見出し画像

生き物が育ってきたぞ!の報告

~前回までのあらすじ~

 とにかく子を授からなさすぎるので、腹をくくって高度不妊治療に挑戦することにした秋月氏。ものすげえ出費と心身への負担とここまでして失敗したら立ち直れないかも知れない恐怖に怯えつつ、一連の治療を経て約3ヶ月が経過した……。


おなかに生き物がいます

 妊娠判定日にクリニックに赴き、採血の結果……移植した胚盤胞ちゃんは見事、妊娠成立とあいなりました!おぉ……生命!
 もろもろ経て現在妊娠14週、月数でいうと4ヶ月です。ここに至るまで流産可能性などのさまざまな緊張がありましたが、ひとまずぼちぼち安定に近づいているようで、妊娠初期に比べるともうだいぶ肩の力が抜けてきました。

 妊娠初期といえばつわりですが、私はかなり軽い部類でした。それでも食が細くなったり炊きたてのご飯と鶏肉が若干ダメになったりして、食べることができずに余った分を旦那さんに押し付けていたのが申し訳ない。どんどんデブになっていく旦那さん……。
 現在は一転して猛烈なハラヘリです。これから体重増加との戦いが待っているのか……。
 あとなんか妊娠前に比べて下腹が毛深くなった気がします。気持ちはわかるがそんなへろへろの産毛で一体何が守れるんだ人体よ。

 体内で小さき生き物を育てているといろいろなものが制限されますが、まぁ酒なんかは好きだけど別になくても全然生きていけるから余裕っしょと思っていましたが、何がツライってスシが食えないことなんですよね!免疫機能が下がるために食あたりしやすくなるということで、生魚・生肉・生卵は避けなければならないのです。スシ!完全栄養食品なのに!(※筆者はニンジャスレイヤー読者です)

胚移植とコロナワクチン接種

 ところで、コロナワクチンの接種券がこともあろうに胚移植と丸かぶりなタイミングで届いたんですよね。もうとにかくできるだけ早く打ちたかったので、胚移植の翌週に早速1回目の接種予約しました。
 巷ではあることないこと情報が飛び交っていましたが、私は基礎疾患持ちなのもあり絶対打ちてえ!な~にがワクチンで不妊になるじゃこちとら既に筋金入りの不妊じゃと思っていたので、念の為不妊外来クリニックでワクチンに関する疑問を解消し、万全の状態で臨みました。

クリニックで聞いたこと
・胚移植の翌週に接種のつもりだが問題はあるか
 →胚移植当日はもちろん前日後日は避けたほうがいいかとは思うけど、翌週なら大丈夫かと。ワクチン接種が原因で妊娠できないなんてことはないから安心してね。
・妊娠可能性がある中で解熱剤は飲めるか
 →市販薬はダメだけど、カロナールならOKなので処方してもらってね。
・打った所が痛い時にロキソプロフェンNaの湿布を貼っていいか
 →問題ないよ。痛むようなら貼ってね。

 1回目は刺した瞬間はほとんど痛みがなかったものの、腕はバキバキになり使い物にならなくなりました。ついでになんか下痢になりましたw
 2回目(このとき既に妊娠第6週でした)はなぜか刺した時の痛みが異様に強く、しかし1回目ほど腕へのダメージは強くなかったように思います。また少し腹がゆるくなるなどもしましたが、発熱することもなく(最高体温36.9℃)、だいぶ平和に終わりました。でも熱ないのにかすかに節々が痛むなどしたのが不思議な体験でしたね。大体知り合いみんな熱出してたし自分も久しぶりに熱出してみたかったと、まあ少しだけ思っちゃいましたよね、うん。
 処方してもらったのにまるで使わなかったカロナールは今後のお守りとして持っておこうと思います……。

 私が2回目を打つ少し前に、日本産婦人科学会から「むしろ妊婦さんは積極的に接種したほうがいいよ!」的な報告が出ており、オッやっぱり私の判断は間違ってなかった!という気持ちになりました。不妊になるどころか問題なく妊娠しましたしね。そんなことより妊娠した状態でガチ感染した時のことを考えるとゾッとしますよ。
 もうぼちぼち接種受付も少なくなってきた頃かと思いますが……皆さん、打ったほうがいいよ……!

未来へ……

 数え切れないハードルを越えて、なんとかここまで来れました。小さき生き物氏にはこのまま順調に育って、オギャアと元気に産まれてくれることを願うばかりです。今はまだ気軽に家族友人に会いに行けませんが、いつか必ず、新入りも揃って元気な顔を見せたいものですな。

ひっしゃにえいようを あたえることができます