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【対談型】マスマススタッフの気になる記事5選#4/2020.1

マスマスインターンの井上です。11月から始めたインターンも、早いもので1月末の終了に向けて残り数日となりました。短い期間ではありましたが、普段とは違う環境で働き、多くの学びと出会いがあり刺激的な3カ月間でした!

さて、こちらでは、これまでHPやFBで、イベントの様子や入居者さんのご紹介などを地道に発信してきましたが、意外と私たちがどういう視点でコミュニティ運営をしていたり、どんなことにアンテナをはっているかについて発信する機会が少ないよね、 、

というスタッフの声から始まったマスマススタッフの気になる記事5選を紹介します!

👇前回の記事はこちら👇



今回はこちらのメンバーが担当します!


もりかわ、ほりごめ、たにもと、いのうえ

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今月は以下のラインナップで
マスマススタッフの気になった記事5選を
みなさんにお届けしたいと思います!


1.「受託」は時代遅れになり「共創」へとシフトする。顧客との関係が変われば、活躍する人材も変わる。/ 爲廣 慎二(TAM代表)


もりかわ:少し前にシェアされていたこの記事。2020年になって、あらためてTAMのtamehiroさんのこのnoteの流れを感じている人たちが、シェアする形でタイムラインに流れてきましたね。

「受託」より「共創」というスタイルが、かっこいいとかそういう話ではなく、本当により良いプロダクトやサービスを開発できる仕事のやり方を突き詰めていったら、たどり着いた世界ですよね。コワーキングやシェアオフィスという”場”に、人が集いはじめているのもこの大きな流れがあるから。

あとは、「会社」とか「組織」ではなくて、完全に”個人”の時代に。なんでこの人に仕事を依頼したいのか、なぜこの人は付加価値を生み出せるのか?そこへの価値が圧倒的に高まってますよね。仕事へのコミットの仕方が大きく変わってきているのを、まさに感じてます。

いのうえ:「組織はエッジの立った個の集合体」という言葉は組織人として危機感を持ちました。組織に所属していて、意外と難しいなと感じるのが、ここで言う「エッジ」の部分をどう自己認識して育てていくか。自分の場合は本業である店舗開発の仕事と半歩ずれたプロジェクトに関わるときにこれまで当たり前に行っていたことが「エッジ」だったと気づく経験が多々あります。ただ、そういう機会って組織の中では待っていてもなかなか訪れないので、プロボノなんかも含めて、腕試し的に外に出てコワークする経験をどれだけ積めるかが必要になると思いました。

ほりごめ:2019年、ぼくはマスマス以外にもいくつかのプロジェクトに参加してチームで動くことを経験しました。そこで感じたのはまさに「誰もが何かしらの分野で卓越した専門家にならなければならない」ということ。井上さんのいう通り、違うチームで働くことで思ってもいなかった自分の強みに気づけたことも良かったです。


2.Whyとは何か?を言語化してみる/土屋尚史(グッドパッチ代表取締役)

ほりごめ:Goodpatch代表の土屋さんのnoteが最高でした。
サイモン・シネックの「why」のTED動画もありますけど、ぼくが正月に読んだ「組織の未来はエンゲージメントで決まる」(英治出版)にもリンクしてて。ぼくらもwhyを語れるチームを目指しましょう!

いのうえ前回取り上げたビジョンドリブン経営の記事に引き続き共感できる内容でした。ひとつめの共創のはなしも踏まえると、共感できる「Why」に優れた「個」が集まっていく時代になりそうですね。マスマスも今まさに、この「Why」の部分を考えていますよね?

たにもと:まさに先日、この記事を参考にマスマスを運営するマスマススクエアの「Why」を言語化する合宿を行いました。「Why」の重要性から、それを言葉にしていく際のプロセスが丁寧に解説されており、これは課金しても良いと思わせるほどの記事でしたね(笑)

もりかわ:ある意味課題はいくらでも見つけられる時代。では、それらの課題に「なぜ」僕らが取り組む必要があるのか?「なんで」やっているのか?ここをしっかり描けていれば、本当の意味でお客様やクライアントのみなさんと、一緒に良い未来を目指せるはず。1つ前の記事のように、「共創」と「受託」を前提とする、パートナー企業との関係性は、ここで決まってきますよね。


3.自治体もサステナブル経営を意識する時代へ(4)/伊藤 大貴(株式会社Public dots & Company代表取締役。元横浜市議会議員)

もりかわ:元横浜市市議会議員の伊藤さんの記事。元日経BP社の記者だった伊藤さんが10年間の地方議員生活の経験を活かしつつ、あたらしいアクションをはじめていらっしゃる。都市戦略や公民連携のあり方を通じて、次のステージの社会のあり方を発信されています。

その中でも、今回は自治体経営について。公務員の副業・兼業を促進については、先日地方のプロジェクトにジョインさせてもらった際に、民間から自治体職員に転職された方から同様のお話を伺ったところです。ビジネス感覚を持たない行政職員が多いばかりに、地域起こし協力隊の独立、移住支援の枠組での創業サポートにおいて、本当の意味で支援することができていないとおっしゃっていました。支援を受ける側が、やっぱり本気で聞いてくれないと。そこがもどかしいと。その方は、公務員でありながらクラウドファンディングの起案者となり、実際にプロジェクトの主体者となってアクションし始めていて、そこから得られたことが本当に大きいと。そういった経験が、支援側がリアルに経験しているかどうか、大事ですよね。

いのうえ:地方議員が兼業として自身の地域外のビジネスに関われることを知りませんでした。私たちも地方自治体と一緒に仕事をすることがあるのですが、共通理解を持てずに難しさを感じることが少なからずあります。両方を経験した人材が自治体の中にいてくれると、事業のスピードが上がり進めやすくなるかもしれませんね。マスマスは成り立ちもユニークですが、公民連携についてはどのように考えていますか?

