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本『The Non-Designer's Desing Book』の紹介

一言で表すと

デザインとタイポグラフィの基本原則を、多くの絵図と、良い悪いの対比で説明してくれる本です。

引用からみる学び

基本原則として4つ、コントラスト、反復、整列、近接あるとしています。ここではその整列の例ですが、整列を気にするだけで、デザインとしてとても見やすくなり、質があがっていくのがわかります。

勇気をもって、大胆に!(P.37)

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もう一つ整列の例です。中心に整列させることで、上図より、下図のほうがすっきりと見やすい印象が出ます。
基本原則の整列だけでもこれだけ印象が変わります。

もし強い縁をもつ写真や絵があるなら、2番目の例のように本文ブロックの整列の基準線をその線に揃えましょう。(P.48)

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中盤はカラーホイール、補色、トライアド、スプリット・コンプリメント・トライアド、類似色、ヒュー、シェード、チントなど、色の組み合わせの説明があります。
説明だけではなく、どういうところで使うと、どういう効果があるのわかる例もついています。ここでは類似色(P.97)を例に挙げました。

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終盤はタイポグラフィの話になり、多くの書体の説明、見え方、なぜその書体が必要になったのかの説明など、より理解が深まることが、絵図とともに描かれています。
ここではOldstyle(P.158)を例に挙げました。

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広告やWebだけでなく、パワーポイントや、活字だけのWordでも十分に通じるデザインだと思います。空白で語れるようになりたいものです。

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