とーふ

現在ドイツ在住。インダストリアルデザイン、Computaional Design、3D…

とーふ

現在ドイツ在住。インダストリアルデザイン、Computaional Design、3Dプリント、Additive Manufacturing界隈で生息。 最近言葉で伝える必要性を痛感しているので、少しずつ書いていけたらと思います。

マガジン

  • 社会人のデザイン留学

  • Additive Manufacturing覚え書き

    インダストリアルデザイナーに最低限必要なAM知識をまとめています。

  • クレイジージャーマニー

    ドイツのクレイジーな文化を紹介しています。

最近の記事

ドイツで無職になった

少し前の話になりますが2022年末、ドイツで働いて1年、日本法人にいたときも合わせると3年働いた会社でリストラに合いました。ここ1年ほどテック業界での大規模レイオフのニュースが飛び交っていましたが、まさかテック系の会社に勤めているでもない私が職を失うことになるとは。。理由は次年度より組織改編、事業改変がされるため、私のポジションが無く経営判断がなされたことでした。 元々少なからず会社に不満があったので退職自体はすんなり受け入れたのですが、向こうから言われるとやっぱり感情として

    • クレイジーGermany #5 オクトーバーフェスト

      毎年9月にミュンヘンで行われる、世界中からビールを飲みに人が集まる一大イベント。残念ながら、2020年はコロナウィルスの影響で中止が決定したみたいです。 オクトーバーフェストはミュンヘン各所で行われていますが、昨年私が行ったのはテレジエンヴィーゼの会場内にある、有料のオールドスタイルで開催しているエリア。オクトーバーフェスト自体は入場無料です。到着するとまず規模の大きさとテント内の騒がしさに驚くと思いますが、オールドエリアは比較的騷しくなく、伝統的な雰囲気を楽しむことができ

      • クレイジージャーマニー #4 日曜朝のTechno Club

        今回はベルリンのクラブカルチャーについて。日本でクラブというと夜〜朝方に行くイメージですが、日曜の真っ昼間にクラブに行く、という何とも健全な遊びをしてきたので紹介したいと思います。 テクノのメッカと呼ばれ、本当に沢山のクラブがあるベルリンですが、その中でも一際有名なのがBerghainです。 世界最高峰のクラブとの呼び声も高く、旧東ドイツの発電所を改造したこの場所は、週末土曜の夜から月曜朝までノンストップ、というクレイジーな営業スタイルを展開しています。重要文化財としても

        • 金属3Dプリンティングと残留応力のはなし

          3Dプリンターは、データさえあればそのままの状態で綺麗なモノが作れちゃう、とは思ってなかったけど、パウダーベッド方式なのになんで金属はサポート必要なのー?ってずっと疑問でした。その理由がやっと理解できたので、ここにまとめておこうと思います。 その原因は、残留応力というのが働いてしまうかららしいのです。 Wikipediaによると残留応力とは、外力を除いた後も物体内部に存在する応力のこと。ここでは熱を加えた後も残っている力になります。 3Dプリンターでパウダーを溶かして造形

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        記事

          AM及びジェネレーティブデザイン関連ソフトウェアまとめ

          近年がぜん注目のアディティブマニュファクチャリング(AM)やジェネレーティブデザイン。ただ、それに関連したソフトウェアは多数あり、どの会社も同じように聞こえの良いことを言っているので、これからAMに参入したいと思っている人にとっては違いが分かりにくいです。 それを割と分かりやすく解説してくれている記事があったので、自分の備忘録も兼ねて要約しとこうと思います。主観や個人的な感想も混ざって書いているので、元ソースを読みたい方はこちらから。 ジェネレーティブデザインで設計した3D

          AM及びジェネレーティブデザイン関連ソフトウェアまとめ

          クレイジージャーマニー #3 伝説の生き物 Wolpertinger

          第3弾はドイツに生息する?かもしれない伝説の生物、Wolpertingerです! ウサギの頭、リスの体、鹿のツノ、鳥の羽、キジの足を持つ、何とも奇妙な動物。バイエルン州とバーデンヴュルテンベルク州の森に生息するとされています。 そんな伝説の生きものに、なんと実際に会うことができるんです! こちらが実際にお会いした子。 残念ながら生きてはおらず、剥製です。 ティム・バートンの映画とかに出てきそうですね。 レーゲンスブルクにあるバイエルン州の歴史を展示した博物館Haus

