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#23 私が北欧に移住したいけど、難しいだろうなと思った理由①

人生で一度は「北欧」で暮らしてみたい。

そんな憧れを持つ人は多いと思います。

日本で感じる北欧は雑貨やインテリアのデザインだったり、ヒュッゲと呼ばれる生活スタイルだったり。とにかく温かみのあるイメージ。

私も北欧テイストの可愛いパッケージをみるとついつい手に取ってしまいます。『シンプルだけど幸せを感じる生活』の代名詞みたいになってますよね。

そもそも居心地の良い家を追求することが好きなので、北欧のインテリアは大好きです。いつか暮らしてみたいと思っていました。そんな念願が叶ったのが昨年の夏。


北欧で暮らすにあたって一番気になっていたのが物価の高さです。

外食も交通も想像どおり高いのですが(東京の1.2〜1.5倍くらい)、それでも住めないと感じるほどではありませんでした。

自炊をすれば日本とさほど変わらない生活費でもやっていけますし、本当に欲しいものや長年使い込みたいものを買うように自然と気持ちがシフトしていった気がします。

さらに物価が高くても移住に影響ないと思ったのは、北欧の高い税率がきちんと国民の生活に還元されていると知ったからです。

例えば、病気になって会社を休んだらその分の給料を国が一定の割合で補填してくれる制度があります。

「風邪気味だから」「子どもの世話があるから」と休むことに社会全体が寛容な雰囲気で、誰に文句を言われることもありません。

私たちは仕事のために生きているのではなく、家族や生活のために働いている人がほとんどです。しかし、その当たり前が実感できない、分かっていても解決されていない社会がいまの日本です。

フィンランド、そしてスウェーデンで暮らしてみて、社会全体に「生活の豊かさ」の意識が根付いているのは、とてもいい文化だなと感じました。

「生活のためのお金」を心配せずにいられることは、税率が高くても移住の妨げにはならない大きな理由です。


一方、それでも北欧に移住するのが難しいだろうなと感じたのは「住む場所問題」です。

スウェーデン・ストックホルムは特に住宅難が激しく、現地で会った友人からも苦労話を聞きました。

その方は現地人のパートナーと結婚して移住したのですが、若者がストックホルムの街中で家を借りるのは至難の技。ウエイティングリストに登録して、何年も待って、それでも借りられないということがざらにあるそうです。

結局、親世代に家を譲ってもらって、退職した義父母は郊外に家を構えたと聞きました。(街中で仕事をしている若者に譲った形)

ヘルシンキもストックホルムも、暮らしたい人に対して圧倒的に土地が足りていないという現実があります。

現地の方ですらそんな状態で、移住希望・現地語も話せない外国人がそう簡単に家を借りられるでしょうか。(反語)


ルームシェアや間借りといった形態で部屋を借りる方法もあります。私がストックホルムで借りたときの家賃は1ヶ月24万円でした。

ある程度は覚悟していましたが本当に高い。これはキッチン・バスルーム付きワンルームの値段で、東京なら8万円で借りられるくらいの部屋です。

家賃だけで日本で暮らしていた時の生活費を上回ります。東南アジアなら3ヶ月は余裕で暮らせるでしょう。

現地の会社に就職するわけでもなく、大学に行くわけでもなく、結婚による移住でもなければ、このように「お金を使う」以外に家を手に入れる手段はないということです。

住む場所を確保できるか。

これが北欧では、ベルリンやロンドンよりも圧倒的にむずかしいだろうなと感じたのでした。

続く…


関連リンク

☑︎北欧デザインが揃う、ストックホルムでお気に入りの雑貨屋さん10店

☑︎ストックホルムで暮らすのにかかった1ヶ月の費用【デジタルノマド・家計簿】

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数ヶ月ずつ滞在して「どの国に住みたいか」を考える自由研究をしているフリーランスの考察・感想です。このnoteは移住計画の頭の中を綴っています。よろしくお願いします。