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新たな船出

4〜5年周期で新たな挑戦をしている、と最初の頃の記事に書きました。
別にそこを狙っているわけではないのですが、そうなっちゃうんです。
「ショコラ」という大好きな映画があります。
その主人公のヴィアンヌは風に乗って生きる女性。
自分も勝手にそんな感じ!と良い風に捉えてますが、落ち着くと冒険心がメラメラ湧いてくる、どこかで呼ばれてる気がする、ようです。

大切に大切に育んできた私のスタジオ。
多くの人に支えられてきたスタジオ。
これを手放すことを決めました。
それは、新たな挑戦です。自分のスタジオでできることはやりました。
やり切りました、が正しいかな。
自分のスタジオでは叶わないことにチャレンジしたい。
航空会社を辞めてクリエイターを目指した時も、ブライダルの憧れていた会社に挑戦した時も、同じ気持ちでした。

丁寧に掃除をし、スタジオの最後を迎えた日は、涙が止まりませんでした。
思い出は溢れ、ただただ感謝の気持ちだけが残りました。
そうして丸4年、愛し続けてきたスタジオを後にしました。

それからは多くのスタジオで撮影をしました。
これまでとは勝手が違うスタジオでの撮影はこれまたワクワクしかありません。
これまでできなかったことにチャレンジできました。

もう少し写真が上手くなりたい。
そこから始まった写真ライフがまさか自分の天職となるなんて、20代の、航空会社を5年で辞めてしまった頃の私には想像ができなかったことです。
ただ、あの時の、ほとんど直感の、言い換えれば勿体無いくらいの決断が、今の私を作っています。
いや、その時にきっと違う人生が始まったんだと思います。
後悔したことがなかったか?
それはなかったとは言えません。
でも後悔では終わらせなかった。
誰でもきっとそういうことってあると思います。
だから、これはこれできっとよかった。
一番いい決断だった、と思うのです。

何より、写真を撮ることが好きだから、それが一番身近にあって、私は幸せです。
これが私と写真のストーリーです。
書こうと思った時はこんなに長くなるとは思ってませんでしたが、書いてみるとどんどんいろんなことが思い出されてきました。

自粛期間に、自分を見つめることができ、また初心に帰れたように思います。
マイスタジオを卒業して1年半。
いつも今!が最高です。
でもきっと私のことだからあと2〜3年もしたら、またふつふつと冒険心が湧いてくるのだと思います。
それもまた楽しみに、まだ見ぬ世界にチャレンジしていきたいと思います。

追記:私が写真の学校に通うきっかけとなったジュエリーの会社の撮影は今もまだ続けています。

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