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『青ではない海に飛び込みたくなったら』観て欲しい映画

このところ、過去のドラマに見はまったり、見てもピンとくる映画がなかったりして、久しぶりの映画備忘録。
ここには残しておきたいものしか書いてないから、逆に観ても忘れてしまった映画をまた観てしまうことがあったりもする。
まあ、それはそれで新しい発見があったりするわけど。
今回の映画はこちら。

リップバンウィンクルの花嫁
監督 岩井俊二
出演 黒木華, 綾野剛, Cocco

予測のできる映画にはよく出会う。
が、この映画は次から次へと予想を裏切る映画だった。
それはガッカリするものではなく、といって奇想天外な展開というわけでもない。
これまで予測ができたものというのは、自分の経験から想像力を働かせたものだったのに対し、この映画は自分の経験から想像できない、といって、受け入れがたいものではなく、むしろ新鮮な感覚だった。
3時間という長い映画にも関わらず、飽きることがなく、次はどうなるんだろう、と知らず知らず惹き込まれていっている。
岩井俊二監督の作品は実は初めて観た。
あ〜、これがもしかして岩井俊二監督の世界観なのか。
抑揚はさほどない。
だけれど、独特の緩急がある。
久しぶりに惹き込まれた映画だった。
岩井俊二監督の作品、これから観まくろうと思った。


楽園

監督 瀬々敬久
出演 綾野剛, 杉咲花, 佐藤浩市

上白石さんの歌に惹かれ、観たいと思っていた映画。
でも、重そうだなぁと思って、なかなか観る気になれなかった映画でもある。
歌が好きだったせいで、予告はかなり観ていた。
実際は、ここはこう繋がるのか、と、予告から立てていた自分の予想が見事に崩れたものだった。
64の時と同じように、殺人事件が起こる映画なので、重いテーマであることに違いはない。
でも、引きずるような感覚はなかった。
事件に至るまでの人の心理を緻密に描いてあり、気がつくと、観ている側の心理までうまくコントロールし、導かれていっていた。
何より役者さんの表情が素晴らしい。
緻密な心理は役者さんの表情に現れていた。
観終わって時間が経っても、役者さんの表情が写真のように一枚一枚記憶に残っている。
テーマも内容もずしんと重たいバトンを渡されたようなものだけど、観た後にモヤモヤするような不快感はなく、重い、というより、深さを感じる映画だった。

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シンプルが好き。思いついて出かける旅と映画と絵を見るのが好き。また見ぬ世界を見に行くのが好き、な写真家です。 記録だったり、作品だったり、お仕事の話だったり、ここではいろいろ展開していきたいと思っています。お仕事はこちら→https://yoshikohonda.com

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ここでは映画の内容ではなくて、自分が観た映画を通し、そこで感じたことや心に残ったことなど、自分のための備忘録として書き留めています。それが誰かの映画を見るきっかけにもなったらそれはそれで嬉しいなと思ってます。

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