見出し画像

地方のこれから/拡がる教育格差/行くか戻るか

地方で心配している「これから」。

世界的にも大きなパラダイムシフトが起こるであろうこのタイミングで、眼の開かない地方は、ふたたびかつての価値観に戻ろうとする可能性が高い。


高いというより、二者に分かれるというのが正しいかもしれない。


学校は特に古い価値観に囚われていたことがこのたびの危機で、すでに明らかになっている。
地方+学校は、強くかつての価値観に戻ろうとすることが容易に想像できる。


休校解除後、こともあろうに、普段の大人数の教室&授業運営にいきなり戻ろうとするかもしれない。
(すでにその兆候はあるようだ)


もし、あなたの(子の)通う学校が、分散登校や授業での人数変更、少人数クラス編成が行われないとしたら、まさにこれに該当することになるだろう。


このタイミングで、未来に向けて舵を切れるか否か。

これこそが今最も考えなければならない「格差」なのかもしれない。


格差とは単に差別的であったり、不公平であることではない。
格差とは、当該者の努力では超えることのできない絶対的な壁、障壁のことを指す。


地方では通う学校を選択することは不可能に近い。


市民の側、親の側に選択肢がないことで、「ただそこに住んでいる」ことが致命的な事態を生んでしまうのだ。



地方で心配される「これから」。

私たちは何処へ行くのか、行けるのか。


(おわり)




記事を気に入っていただけると幸いです。NPOまなびデザンラボの活動の支援に活用させていただきます。不登校および発達障害支援、学習支援など、教育を通じたまちづくりを行っています。