かたちの鑑定士になろう!(2018/06 開催)レポート!

2018年6月3日(日)に、渋谷のみらいごとラボさんにて、math channel算数ワークショップ「かず・かたち・たんい はかせになろう~第2弾:かたちの鑑定士になろう!~」を開催しました!

算数の中でも苦手意識を感じるお子様も多い「図形」について小さいときから学ばせたい、親しんでほしい!というお声が多くありましたことから

実施させていただいた今回のワークショップ。 今回も、当日の模様をレポートいたします!

■「かたちの鑑定士になろう!」実施内容のご紹介


①勝ち抜け作図大会!

はじめに、いったいこれから何やるんだろう…という子供たちの緊張をほぐし、注目してもらうために、勝ち抜け作図大会を行いました!
3~4人のグループで、ひとりひとり10秒以内にお題となるかたちを書いてもらい、その中で誰が一番上手にかたちを書けたか拍手して決めてもらいました。

1回戦目は、「星」のかたちを、2回戦目は「丸」のかたちをお題として書いてもらいました!

特に、「星」は書いたことない子が多く、上手に書けているお友達の絵を見ながら書いている子も。
そういった子も、お友達の描いたものをみることで、どうやったら上手に書けるか?を学ぶことができていました。
ゲームという形で、実際に「かたち」を書くことで「図形」に対する興味関心を養いながら、ゲームが終わったころには、みんな緊張もほぐれ、笑顔になっていました!

②かたちの歴史を学ぼう!

つぎに、いまみんなが使っている「かたち」がどのように作られて、どんなものがあるのか知ってもらうために、かたちにはどんな歴史があるのか学んでもらいました。
実際の地図の画像を見ると、畑には沢山の四角形が使われていたり、ピラミッドは三角形だけれども実は長方形が重なってできていたりすることに子供たちはくぎ付け!

そのことを活かして、応用編として出てきた画像はパルテノン神殿。
みんな初めて見る建物でしたが、建物全体やその柱にも三角形や四角形がたくさん隠れていると気づくことができました。

そのうえで、これらの身のまわりにある図形には、一つ一つ名前があり、頂点が3つあったら「三角」形、頂点が4つあったら「四角」形というように、頂点の数がいくつあるかによって「〇角形」と呼べること、また他にも、丸というのではなく正確には円(えん)ということ、円をつぶした形はだ円ということも知ってもらいました。

このように、「かたち」の名前を認知できたことによって、おうちに帰ってからも、身の回りのものが、三角形や四角形…、どんな形で出来ているのか?を、実際に名前で表すことができ、これまでよりも、図形への興味・関心を高めてくれるはずです。

③三角形と四角形で家をかいてみよう!&何を使ったらかたちが描けるかな?

どんな形があるのか学んでもらったあとには、学んだかたちを使って様々なものが表せることを体感してもらうために、実際に三角形と四角形だけを使って家を書いてもらいました。

窓やドアや木のほかに、動物や花を書いてくれている子が多く、三角形や四角形だけでも色々な表現ができる!と感じられたと思います。

でも、他の人にも同じ家をつくってもらうには…?大きさがバラバラということもあり、正確には伝えられません。

そのために「作図」という方法が生まれた!ということを伝えました。 「作図」は、定規や分度器、コンパスという算数の授業ではよく見かける道具ばかりではなく、実は、ひもとピンやコブつきのひもを使うことによっても、出来てしまいます。

そこで、実際にどんなツールを使えば、どんな図形が書けるのか?を子供たちに予想してもらい、先生たちが使い方を実践しました。
紐だけあれば直角三角形が描けること、また、紐とピン2つあればだ円がかける?!こと、色々な「かたちの描き方」に子供たちはみんな興味津々。 コンパスと分度器に関しては実際に手に取って使ってもらいましたが、初めてコンパスを使う子も多く、描けたときには満面の笑みで、書いてもらった円をみせてくれました!

コンパスや分度器、だけでなく、紐やピンといった日常的なモノなどを利用した「かたちの描き方」を学ぶことで、「同じ形をいくつも作りだす手法があること」、また「そのための手法は様々あること」を知りつつ、今後目にする機会も多くなるツール自体への親しみも養えるコンテンツとしています。

今回の学びなどを通し、「かたちに対する感覚」を身につけ、養っていただくことで、「かたち」に関してのイメージができるようになり、
将来的に扱うこととなる「平面図形」「立体図形」の分野での基礎力を養うことができると期待しています。


■保護者様からのご反響

・かたちの歴史と作図の話が面白かったです。先生が細やかなことに心配りしてくださっていたことがとても良いなぁと思いました。アクティブ・ラーニングで能動的に学べるのが良いと思いました。(小学校1年生女子・お母様)
・いろいろな作図方法、特にひもを使った方法を教えて頂けて興味深そうでした。ありがとうございました。実際に子供達も手を使って作図したりするのが楽しそうで良かったです。(小学1年生男子・お母様)
・小1なので、まだ学校で図形について学習していませんが、形を作るにあたって様々な道具を使って作ることができることを学べたことが良かったと思います。(小学校1年生男子・お母様)

かたちの名称や、作図方法をただ学ぶだけでなく「かたちの歴史」という本質的な知識も含めて学ぶ、という内容や、
「実際手を動かして作図する」といった子供たちの自発的な学びを促す点にご評価を頂きました。 ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!

■今後のイベント予定

現在お申し込み受付中のイベント一覧はこちらにて!最新情報更新中です!!
→→ http://mathchannel.jp/news/workshop_04

もう6月!ということで、7月8月も夏休みに向けて続々とイベント・ワークショップの予定が決定しつつありますが、現在、広報がすでに始まっているもののみ、以下に記載いたします。
今後も順次、確定次第、ご報告してまいります!
<6月のイベント予定>
●渋谷にあるみらいごとラボさんでのワークショップです。

「かず」「かたち」「たんい」はかせになろう!
第3回『たんいの探検家になろう!』
6月17日(日)15:00-16:00 https://goo.gl/7165uj
<7月のイベント予定>
●幼児さんすうスクール「SPICA®」さんでの夏休みワークショップです
※詳細は本投稿添付のチラシ画像もご覧くださいませ!

<未就学児対象>

『「重さで遊ぼう」あれとこれ!どっちが重い?』
①7月28日(土)10:00-11:30
②8月26日(日)10:00-11:30

『いろいろな箱を作ってみよう』
①7月29日(日)10:00-11:30
②8月25日(土)10:00-11:30

<小学校1~4年対象>

『「単位ハカセをめざそう」長さ、重さ、かさ』
①7月28日(土)13:30-15:00
②8月26日(日)13:30-15:00

『作って考えよう!「立体のふしぎ」』
①7月29日(日)13:30-15:00
②8月25日(土)13:30-15:00

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