【管理教育がすでにもたらしている結果】
【管理教育がすでにもたらしている結果】
管理統制指示命令、(やることは全部決めてあげるので、決めたことを黙ってやりなさい教育)が、
一応、まあ何年か続いてしまったので、
(おそらく今まで一番、これが強力に作用した時代と言えるかと思いますが)、
一定の結果が見えてきました。
小中学生の姿を実際に見て、見えてくるものとでも言いましょうか。
認知・非認知の力、全般を眺めると以下のようなことが、傾向として見えてきます。
1・コミュニケーションの力がない
→もともと低下の一途を辿っているので、もう一段、二段、力が落ちてきたという意味です
2・会話や対話における発言数の減少
→1に関連して。自分の頭で考え、言語にして伝える。その機会を失っていることが背景にあるように思います。
2・黙って聞いておく学習、が標準になった
→これは近年指摘してきた通り。一つの姿として顕著になりました。まびや学習において、そういう価値観を持つということを意味します。
3・言語能力の低下
4・読解力・理解力の低下
5・主体的に何かに取り組む意欲の低下
6・知的領域に対しての興味・関心の低下
7・抽象度の低下
→6と7は関連性のある項目になります。知的領域は、フィジカルによらない、情報空間での脳の活動です。抽象的な概念の理解やそのオペレーションをする力は当然下がります。
8・暗記力の低下
→これはすでに7−8年前から劇的に低下が始まっているので、項目に挙げるだけ挙げておきます。
8・指示された通りに行う従属する力の上昇
小学6年間、中学3年間、高校3年間、合計12年間は非常に強力な力をもつと言っていいでしょう。
流石に、もうこのくらい長いと、ですね、目で見てわかるレベルの明白な結果が見えてしまうわけです。
ヒトが最も成長するときであることは間違い無いですから、やはり、ここでぜひポジティブな学びを得て、伸びて欲しいと願っています。
(おわり)
5.26もくもく会@山口県周南市(リアル開催)
5.18小学生無料学習指導@山口県周南市
5.30 不登校茶話会 @山口県周南市
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