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ニンプ無責任記録 ~あっちゅう間に産休~

妊娠34週目に突入した

経過はいたって順調だ。
血圧も引き続き注意は必要だがひとまず安全な値をキープしているし、意外にも血糖値の検査もクリアした。
胎児の推定体重は、2,000gくらい。

性別も明らかになった。
男の子。

エコーを見ながら先生が「ハイここあるでしょ」と指さした白いもにょもにょがおちんちんということらしかった。

どうでもいいが、周囲のひとに「男の子でした」と報告したところ「あー、ぽいね!」と言われることが立て続いた。
1人2人ではない、4,5人には言われただろうか。それもすべて子育て経験者から。
ぽいってなんだ、わたしが男児の親っぽいということか…?
経験者にしか分からないあるあるが何かあるのだろうか。

男の子は体力的に大変だとか、保育園入ってから体調崩しやすいだとか、先人たちからのいろいろな話を聞きながら、個人的には未知である「男児」という生き物との交流を想像している。

名前もそろそろ本腰を入れて考え始めないとなーと思ってはいるのだが、これがなかなかむつかしい。
人が一生背負うことになる看板を決める、というのはなかなか大仕事だ。
つかまえたポケモンのニックネームをつけるのとはワケが違う。

いくつか候補をリストアップしてはいるが、結局生まれて顔を見てからフィーリングで決めることになるのだろうな。
生まれてくるのは男の子だが、本人の性格や性自認がどう転ぶか分からないので、あまりジェンダーを特定しない名前がいいかなとは思っている。

それから、予定日の6週間前を切ったということで、今週から産休に入った。

ぜっっったいに無理と思われた業務引き継ぎもなんとか終えた。
完璧にできたとは思わないが、ええいあとはどうにでもなれ…!の精神で、残せるだけのものは残してきた。
大丈夫、大丈夫、会社なんてどうとでも回るもんである。と言い聞かせる。

しかし社会人になってから転職や求職の経験もなく、初めての長いお休みを前に若干の戸惑いがある。
先週末までは通常業務と引き継ぎに追われてそれどころではなく、ようやくこれからのことに目が向いたタイミングで、はてこれから毎日わたしは何をするのだろう…?となっている。

いやまあ入院準備なり産後の備えなりいくらでもやることはあるのだが。
ここ数週間は仕事以外にも引っ越しやら入籍のあれこれやらでバタバタしていたこともあり、身の回りのいろんなことが整っていない状態で、やるべきことは山ほどある。

一方でお腹はめきめきと大きくなっており、胎動を感じる位置も胸のすぐ下あたりまでせり上がってきた。
お腹が重かったり張ったりして、思うように活動できない日も増えていくのだろう。

この先の6週間、あっという間に過ぎるんだろうなと頭では分かっているのだが、今はまだ実感のないままベッドでごろごろしている。

そんな産休1日目の朝であった。

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