もりかわ:まさに伊藤さんがお話しされているように、公と民の垣根がどんどんなくなっていく時代になると思います。その理由は、その方がサスティナブル(持続可能)だから、課題の解決にも時間がかならないし、必要な財源は民間から得られたり。どう考えても、そうなっていく時代で、そのための人材が必要なんですよね。

先日ブリティッシュカウンシルの方とお話する機会があって、イギリスでは地域の未来を作る”リーダー”を生み出すためのプログラムを予算をとって実施していると。横浜でも、クロスセクターの感覚を持って活動できる人が増えてきていますけど、全然足りていない。そういう人を、僕らのコミュニティを通じて、自然発生的に生み出せたら、いいですよね。シゴト、プロジェクトの実践においてしか、その感覚はやっぱり得られないはずだから。


4.横浜市より人口増加率高い「神奈川の町」の変化 住民も認める「特徴のない町」で何が起きたか/東洋経済オンライン

ほりごめ:正直、同じ神奈川で、開成町がこんなことになっているなんて知らなかった。ここで紹介されてる”かいせいびより”のサイトめっちゃイケてますね。

いのうえ:これは谷本さんが選ばれた記事ですよね。私は開成町の取組が気になって他の情報も調べてみると、小児医療費の女性上限を小学6年まで拡充するなど子育て世代の呼び込みにこれまでも力を入れていたようです。ブランディングによる情報発信もこの世代にフォーカスして進められているように見えました。公民できちんと共通認識を持てていたのでうまくいった事例ですよね。横浜含め、神奈川の他の地域の方からは開成町の取組はどう見えているのですか?

たにもと:僕も今回の取り組みこの記事で初めて知りました。瀬戸酒造や、マイクロブリュワリーであるGarapago Racingはチェックしていたんですが。

個人的には神奈川の西側はこれからもっと熱くなるのではないかと予想しています。若い世代の中でライフスタイルを重視する価値観が強まっているからです。山側の開成、山北、そして代表のもりかわも住む海側の大磯、二宮、小田原、真鶴などは、少しずつそういった層に向けてのPRがはじまり、そこに住むプレーヤーが可視化されてきているような気がします。

マスマスはこういった自治体、プレーヤー、地域に関心がある人とつながるハブになっていきたいですね!


5.航空券サブスクリプションサービスの実証実験を開始します~関係人口創出による地域活性化に向けて~/ANA×ADDress

いのうえ:今回も最後は私が選んだ記事です。話題のADDressとANAによる取組です。ちょうど、政府の地方創生交付金による兼業支援策が発表されるのと同じタイミングでの発表だったのでなんだか深読みしてしまいます。こちらは賛否両論あるようですね。いずれにせよ、交通インフラの環境整備が進んでくると地域をまたいでの多拠点ワークはさらに増えていきますね。森川さんはこの提携をどう思いますか?

もりかわ:昨年結婚して、北海道がもう1つの実家になった僕としては飛行機に乗る機会が確実にこれからの人生で増えるんですよね。でも、インターネットの急速な普及の中で、ビジネストリップは確実に減っているだろうし、人口減少の日本でも数十年先は本当に利用者数減るんだと思うんです。そうなると、こういった枠組みを活かして、地方に出かける人をサポートしていくアクションが大切に。ナイスチャレンジですよね、素晴らしい。

あと、地方創生交付金の兼業支援策、これはなんで関東のみなの?おかしくな?ってみんな言ってますね。人のパイが大きいからだと思うんですけど、Localを本当に元気にする施策を持っているのはLocalでリアルに実践している真のチャレンジャーのみ。企業の属した、売り上げ目標を達成しにいくだけの企画屋さんだけでは、絶対にうまくいかないところも多いと思うんです。だから、今一緒に活動している奈良県東吉野オフィスキャンプの坂本さんなんかを見てて思いますけど、彼のような人材こそ、他のローカルにもっと足を運んでもらって、交流をした方が絶対に価値生まれると思います。

ほりごめ:ぼくの周りでは多拠点生活に関心ある人はとても増えていて。複数の地域性を体験できたり、繋がりが増えると物事をより俯瞰的に捉えることができるようになりますよね。それぞれの地域の良いところを結び付けられる人も求められていると、地方自治体の方とお話していると感じますね。
マスマスでもそうした動きをしている方とイベントすることも多く、2020年もこの分野はますます面白くなりそう。

昨年末は、秋田の五城目町とコラボしてイベントを行いました!
https://massmass.jp/project/interview_ushida/


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