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日本のサブカルは思ったよりも海外に輸出されていないのか?

こんにちは、ますあかです。「#日本の勝ち筋」について考えようと思い、私も意見を挙げたいと思います。

今回は日本のサブカルコンテンツが思ったより海外に輸出されていないかもと感じ、noteにまとめてみました。

なぜ私が日本の勝ち筋を考えるようになったかは、次の記事にまとめてあります。

ある日のポケモンセンターで感じたこと

池袋のサンシャインシティに『ポケモンセンター』と呼ばれるポケモンのグッズを取り扱った専門店があるのをご存知だろうか?

サンシャインシティに足を運ぶこともあり、私はポケモンセンターの賑わいをよく観察していました。

ポケモンセンターメガトウキョーは、店舗が広くグッズも充実していてポケモンファンにはたまらない場所だ。

いつも多くのお客で賑わっていて、2019年の映画を見に行った時にポケモンセンターに立ち寄ったら、とんでもない人の数だった。

具体的に言うと、レジ待ちで45分以上並ぶのだ。(記憶があやふやだが、レジ台は15台くらいあったはず...。)レジ列は店舗の外まで並んでおり、「ポケモン人気すごいなあ~。」と思ったほどだ。

その中でも気になったのが、外国人観光客の購買量だ。レジ籠いっぱいに人形や文房具を詰め込んでいるのがすごく印象的だ。

カップルでお揃いのブイズキーホルダーを購入していて微笑ましく感じたし、ガタイのいい白人の兄さんが一生懸命ピカチュウかイーブイの人形を悩んでいる姿を見て、不覚にも可愛いなと感じてしまった。

話を戻そう。私はこのポケモンセンターの光景を見て思ったことが、「こんなにグッズ購入してトランクに入るんだろうか。」や「いやいやそんなに日本で買わなくても海外に売ってないのかな?」

そう。重要なのは、「いやいやそんなに日本で買わなくても海外に売ってないのかな?」

あれ?ポケモンほどの人気コンテンツのグッズなのに...。グッズの入手がそんなに難しいのだろうか?


リクエスト型おつかいサービス『Otsukai』?

外国人観光客が楽しそうに買い物をしている姿を見ながら、これ来日した時にしか買えないって、メリットでもあり、デメリットかなと感じた。

そんなことを考えながら、日々を過ごしているうちにその感想も頭の片隅に置いてしまった。

そんなとき、ふとこんなECサイトを見つけた。

日本ポップカルチャー専門の越境おつかいサービス『Otsukai』

何だろうと試しに覗いてみたら、衝撃がすごかった。

Otsukaiとは?
海外からの「○○が欲しい」というリクエストに対し、日本人が販売可能な商品を提案する「新しい越境マーケットプレイス」

おつかいのリクエストを見てみると、ポケモン、サンリオ、人気漫画のグッズ、アニメグッズなど。

改めて日本はコンテンツに溢れているのだと感じた。

このOtsukaiがリリースしたのは、2018年8月。2018年7月末の事前登録の段階で1万人越えの海外ユーザーが登録していたそうだ。

?!

これってつまり日本のコンテンツって私達が思っているより輸出されてなかったりするのか...?

私はこのことにひどく衝撃を覚えた...。


日本由来のコンテンツの売り上げシェア

2018年11月に内閣府知的財産戦略推進事務局が「知的財産戦略に関する基礎資料」と言う資料をまとめている。

その中に「日本のコンテンツの海外展開状況」という調査項目がある。2016年と少し古いデータだが、面白いデータが見られる。

コンテンツの海外市場規模と日本由来のコンテンツの売り上げシェア(2016年(日本を除く))
・日本由来コンテンツの売上は約260億米ドルと海外市場規模全体の4.4%を占める。
・そのシェアは分野ごとに異なり、マンガ、ゲーム、アニメ、キャラクターの順に大きい
【内訳】
コンテンツ合計 4.4 % (590)
放送 0.9 % (351)
ゲーム 20 % (80)
映画 0.6 % (63)
アニメ 9.8 % (49)
音楽 0.3 % (33)
キャラクター 7.4% (12)
マンガ 37.8 % (1.4)
(単位:10億米ドル)
出典:経済産業省「コンテンツ産業政策について(Roland Berger 調査)」(2017年)

この数値を見てどう感じるのかは人それぞれだと思うが、日本はコンテンツ市場の売り上げシェアをもっと占めているのかと勝手に思っていた。


日本のコンテンツ輸出は変わってきた

上記のデータは2016年と少し古い。最近の情報について調べてみた結果、以下の記事を見つけた。

東京新聞の記事によると、海外の動画配信会社にコンテンツの配信契約を結ぶ流れが広がっており、他にも日本のドラマ原案を現地にローカライズして販売する「フォーマット(原案)」など、様々な海外ビジネスの手法が見えてきているそうだ。

日本のコンテンツはこれから伸びていくだろう。というか伸びてくれなきゃ悲しい...。


私の個人的な意見まとめ

日本コンテンツが海外にどのくらい輸出されているのか調べた結果、個人的には「思ったよりあんまり輸出されていないのでは?」が感想だ。

課題は今後日本が海外にコンテンツ輸出をどう進めていくか?

個人的には、海外に営業できプロデュースできる人材かつ国内のコンテンツ市場に詳しい人がもっと多く必要だ。

個人でもっと日本コンテンツの魅力を海外に伝える場も必要かな...。

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