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noteで書く小説【設定・キャラクター】草案①


従来であれば、キャラクターに関してはある程度設定ができあがってきてから考えるようにしていました。

何故なら、どうすればより物語を面白く表現できるかは、構成によるところが大きいと個人的には考えているからです。


具体的に言うと、同じシーンでも、

『どのキャラクターの視点で見るのが一番内容をわかりやすく伝えられるだろうか?』
『どの立場からだと、より共感を得られやすいだろうか?』

こういったことを考え、そのためにも、キャラクターは朧気に、構成を詰める作業を優先していたわけです。


ただ、今回の『無償奉仕の公務員』の場合は、民生委員を中心に据えるということが決定事項である以上、まずはその民生委員本人と、周辺の人間をある程度決めておいた方が、構成に関しても組み立てやすくなるんじゃないかと思い、簡単なキャラクター設定を先に用意することにしました。

しかし順番的にはいつもと逆なので、後々変更する可能性が高いです。



さて、ではまず中心となる民生委員ですが、

根本的な問題として、男性と女性では、同じような問題を扱っていてもちょっと対応が違いますよね。

本人側は勿論、相手側の感じることなんかも。

性別なんて真っ先に決めるべきことなのでしょうが、どちらがより面白く出来るのかがまだ想像も出来ない状態なので、とりあえずは私の取材相手と同じ、女性でいってみることにします。
もしかしたらストーリー構築の段階で、急に性別を逆転させるかもしれません。

次に名前ですが、今回はそれっぽい響きにすることで覚えてもらいやすくしたいので、『民』・『生』・『委』・『員」のいずれかの文字を入れてみることにします。

勿論、適当なので変える可能性は高いですが、呼び方を決めなければ色々面倒なので、

民子(仮)にしておきます。


次に元々の職業です。
民生委員は、主に教員経験者や町会で活躍した人などが選ばれることが多いと聞いています。ただ、それだとしがらみが大きそうですし、必然的にちょっと高齢者になってしまいます。
個人的な要望として、主人公にはフットワークが軽くあって欲しいので、ちょっと若い年齢設定にしておきたい。
そこで現在の段階では、夫が大学教授で多趣味の専業主婦ということで進めていきます。


では、ここまでをまとめましょう。

○ 民子(51歳)女性
  夫が大学教授をしている ※1
  多趣味(生け花・茶道など)※2
  スクーター所持(移動に利用してもらうため)
  お嬢様育ちで世の中をあまり知らない(様々なことに新鮮味を持たせるため)
  息子、娘がいる ※3

※1 実際にエピソードを考える時に変更する可能性が高い
※2 周りとの交流に使えそうなものに変更する可能性あり
※3 実際にエピソードを考える時に変更する可能性が高い

とりあえず中心となる人物はこういう設置にしておきます。

そしてこういった人物像を考えている時点で、適当に閃いた【お嬢様育ちで世の中をあまり知らない】という設定を活かすためには、本人視点だとそのことを上手く伝えられない可能性があるということに気がつきました。
なので、他の誰かの視点で、民子(51歳)を見ながらストーリーを組み立てていくことにします。


連作短編なので、各話毎に視点主を替えるというのも良いかもしれませんね。


以上はまだ決定事項ではありません。
ですが次回以降はこの草案を基に、土台や設定を考えていくことになります。






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