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#MASUNOTANKA_T_2021 『布ならば三千円で売れるけど三千円の紙は売れない』(短歌と文=枡野浩一)#短歌Tシャツ #Tシャツ歌集 #MASUNOTANKA20TH






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初出/短詩系マガジンguca[グーカ]2号 2018.11 https://guca.jp/books/




 ついさっきまで新宿の伊勢丹で店員をやっていた。3時間立ち詰め。隣のブースで売っていた高級スムージーを飲んでから帰宅した。伊勢丹のロゴの下「枡野」と書かれた店員バッジをちらりと見せると少し割引価格になる。枡野浩一の短歌をスウェットに印刷した「スウェット歌集」が服飾ブランド「ストラマ」の商品として企画され、伊勢丹のファッションフロアで展示販売されることになったのだ。


 スウェット歌集などと突然言われても戸惑われるだろうか。Tシャツ歌集ならどうだろう。やっぱり戸惑うか。歌集デビュー20周年記念。代表作20首を1枚に1首ずつ印刷した全20首の「Tシャツ歌集」をクラウドファンディングで作りたいと呼びかけたら、目標額の370%の支援が集まった。全20首を申し込んだかたもいるし、迷いに迷って1首を選んでくれたかたもいる。パトロン数は415人。注文があったTシャツは合計752枚だった。

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枡野書店は、今はなき吉祥寺の雑貨店「四月」の中に生まれた、架空の書店の名前でした。2012年6/6に…

枡野浩一があなたの短歌にコメントするかも「枡野書店タンポポ」

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枡野書店にあなたのコーナーをつくれる「枡野書店アサガオ」七名

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枡野浩一が読み終えた本を送ったりする「枡野書店コスモス」五名

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