          クレイジージャーマニー #3 伝説の生き物 Wolpertinger

          クレイジージャーマニー #2 Shisha to go

          クレイジージャーマニー第二弾。今回紹介するのはShisha to go。シーシャ、つまり水タバコをテイクアウトしちゃうサービスです! 意外と知られていませんが、ドイツにはトルコを始めとしたアラブ系移民が数多くいます。そのため、街中にケバブやファラフェルサンドのお店がたくさんあり、その数はマクドナルドよりも多いです。そんな背景から、ドイツはヨーロッパ随一のシーシャスポットでもあるのです。 それをTo Go できるお店がバイエルン州 レーゲンスブルクにあったので行ってきました

          クレイジージャーマニー #2 Shisha to go

          在宅ワークに向いてないけど何とか奮闘中

          新型コロナウィルス、COVID-19の影響などからリモートワークが注目を集めていますね。私自身リモートワークを初めて約3ヶ月ほど経ちますが、ほとほと向いてないなーと思うのでその経験を。半分は職種として、もう半分は私の個人的な問題といった感じですが。 設備面での不足まずは自宅が作業しやすい環境になっているか?という点で。具体的には、広い作業スペース、大きなPCモニター、必要な道具が揃っていること、などがあります。 私はパソコンで絵を描いたり、CADデータを作ったりが主な仕事で

          在宅ワークに向いてないけど何とか奮闘中

          クレイジージャーマニー #1 Snuff Tabaco

          ドイツといえば誰もが思い浮かべるのが、ビール!ソーセージ!自動車!とたいった辺りですかね? でも、ドイツにはまだあまり知られていないクレイジーなものが沢山あるんです!私が向こうで経験した面白いことを紹介していきたいと思います。日本で流行らないかなーという淡い期待も込めて。 ではまず第一弾。Snuff tobacco! 日本では嗅ぎ煙草って言うみたいです。この、ミンティアみたいなプラスチックケースの中に入っているのはパウダー状のタバコで、手の甲に少量取りそれを鼻から吸い込み

          クレイジージャーマニー #1 Snuff Tabaco

          NYでプチデザイン留学してきたよ 授業編

          受講してからだいぶ空いてしまいましたが、せめて今年のうちに。。。ということで授業編です! 私はcertificateという社会人向けコースの、Sustainable design foundation、Biomimicryの2つの授業を取りました。どちらも半日の授業が月〜木、2週間のコースです。短期留学なので何かをガッツリ取得してくるにはちょっと中途半端な期間なんですよね。なので、専門スキルを高めるより、自分にとって新しい分野を学んで考えを広げる方が楽しそう!と思って、以前

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          NYでプチデザイン留学してきたよ 申し込み編

          こんにちは。 今回は日本からの申し込み方法について。 いよいよ申し込むぞー!とサマープログラムのHPに行き、申し込もうとしたのですが、少々トラップが待ち構えてました。事務局のレスポンスもゆるいというか適当というか。。。 ちなみに、申し込み期限は受講日の1週間くらい前までOKだったので、空いてればギリギリでも大丈夫です!コースにもよると思いますが、私は20日前に申し込みをして全然余裕でした。 どのように申し込むか。アメリカ国民の人たちは普通にRegisterボタンからオンラ

          NYでプチデザイン留学してきたよ 申し込み編

          NYでプチデザイン留学してきたよ 準備編

          こんにちは。 この夏、NYのブルックリンにあるPratt Instituteという学校で7月半ばから1ヶ月プチ留学をしましたので、その様子を記録してきたいと思います。 あくまでプチ留学。留学してみたいけど長期の休みが取れない、仕事を辞めて留学する勇気と貯金はない、せっかく行くなら語学留学以上のことをしたい、けどおけいこ留学じゃ物足りない、っていう人たちの参考に少しでもなれば嬉しいです。 まずは準備編から。 今回私はPratt Instituteという学校で、2週間のサ

          NYでプチデザイン留学してきたよ 準備編