト(後編)

前編では「自己紹介の概念」と「振り返り記事の要約」をまとめました。

自己紹介の概念

  • 相手の存在

  • 自分を知っている

  • 伝える手段がある

振り返り要約

  • 止まるもの進むもの

  • ゆっくり変化

  • 予想外


これに、テンプレート的自己紹介文を用意して、これもクリエイトの要素として取り入れてみたいと思います。
(誠に勝手ながらnoteさんを題材にさせていただきました。)

私の名前はノート太郎ドットコムと申します。
2014年4月7日生まれです。今年で9歳になります。
2019年11月25日まではノート太郎ドットミューという名前でした。
生まれは東京です。

得意なことは文章を書くこと、写真を見せること、ぽろっとつぶやくこと、声を聞かせること、動画を見せることです。

好きなことは様々なクリエイターさんと一緒に社会貢献していくことです。


ではこれら全てをミックスして「noteの自己紹介」を書いてみたいと思います。


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noteの自己紹介



この扉を開けた先にはある有名人がいる。わずか9歳という年齢だ。

いったいこの中で僕は自分のことをどれだけ語れるだろうか。
このドアノブに触れた途端にそんな思いが沸き起こってきた。

緊張している?

そんな…、あんなに沢山練習してきたのに…?


ドアノブから自然に手が離れていた。

一度深呼吸をして、再びドアノブを手にする。


「失礼します。」


「あー、待ってたよー。座って座ってー。」


なんて緊張感のない声だ。でも声は芯の通った声。とても9歳とは思えない。

言われるがままに座った座布団はワタのようなフカフカさで、なんだか雲に浮いているみたいな感覚を覚えた。

「この座布団フカフカだね。」

「え!わかる!?それ探しに探して見つけたお気に入りの座布団なの。」

「とっても座りごごちがいいよ。」

「ありがとう!うれしい!」

屈託のない笑顔にこちらも微笑みが止まらなくなった。

「さて、早速だけど、君の自己紹介をしてもらいたいけど、先に僕から自己紹介させてもらうね。」

「名前はノート太郎、9歳。生まれは東京。得意なことは書くこと撮ること、つぶやくこと、話すこと。みんなで一緒に社会貢献したいんだ。」


9歳にして社会貢献なんて言葉が出てくるのか。この人すごいな。


いよいよ次は僕の番か。
そう思っていた矢先にとんでもない提案が出てきた。

「次は君の番ね。140字内で自己紹介して。」

「え!140字内!?」

「うん。僕文字数カウンター持っているんだ。」

なんだそれ。そんなものがあるのか。

「も、もし140字超えたらどうなるの?」

「その時は退出していただくことになるよ。」

え!えーー。内心声を出して叫びたかったが、そこはグッと堪えた。

「少し考えさせて。」

あんなに練習したのに140字内なんて予想もしていなかった。
頭が真っ白になった。

どうしよう。140字ってどのくらいの量なんだろう。全然予想持つかない。



そうだ、もし頭が真っ白になったら一度深呼吸してみろってそう言ってた。



息を吸いかけた瞬間、

「じゃぁ、スタートするね、よーいはじめ!」

え!え!もう始まるの。

再び頭が真っ白になった。


大丈夫、ちゃんと練習してきたんだ。それを短くすればいいだけ。ゆっくり考えながら話せばいい。


もう一度深呼吸。

よし!

「名前は金鳥椎です。」

少し間をおいた。

「生まれは四国にある島です。海と山の中で育ちました。得意なことは泳ぐこと、木登りすること、それと走ることです。」

よし言い切れた!言い切った!!


ノート太郎は手元を見ながら僕にこう言った。

「まだ後70文字くらい残ってるよ。もういいの?いい足りないことはない?」

「え!まだそんなに残ってるの。」

140字くらい言ったつもりだったのに全然足りなかった。よしそれならば

「もう少し話すよ。」

「OK、じゃあここから再スタートね」

ちゃんと練習してきてる。もっと自信を持て。残り半分。まだ言い切っていなことがあるじゃないか。

「あなたが大好きです。どうすればあなたのようになれるのかをよく考えていました。」

一旦ここで区切ってもう一度ゆっくり考える。

「でもよくわかりません。それを知るためには実際に会ってみること。それが一番だって思ったんです。」

言い足りないことが沢山あるけど、残り70文字ではこれが精一杯だ。


「自己紹介ありがとう。後半ちょっとうれしかったよ。でも、全部で147文字。惜しかった。7文字オーバーでした。」


「言い過ぎちゃった!!」


「残念だけど、退出を。」


たった数分にも満たない会話だった。帰り道では自分の不甲斐なさに涙が止まらず、後悔しても後悔しきれなかった。


後日届いた通知書。

封を開ける手が汗ばんでいたが、ゆっくりと封書を開けてみたら

「え!ほんとに!!」


人生とはチャレンジの積み重ねである。

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行動の概念を抽出したり要約したりすること、掛け合わせること、そんな作り方を実践できた作品、「noteの自己紹介」でした。


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Top画像:ストックフォト


半月らせんクリエイトは、半月ごとの振り返りを用いて「新しいを考える」新たな試みです。

前編まだ読んでいない方はこちらから

#半月らせんクリエイト 

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