楽しくてもだめなんかい

1月末の数日間、突然調子が下がってしまって、というか転落してしまって、やばかった。
普段幸せを願っているやわらかい景色が様変わりして、お願いだからその光を私に向けないでくれ消えてくれ、と本気で思うようになってしまうのが毎度毎度心底ふしぎ。
勝手極まりないし、人間ってほんとに気分で出来てるんだなと、沼から這い上がった後に思い知らされる。

今回の原因はたぶん、このところ楽しく充実していたから。
いろんな人と会えたし、去年から準備している音楽のことも前進してわー良かった!とはしゃいでいるまにも心身の疲労はきっちり蓄積、ある朝起きると涎を垂らしている、身体も心も正常に動かなくなっている。あーあ。
これは、つらいことで調子を崩す時とは全く種類の違う絶望感がある。
楽しくてもだめなんかーい、と。


・・・

…極端な話

音楽のことを考えず仕事を減らしに減らして友人と会う頻度も必要最低限にし都会から離れれば、絶対に体調は良くなる。
緊急事態宣言のときのように。
あの時期、これまでと同じ生活ができないことに息苦しさを覚えつつも、(不謹慎だけど個人の単位でいえば)毎日のんびり猫と過ごしてスーパーへの道中でお散歩気分を味わい、食べて寝るを繰り返す。それはとても『平和』だった。


動けなくなるたび、全て終わらせた方がいいよと天秤が傾いて、その傾く様子が、こわい。
私に出来ることは、心に余白を保つこと。
楽しささえ摂取しすぎないように。つまらないなあと思っても、やすみやすみ。



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