お金を稼ぐってなんだ。

最近考えていたことを言語化します。

｢お金｣はツールに過ぎない。

困ってる人を助ける
自分が得意なことを人に教える
自分の労働力を会社に提供する
この間に生まれるのは｢価値｣だ。

厄介なことに｢価値｣というのは目に見えない。

そこで必要なのが｢価値｣を見える化するためのツール。

それが｢お金｣だったというだけの話。

— まずろう🕺社内コンサル×副業ブログ (@Maslow___) March 7, 2020

結論から言うとビジネスとは、
自分が提供できるもの、もしくは相手が欲しがっているものを提供する
ことです。

なにも難しい話ではないんですよね。



例えば飲食店。

美味しいものを食べたい人が存在するから美味しい料理を出す店に価値が生まれる。
自分で作るのが面倒な人が存在するから料理を出してくれる店に価値が生まれる。



あるいはアーティスト。

その作品や歌声によって感動を提供できる人がいて、それによって感情を揺さぶられる人がいる。そのやり取りに価値が生まれる。


電車やタクシーもそう。

江戸時代の人々は一日10時間かけて40キロもの道を徒歩で進むしかなかった。それが現代になり、より速く、より快適に移動したい人々の需要に対して供給が追い付いた。


これらは
自分が提供できるもの、もしくは相手が欲しがっているものを提供する
ということ以外の何物でもないんですよね。

そして、その価値のやり取りは一方通行であることは稀です。
Give＆Takeとよく言いますが、提供した価値には見合った対価が必要です。


そこに発生するのが「代金」です。
「料金」とも言ったりしますが、「代金」という言葉がすごく的を射ていて分かりやすいです。

何か価値を与えてもらう「代わり」にお金を払うということです。


ちなみに明確な定義の違いはこちら↓

料金とは、物やサービスの利用に対して払うお金のこと。
代金とは、個々の商品に対して払うお金のこと。

「料金」とは、サービスなどのカタチが見えないものに対して払うお金のことで、「代金」とは、商品などのカタチがあるものをもらえるときに払うお金のことを言います。

上記の飲食店の例ならば、
美味しい料理を食べられる代わりに、お金を払うし、
作ったり片づけたりしてもらう代わりに、お金を払う。

アーティストにしても、
感動や非日常体験の代わりに、料金を支払う。

移動手段を利用する代わりに、料金を支払う。

この代金の支払いで用いられるのが「お金」というツールです。

古くをさかのぼると、
「お金」や「貨幣」が存在しなかった時代には
この価値のやり取りは「モノ」で行っていました。

もちろん当時はエンタメなど存在しないので、多くは食料や衣類などの生きる上で必要なものを中心にやり取りがされていました。


しかし、やはりそれだと問題が生じてきます。

「魚一匹と木の実100gが交換として適切かどうか決められない」のです。

ここで生まれるのが「貨幣」ですね。

これこそが価値を見えるようにするためのツールです。




話が少し脱線してきたのでもとに戻します。


実はさらにもっと身近なところでも価値の受け渡しが行われる場面があります。

・得意な料理を作ってあげたら友達が喜んでくれた
・数学が苦手な友達に教えてあげた
・重い荷物を持つのが大変な人がいたから運ぶのを手伝ってあげた
・彼氏が欲しい人と彼女が欲しい人のキューピッドになってあげた

これも立派な価値の提供だったりします。
（この場合は善意で行われる場合がほとんどで対価が支払われることは少ないですが）


これこそがビジネスの根本です。


資本主義社会の中で、テクノロジーも発達して、すこし小難しい話になってしまってるだけなんですね。


順番としては、
①自分が提供できる価値や、相手の欲しがる価値を提供する
②その対価として代金が生じる

が本当の姿です。


にも関わらず、最近巷に出回っているのは
・誰でもできる！月収〇〇万円を達成するための簡単な方法
・ネットで稼ぎませんか？初月から成果出せます！

という食べカス以下のゴミばかり。。

こういうのは誰かに価値を提供することをしていません。

それに食いつく人がいるというのが人間の闇ではありますが、ここでは深堀りはしないでおきます。



このあたりの話は企業でも同じです。

私が所属する会社は製造業ですが、人間の生活に不可欠なものを提供することでその対価として代金をお客さんにもらって利益を出すというビジネスモデルです。


企業では価値の提供がはじまりだったはずが、「会社の利益」「企業の存続」「競合他社との比較」などが目的にすり替わってしまうことも、起こり得ます。

しかし、根本の部分の価値の提供ができなくなれば、個人も企業も廃れていく一方です。




これからの時代ではさらに副業ブームが加速することになっていきますが、作業に没頭するとこのあたりの本質部分はなかなか忘れがちなので、頭の片隅に入れておく必要がありそうです。

すさまじい勢いで時代の流れが変わっていく現代

二ヶ月前の常識が今日の常識ではなくなるということも往々にして起こっています。

そんな中で生まれる、需要が発生しているのにまだ開拓されていない市場を見つけることができたら最強なんですが、、

なかなか簡単にはいきませんね。。



自分が世の中に提供できる価値、提供すべき価値はなにかを今一度考えてみてはいかがでしょうか？




最後まで読んでいただきありがとうございました。

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