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キャリアはリープで作られる

こんにちは。30代40代の働く女性のキャリアリープ(キャリアを通じた飛躍)を応援するコーチの渡辺有貴です。
今回は2000年に独立して今年で独立20周年を迎える私のキャリアがどう作られてきたのか、苦労話も含めてお伝えしてみたいと思います。

新卒独立のキャリア
実は私は企業に雇われたことはありません。(学生時代のバイトを除く)24歳で大学院を卒業した時、そのまま独立しました。このことをお話しすると、かなり驚かれます。独立というと、企業で知識や経験、人脈を作ってきて初めてできるものとみなさん思われるからです。

学生運動のノリ
私の場合は大学院の卒業が2000年だったため、ちょうどインターネットバブルに重なっていました。その時、高校時代の友達二人とインターネットで立ち上がっていたebayやYahooオークションの仕組みと似たような物々交換のベンチャーの立ち上げを考え、3人でベンチャーキャピタルなどを回っていました。なぜ物々交換のベンチャーを立ち上げたいと思っていたかというと、貨幣を介した経済のやりとりが様々な現代社会の元凶であると感じ、そもそもお金を介さず、人が感じる価値同士で物の交換ができないだろうかと考えたのでした。経済学的な貨幣論など、様々な文献も読みながら、当時の社会を変えることができる仕組みを提供したいと思っていたのが始まりです。

終わらない競争
こんな風に書くとすごいと思われるかもしれませんが、就職活動をすることを避けていたという側面もありました。モラトリアムではないですが、大学受験、大学院での研究、その後自分は学者になるのか、企業で働くのか、コンサルのような花形の業種に就職するのか、こういった選択から目を背けたいと思っていたところもありました。受験競争の次は、就職競争、そして出世競争といった「終わらない競争」感覚があったのは否めません。社会的に意義のあるまったく違う世界、ビジネスの立ち上げを行うことで、目の前に見えている参加したくない競争を回避していたのでした。

後ろ向きであってもいい
私が独立して、様々なプロジェクトや会社との契約ができたきっかけの60%はこうした後ろ向きな目を背けたいことから始まりました。同時に自分や仲間と意気投合した「今の社会って変だよね!」という思いが、ビジネスプランを考え、ベンチャーキャピタルやインキュベーターにそのプランを持ち込むきっかけになりました。

リープすると景色が変わる
結局、私は2000年にインキュベーターを大学院の先生に紹介してもらい、プレゼンし、このプランを温めながら、そこでの他のプロジェクトにも参画させてもらうという機会を手にしました。それがあたかもわらしべ長者のわらしべのように様々な新しい経験、人脈、仕事に出会うことにつながりました。実は、その時に考えていたビジネスプランの名前も「e-warashibe」でした。(笑)何が言いたいかというと、キャリアでも誰かと思いを共有して、思い切ったことをしてみる(リープする)と、新しい景色が見えるのです。

キャリアのリープ
私の場合は思い切って、仲間とビジネスプランを作って持ち込んでいくということでしたが、誰かに自分の思いを話し、そこから思い切った行動を起こすことがポイントです。自分の中で考えたり、ちょっとした一歩ではなく、信頼できる人、思い切ったリープが鍵なのです。ということで、私はそんなリープを応援したいと思って、キャリアリープ・コーチングを提供しています。みなさん、キャリアでリープしてみませんか?


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