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子どもと音楽のふれあい方①

たま~に小さいお子さんの生徒さんの親御さんに訊かれる質問があります。

「音楽好きになって欲しいんですけど、どういうのを聴かせたらいいんでしょう?」

(あくまでも個人的な見解ですが)これね、基本的に親御さんの好みでいいとは思うんです。僕の場合で言えば母がクラシック好きだし、父はビッグバンド(Jazzやラテン)やムード音楽(ポール・モーリアとか)、更にはプレスリーが好きで、それらが良くかかっていました。これは僕の音楽性に如実に影響を及ぼしていて、ポップス系の曲のオケ・アレンジなんかを考えるとポール・モーリアっぽくなりますしね(^^)。僕の硬軟取り混ぜた幅広い好みはこのあたりで醸成されたのかと思いますし、それは今の仕事にも活きています。そして基本的にはクラシックピアノをメインに仕事してますし。

それらをなるべく流しておく。「きちんと聴く」よりも「身近に音楽があって、気軽に触れられる環境を作る」ことの方が大切です。

・・・とは言っても大音量で・・・というのはちょっと避けた方がいいかもしれません。神経系が未発達な幼児期・小児期はあまり刺激の強いものは好ましくない場合が多いので、会話ができるくらい、BGMくらいの音量でかけるのがいいんじゃないかと思います。

子どもと言えば童謡ですが、これも是非たくさん一緒に聴いて下さい。お子さんと一緒に楽しく歌うようにすると最高です。歌うことは音楽の基礎ですから、将来何の楽器をやるにせよ、歌が好きなことは非常に大切です。

何回か聴いているうちに次第に子供さんの好みが出てきて、「あのお歌がいい」というようにヘビロテ化することもあります。気分によって違うのが聴きたい・歌いたいということも出てくるでしょう。それもまた好しです。ちなみに僕の弟は買ってもらった童謡のカセットテープ(懐かしいですね)がいたく気に入りまして、テープが伸びてしまうまで聴いていました。そんな彼は今、アマチュアバンドでベースを弾く立派な音楽好きになりました。

次回は、クラシックならどんな感じのものを聴かせるといいか?ということを書きたいと思います。

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