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半年ぶりに帰ってきた教室での授業

カンボジア教育省からすべての大学に授業再開の許可がおりました。半年以上続いたオンライン授業に終止符が打たれ、やっと教室での対面授業が再開しました。

授業は目と耳だけで受けるのではない

もう6回も授業を受けている先生に「はじめまして」って挨拶するのがくすぐったかったです。みんなの最初の一言は「先生が若い」。画面上でもっと”おじさん”だと思っていた先生たちが、実際に会うと若い! みんなそれだけで浮き足立ったりしました。こういうところで笑うんだ、とか、説明するときにはこんな動きをするんだ、とか、やっぱり体ごと動く先生の授業の方が、吸収力がいい、そう感じます。
授業って、目で見てと耳で聞くだけで受けるものではなく、臭いとか触感とか、そういった要素も必要だとわかりました。
あと、もうひとつ。”パソコン画面は人を老けさせる”。

止まらないディスカッション

もともとディスカッションが好きなメンバーがそろっているとは思っていましたけど、リアルな授業に戻ると、みんなコメントにコメントを重ねて、アクティブなディスカッションが繰り広げられました。
オンラインのとき、ミュートにするだけでなく、画面すらオフにしていたあいつもこいつも、我先にと話し出すから不思議。
オンラインでは、少しでも終了時間をすぎると、「もう終わりの時間だよね〜」ってチャットしてきたみんなが、授業が20分伸びてもまだしゃべり続ける始末。
みんな、リアルなディスカッションに飢えていたんですね。

オンラインは便利だけど教室の代わりにはなり得ない

オンラインはあらゆる可能性を広げました。学校での授業もそうですが、仕事でも、いろんな概念を覆しました。わたしがカンボジアにいながら日本の仕事ができているのも、すべてオンラインの恩恵です。
でも、こと、大学の授業に関しては、まんま教室で受ける授業の代わりにはならないとわたしは思います。
体で感じる理解力と、新しいことが学べることに対して襲ってくるワクワク感。これらはオンラインでは、少なくともわたしは感じませんでした。

半分はオンラインで終わってしまいましたが、後半戦、せっかくリアルに戻ったことだし、これまでの倍吸収していけるよう、鼻息荒く授業に望んで行こうと思います。校舎の階段だって、二段とばししちゃうんだから!

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