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クラウド導入で失敗する企業・成功する企業(後編)

そもそも何故“クラウド”なのか?


 前編では、会社でのクラウド導入における様々な問題の例を示しましたが、せっかくクラウドを導入しても業務が改善されない理由は、会社に合ったシステム選びができていない、あるいは導入時に十分な準備ができていない、といったものが大半です。中にはそもそも業務改善ではなくDX化自体が目的になってしまっている、というケースも見られます。
 
 ここで一旦、なぜクラウドを導入するのか、という基本に立ち返ってみましょう。まず、多くの企業が解消したい悩みには以下のようなものがあります。
 
■データ入力作業や帳票の管理が煩雑
■ソフトウェアが複数あるので一つにまとめたい
■属人的な仕事を減らしたい
 
 これらの悩みはクラウドシステムの導入で解消でき、会社には以下のようなメリットをもたらします。
 
□業務がシンプルになり、処理スピードが上がる
□システムが一本化されデータも一元化できる
□社員のストレスが軽減される
□ペーパーレス、セキュリティの向上が図れる、etc.
 
 こうした効率化の成果と共に、業務の属人化も解消でき、スタッフは人にしかできない仕事、つまりクリエイティブな業務や、経験を活かせる判断業務などに集中することができるようになります。
 
 

クラウド導入成功に向けてのステップ


 以上の通り、限られた戦力を有効活用するためにクラウドを導入し、結果としてDXを実現できたというのが自然な流れです。ただし、これらの成果を得るためには、以下のように着実なステップを踏む必要があります。
 
(1)解決したい課題の洗い出し
(2)自社にあったシステムの選択
(3)導入時の適切なセットアップ作業
(4)効率的で正しい運用
 
 これら一連の作業を、現場スタッフが全て行うのは困難です。それでも強引に進めた結果「上手くいかない」と相談に来られる方も多いのですが、そうならないよう、導入前での相談をおすすめします。
 
 マッチアップでは、まず事前ヒアリングによる課題の見極めから始め、複数のクラウドシステムの中から最もマッチしたサービスを提案し、導入時のセットアップ、運用支援まで伴走しつつ、クラウド導入の効果を最大限に引き出して会社のポテンシャルを発揮できる環境を構築しています。
 
 参考までに、クラウドによる課題解決がもっとも期待できる3大業務は、「勤怠管理」「給与計算」「電子申請」です。もちろん、クラウドの導入が全ての答えという訳ではありません。そもそも現状の業務が紙ベースでも運用できないなど、ロジック化が困難な場合は業務内容の整理から始める必要があります。会社の個性や特徴に合わせて選択肢を提示いたしますので、まずはご相談ください。