エジプト🇪🇬から１週間ワーケーションしてみた。世界三大ウザい国😇

2024年9月23日 21:15

おつかれさまです。ソフトウェアエンジニアっぽいことをしていますMikiです。

3月にパリで開催されたKubeConに弊社UPSIDERのメンバー参加した後、ヨーロッパ周回の旅に出かけました。プラハのあとは日本で用事もあるし（6月に行われたGo Conference in Tokyo）そろそろ帰ろうかなと思っていたんですが、GWで日本行きは混んでいそうだなというのと、せっかくGWで日本では仕事が休みなのでもう一箇所インフラが心配なところに行ってみることにしました。
前回の話はこちら👇

なぜエジプトに

エジプトといえば、ピラミッド、スフィンクス、そして古代文明の神秘的な遺産ですよね。仕事ばっかりしていると、たまには「非日常」感に浸りたい時が来るわけです。まぁ直前までヨーロッパ周回してたんですけど…。
まぁ私が選んだのは、そう、カイロ。ピラミッドの横で「今日もプロジェクト進んでないけど、Go Conferenceの登壇準備もできてないけど、まあ古代文明のパワーで何とかなるかな〜」と自分を励ましつつ、コーディングしよう！というプランです。

プラハからカイロに行くまで

今回の旅は、前回滞在していたプラハからスタート。プラハからエジプトまではAir Cairoを使って飛んだんですが、直行便より安かったのでフルガダというエジプトのリゾート地を経由してカイロに行くフライトでした。
プラハ空港で「あなたエジプトのビザないからこのフライト乗せられないけども」とプラハのスタッフに止められ、「いや入国時にビザ発行できるはずだから調べてくれ」と一生懸命説明して通してもらいました。EU圏内での移動ばっかりだったのでひやっとした・・・。

そんなわけでエジプトはビザが必要でして、入国審査の前に必要書類の記入、ビザの発行料金？を現金払いをしてパスポートにシールを貼ってもらいます。エジプトポンドでもUSDでもEUROでも支払い可能だったので余ったユーロでお支払い。
そんなこんなでリゾート感満載のフルガダから入国したわけですが、国内路線への乗り換えのターミナルまでタクシー拾わないと難しい距離（歩いていたらとても間に合わない）ということに気づいて早速ピンチ。
タクシーも見当たらなかったのと、私と同じような乗り換えルートで移動する人もいなさそうで途方に暮れまして。最終的に大型バスの運転手を捕まえて「１ユーロやるから連れて行って！」とお願いし、大型バス貸切で国内線のターミナルに連れて行ってもらいました。

カイロ空港からはその辺で捕まえたタクシーで宿へ。運転手の運転は非常に荒くてマリオカートでもしてるんか？！というレベルで車を追い抜き追い越され。途中でジュースを買って差し入れてくれたはいいが、最後降りる時にしつこくチップを要求。とにかくエジプトの洗礼を感じつつ、Airbnbの宿に向かいました。

どう過ごしていたか

カイロでの滞在先はAirbnbの個室。なんと、テラスからピラミッドが見えるという夢のようなロケーション！

朝起きてカーテンを開けたら、ドーンと目の前に広がるピラミッド。という感じでもなくお部屋から見えるのはにぎやかな向かいの家族の喧騒、そして馬のフンの匂い。
まぁとりあえずテラスはピラミッドは見えるし、周りの建物より少し高くて遮るものもなく最高でした。あと猫ちゃんが４匹ほど。夕食と朝食時にはお肉の食べ残しの骨を与えると美味しそうに食べる。

だいたい平日はお部屋で仕事してたんですが、気分転換にテラスでやることも。事前に問い合わせていた通り、Wifiの速度も申し分なく、SlackやGoogle Meetsでのミーティングもスムーズに進行。朝食付きで、しかも追加料金なしで夜ご飯まで提供してくれるという優しすぎる宿のおかげで、食事の心配もなし。ただずっと宿でご飯もなんなので、周辺の美味しそうなテイクアウトのお店で調達したり、コンビニエンスストアでヨーグルトやチーズ、パンを購入して食べていました。
特に好きだったのが近所のサンドイッチのお店で買える山羊の脳みそサンド。ベトナムで山羊の脳みその煮込みを食べて美味しかったのでこれは外れないと思ってオーダーしたんですがお手頃価格（メニューに金額があってエジプト人向けとそれ以外の二重価格じゃない！）で臭みもなく当たりでした。

あとコメとパスタと豆にトマトソースをかけた定番ファストフード、コシャリ（炭水化物の塊）

ただ、カイロは「外に出るとなんともうっとおしい街」で。特にピラミッド周辺は観光地だからか、物売りやタクシーの客引き、さらには物乞いまで、次から次へと声をかけられる始末。「ニーハオ！」ならまだ可愛いんですが、恵んでといった意味の「バクシーン！」とか物売りの人の「１Doller！」とか背後からクラクション音を大音量で鳴らされまくって「タクシーどう！？」とか（最後は東南アジアでもよくあるやつ）
レストランや小売店でも値段をふっかけてくるので、最初は「おお、これが本場の交渉文化か」と興味深く観察していましたが、３日目にはもう外に出るのが面倒になってました。
交渉が前提の値段設定は、日用品を買うのですら面倒に感じるレベル。ああ、世界三大ウザい国に名を連ねるのも納得。
その点ではUberは救世主でした。ぼったくられることもなく、最後の現金チップの要求以外は快適でした。カイロの街中でタクシーに追いかけられながらUberアプリを開く移動が多かったです。

観光といえば、やはりエジプトに来たからにはピラミッドとスフィンクス、博物館巡りは外せません。1日タクシーガイド付きで観光スポットを回りました。ピラミッドはやはり圧倒的な存在感！スフィンクスは思ったより小さかったけど、あの表情に何か哲学的なものを感じました。鼻が折れてるのは、本で読んだ理由とガイドさんが言っていた理由が違ったので色々聞いてみた感じ「諸説あるのだな」と納得しました。

そして博物館では、古代エジプトの遺産に触れつつ、遊戯王の死者蘇生カードを思い出して感慨にふけりました。

ミイラは撮影禁止でしたが、髪の毛がかなり残ったミイラ、女性のミイラなど本物を見ることができて非常に興味深かったです。ちょっと目を背けたくなるグロさはありますが、これが数千年前に生きていたんだなぁと思うと古代エジプト文明の凄さと歴史を感じます。

面白かったのがガイドさんとのトーク。「家族は何してるの？」とか「一夫多妻制ってぶっちゃけどうなの？」とか、観光とは全然関係ない話題で盛り上がりました。ガイドさん曰く、「いや、一夫多妻制とか暇なお金持ちしか無理だよ平等に接する義務があるから。一人でも大変なのに」と苦笑いしていましたが、一人でも大変というのがリアルだなと妙に納得。

食事も予想外に美味しかったです！エジプト料理はグリルした肉、ナスやモロヘイヤを使った野菜料理も多くて、お腹いっぱい食べても罪悪感がない感じが最高でした。特に気に入ったのがモロヘイヤのスープ、そして朝食で出てくるファラフェル。豆で作られた小さなコロッケみたいなやつなんですが、これが毎朝出てきて、次第に朝の楽しみになっていました。