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約12年の記者人生の終わりと、これから

9月末をもって、所属している出版社(日経BP)を退社しました。
記者・編集者はとても好きな仕事で、退社することは最近まで考えもしなかったのですが、1社に所属しているだけではできないような他所のお手伝いもしながら、好きな仕事も細々と続けられそうだということになり、変化してみることにしました。

化学者に興味を持って高専に入り、自分の飽きっぽさ(好奇心旺盛)などに気付いたことから目標を専門記者に切り替え、専門誌がひしめく日経BPに入社。記事の企画、取材、執筆、編集を繰り返して、約12年が経ちました。
週5日かかわる職場では、人間関係がかなり大きく影響してくると思います。言い方が適切か分からないけれど、私の観測範囲では社内に“邪悪な人”がいなくて、同期にも恵まれ、何人かいた所属長は、全て尊敬できる方でした。尊敬できる方が上司であり続けるというのは、それだけでとてもありがたいことだと思っています。

退社はしますが、日経グループとは今後もお仕事させてもらう予定で、連載コラムは継続、新たな執筆コーナーなども始まりそうです。メールアドレスは変わらず使えるとのことで、今メールでやりとりしている方は、そのままご連絡いただけます。

約12年で、記事を書くこと、編集することはある程度かたちになるよう、先輩たちに鍛えてもらいました。まだまだ「書く力」を磨く余地もたっぷりあるのですが、ここ最近はずっと、根拠のない自信のなさ、「私は書くこと以外だと何ができる人間なのか」分からない感覚がありました。活動の幅が広がって、いろんな方に出会ったことが、少しずつ私の刺激になっていたんだと思います。
そこで、一度だけの人生、思い切って外に出て、いろんな経験をしてみたいということで、「今の仕事を続けつつ、他の仕事もできるようにする」という、自分としては一番ありがたい選択をさせてもらいました。

今後は、私が信頼するパートナーやチームメンバーがいる「テクノロジーとクリエイティブでみんなを癒す」株式会社omnihealに所属して基本業務を行いつつ、個人やチームでお仕事を受けていく予定です。ヘルスケアに関心が高い人が集まるコミュニティ「SHIP」の運営や、医療現場であるおうちの診療所のオペレーション構築や広報などを通して、より現場感のある発信ができるようになればいいなと思っています。
他にも、今お声がけいただいている仕事を少しずつ始めていきます!
働き方も模索中なので、まだ様子見段階なのですが、新たな働き方ができるといいなと楽しみにしています。


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