masa

遅蒔きながら社会人デビュー。 そろそろ二十代前半とは名乗れなくなる年頃。

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遅蒔きながら社会人デビュー。 そろそろ二十代前半とは名乗れなくなる年頃。

最近の記事

自分らしさ

今の時代、能動的にアクションを起こさなくとも、玉石混交の情報が自分へと無数に流れ込んでくる。 流れ込む情報の中には、宝石のように輝いて見え、もっと詳しく深く知りたいと思うものもある。 私達はそんな宝石を欲しいと願っては、私は情報が流れる川に両手を突っ込み、掬い上げる。 能動的に情報を知ろうとすればするほど、目に入る宝石の数も増えていって、あれもこれも欲しくなっていく。 すると、もっともっと沢山の宝石が欲しくなり、必死に何度も両手を川に沈めては掬い上げる。 けれども全て

    • 痛みを知った意義

      かれこれ四年前、大学二年生という一般にはこの世の春を謳歌するはずであった時期、私の心は深潭に落ちていた。 所属していたサークルでパワハラに苦しみ、裏切られ、孤立し、サークルを辞めた後も心を何度もどん底に叩き落された。 それでも、理解ある大切な友人達との対話、短期ながらも思い切った留学、そして一歩間違えればさらに症状を悪化させかねない自己との絶え間の無い対話の末に私は立ち直り、今の境地に至った。 この経緯の話についてはいつか書き記しておこうと思う。 とにかく、私は過去

      • 25歳、とある野球ファンの野望

        私は野球が好きである。 正確に言うと、他人に野球の魅力を伝える瞬間が好きである。 気心知れた友人と飲みの席で、野球場で、野球が趣味らしい初対面の女性の前で、そうでなくても私に関心を向けてくれる人の前で。 なぜプロ野球があれほどの規模のエンターテイメントとして成り立っているかが、話相手に少しでも伝わる瞬間に喜びを感じる。 そして最近思い至った。 思い至ったというよりも、昔から潜在的にそうしたいと思っていたのかもしれない。 もっと多くの人に野球の魅力を伝えたい。 今は便

        • 私が私であるために必要な時間

          私は、遅くまで研究室に残りつつ、翌日朝早く研究室に来られる人々が不思議でならない。 最近の私は、余程作業にのめり込んでいる時でなければ、9時過ぎには家に帰れるような時間に研究室を出る。 そこから私は、怠惰に、自由に、思うままに時間を浪費する。 そして私は朝起きてから凡そ2時間後に家を出る。 余程の用事が無い場合は、概ねこのような生活を送っている。 このように生活していると、朝は私よりも早く研究室に来ている同期が過半数で、私よりも遅く帰る同期はいつも数名は居るし、今日に至

        自分らしさ

          近くて遠いゴール

          締切が近づくにつれて緊張感で眠りが浅くなるのか、最近はっきりとした夢を見る。 そして、いともたやすく目が覚める。 そうして目覚めた後、布団の中でスマホを開き、しばし現実逃避。 ソシャゲのスタミナが切れた所でようやく観念して布団から這い出る。 寒い。 さっさと身支度を整え、ちゃんと研究進めてますよ?という体裁を保つために、後ろ髪を引かれながら家を後にする。 研究室までの道のりは、無心。 ぼーっと、思考を放棄していられる時間。 会社勤めが始まって、通勤時間が延びたら読書の時

          近くて遠いゴール

          僕のポケモンは友人界隈の対戦環境を変えた

          あの頃友達と遊んだ数々のゲーム以上に面白いゲームを私は知らない。 20代半ばの私たちの世代にとって、「ポケットモンスター」というゲームは誰しもが遊んだであろうゲームであり、多くの小中学生が夢中になったゲームであろう。 例外なく私の友人界隈でもポケモンは流行し、(赤緑リメイクからと少し遅かったが)私も例外なくポケモンを楽しんでいた。 ポケモンというゲームはストーリーを楽しむゲームであり、ポケモンを育成するゲームでもあり、そして対戦ゲームでもある。 そのため、友人とポケモンを

          僕のポケモンは友人界隈の対戦環境を変えた

          初めて風俗に行くまでの過程と感想、性癖のようなもの

          (非童貞であり、ある程度の経験はあります) 自分のための記録を兼ねて、風俗に行くに至るまでの経緯と考え、感想を書き記しておく。 事の始まりは年末某日であった。 その日は地元の友人と2人で久々に会い、社会人のありふれた愚痴や「ありがたい」お話を聞きながら、美味しい料理と普通のお酒を口に運んでいた。 一通り盛り上がった後、席の時間が来たところで次はどうしようかという話になった。 私は18年過ごした札幌という街を忘れつつあるし、何より夜の札幌、もといススキノは私にとって、顔と名

          初めて風俗に行くまでの過程と感想、性癖のようなもの

          noteを始めた話

          初めまして。私はインターネット上で名乗る名前を、今はmasaとしているしがない学生です(2019年12月現在)。 といっても、私はmasaという名を名乗る事にまだまだ慣れていません。 ツイッターやinstagramといった会員制SNSと呼ばれるメディアにおいて、自分の本名を掲げたり、友達や知り合いに向けて発信したりする、といったような場合でない限り、新しいアカウントを作成するという事は新しい人格を生成するのと同義だと考えています。 twitterを覗いているだけでも、無数の

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