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スパイスカレーは毎日ごはんのアクセント

毎月1回多いときは2回参加するスパイスカレー教室。講師はバラッツさん。

通い始めて1年半。初めて1度も参加することなく4月が終わる。コロナだ。

スパイスカレーを作るだけなら、レシピ本もある。いろんなサイトで無料レシピもある。それでも通うのが楽しいのは、スパイスの話、レシピには書いてないちょっとしたコツやアレンジ、まだ行ったことのないインドの話がバラッツさんから聞けるからだ。「4月はどこも休みか。家で自主練やなあ」と思いながら、何度かスパイスカレーを晩ご飯につくっていた。

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ある日、アナン株式会社(鎌倉極楽寺にあるスパイス屋さん。バラッツさんは3代目)からメールが来た。いつも教室に参加しているみなさんへ、バターチキンカレーのスパイスセットを送る。販売予定なので感想など送って欲しい。えー!欲しい、欲しい!と、返信。住所などを送った。数日経って丁寧な手紙と一緒にスパイスミックスが届いた。さて、いつ作ろうかな。和食が続いた数日続いた後、スパイスカレーの日に決めた。

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改めて作り方を見て、材料を確認した。驚いた。

材料に玉ねぎが書かれていない。

さらに驚いた。鶏モモ肉を切ったら、包丁を使うところがない。

これは簡単。早速鶏モモ肉を切る。あ、その前に。ボールにヨーグルトとスパイスミックス、アーモンドパウダー入れるんやな。あと、にんにくとしょうがのすりおろし、と。全部入れて、お肉をボールに入れてよく混ぜる。あとはラップをして冷蔵庫へ。2時間ほど置いておくといいよとレシピに書いてあったので、その通りにした。

その間、古くなったリンゴ消費を兼ねて、スパイスりんごケーキを作って焼いた。

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さてそろろ晩ご飯つくろう。まずはバスマティライスを炊いておいて。

その横で、バターチキンカレーをつくろう。

え? バター100グラム? 

冷蔵庫からバターと取り出し、100グラム計り鍋に入れた。

大丈夫か? 

「僕、中性脂肪値、去年の健康診断で高かってん。今年は下げなあかんねん」

今朝夫が言うてたのを思い出した。そこに、鶏モモ肉を漬け汁ごと入れる。バターで煮ているようだ。さらに、もうひとつ。カレー教室と全く違う作り方があった。

トマト缶1缶の中身を鍋に入れる。

トマト缶? 

「トマト缶より生トマトの方がやっぱりいいよ」といつぞやのスパイスカレー教室で話していたバラッツさんを思い出す。

ええ? ええんですか? と若干不安になりながら、その通りトマト缶の中身を鍋に入れた。木べらで混ぜながら、トマトは潰して、蓋をして弱火。そのまま15分。

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その間にたけのこのポリヤルを作ろう。バラッツさんのキャベツのポリヤルレシピがあったので、それをたけのこに変えて作ってみた。


ポリヤルを作っていたら、15分経った。生クリームを入れる。レシピには1パックとあるが、冷蔵庫にあった使いさしの生クリームを入れる。3/4ほどあったからまあええとしよう。カスリメティを入れて完成。

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たけのこポリヤルもできた。味見して塩を足して完成。

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バスマティライスとカレーもよそって、さあ食べよう。

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「バターチキンカレーやのに、さわやかやなあ。美味いわ」中性脂肪を気にする夫。「美味い」とひとこと言い、お代わりをする息子。よかった。好評だ。

うん。美味しい。玉ねぎもトマトも切ってない。1種類ずつスパイスを入れていくのもやってない。「作ったぞ!」感は薄いけど、美味しい。これやったら。もう1品カレー作ろか、とか、野菜ないからサブジかポリヤル作ろか、という気になれるなあ。そんなことを考えた。

大学生の息子。会社員の夫。二人とも終日在宅で過ごす日々。ごはんが楽しみのひとつになっている。ごはんに味噌汁、肉か魚のおかずに野菜。食べ飽きない食事がいちばん落ち着くので、そんな晩ごはんが続く。が、つくる私も、食べる家族も、たまにはアクセントが欲しい。スパイスカレーは、毎日のごはんのアクセントになっている。

美味しかった! 今日も家族元気に1日を終えた。バラッツさん、アナン(株)のみなさん、ごちそうさまでした。またみんなで、スパイスカレー作って食べる、楽しい時間がくるのを待っています。それまで、家族とおいしくスパイスカレーいただきます。

美味しいはしあわせ「うまうまごはん研究家」わたなべますみです。毎日食べても食べ飽きないおばんざい、おかんのごはん、季節の野菜をつかったごはん、そしてスパイスを使ったカレーやインド料理を日々作りつつ、さらなるうまうまを目指しております。