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「女性らしさ」を比べられたくない

つやつやのリップ、ハイヒール、カラフルなネイル、スカート。「女性らしい」と言われやすい要素は色々と演出できるように思う。

だけど、女性の中の「女性」を他者に値付けされるためにそれらが引き合いにだされるのは、とても違和感をおぼえる。

最近、セクハラの告発について話題になっている。わたしは #Metoo と言うようなことは何もなく、理不尽な目にあったことはない。それは周囲の人たち(特に男性)が大切に扱ってくれるおかげだ。だけど、この一連の盛り上がりを見ていて「実はわたしも」と言えない。街中で声をかけられたことも数えるほどしかなく、セクハラの被害にあったことがないからだ。

ただTwitterのタイムラインでたくさんの人たちがセクハラについてコメントするのを見ていた。

わたしはほぼいつもネイルをする。ヒールも履く。アクセサリーや香水もつける。それは「好きなものを身につけて気分を高める」という面もあるけれど、「自分が女性だと確認する」ための作業でもある。

こういうおしゃれをすることが、人によっては「女を売っている」という風に言われることがあるらしい。あるいは「もっと女らしくしろ」みたいに強制される人もいるのかもしれない。とんでもない話だ、と思う。

人の心身はその人のもので、女性の女性らしさもその人のものだ。

「(性別を含む)その人らしさ」は他者と比べるからこそ際立ってくる部分はあると思う。女性のわたしは大体の男性より力がないし、手も小さいし、体はふにゃふにゃしている。だけど、他の女性と比べて、ああしろこうしろと言われたり、女性であることを別の価値に置き換えられたくない。同じ「女性」だって実に様々な人がいる。

女性であることもわたしの大切な要素のひとつだ。だからそれを(TPOには配慮した上で)他者に「女性としてこうあるべき」みたいに言われたくない。女性の社会進出と叫ばれた流れの中で、きっとたくさん苦しんだ女性が存在してきたんだろう。そんなことを思うと、少し戦わなければみたいな気持ちになってくる。

各種リアクション嬉しいです〜!!(^ω^)いつもありがとうございます!

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