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観察スケッチ実践。観察はリアリティを生む

昨日、とある少人数のイベントでワーク形式でUXを学ぶ機会がありました。

「やって みて 考える」

ということで、普段何気なく見ているのものについて改めて観察してA4の紙にカフェの紙コップをスケッチするということをやりました。文字も使っていいということで、イラストレーターのわたしですが文字たっぷりになりました…

「なんでこうなってるんだろう?○○のためかな?」「こうじゃなくても良さそうだけどどうしてこうしたんだろう」と、あれこれ想像力を巡らすのが楽しかったです。

観察を自分の専門領域に活かす

イラストレーターという職業柄もあるのか、普段色々なものが気になります。

たとえば街中で会った人の顔が「芸能人だとあの人に似てるな」と思ったり、個性的なファッションをしている人がいるとどうして選んだのか気になったり。さらに、この人をイラストにするとしたらどこを押さえたらいいかな、と考えることもあります。

想像することはリアリティを生みますし、想像するためには観察が必要だと思っています。

(リアリティ=写実的な描写、という意味ではなく、デフォルメされていても「そこにいる感じ」だったり「対象の雰囲気」だったりを指しています)

行動の観察もイラストに活かせそうだと思った

コーヒーカップのスケッチの後は、コーヒーを飲む人の観察をグループで行いました。わたしのグループは、全員で3人。

「カフェ店長・理学療法士・イラストレーター(わたし)」という構成でした。行動を観察して、気になったことをインタビューするとその人のコーヒーとの関わりが見えて来ます。

ちょっと文字が小さくなってしまったのですが、普段コーヒーを飲み慣れているお二人とわたしでも違いがあり、コーヒーを飲み慣れているお二人の中でも生活の仕方によって細かな仕草の違いが見られておもしろかったです。

こうして絵にしてみると、ただ「コーヒーを飲んでいる人のイラスト」でも、その人がコーヒーに対してどんな感情を抱いているか、生活の中でどう関わっているかが想像しやすくなると思います。

そういったことを想像して描くと、印象が伝わるイラストになりやすいと思っています。文字で補足する必要もなくなりますし、文字より伝わる速度が速いです。「コーヒーが好きな人だったらこんな仕草で飲みそう」と想像することも大事だし、想像をしやすくするためにも日々の観察は大事だな〜と改めて思ったワークでした。


今回はイラストレーターの視点で書きましたが、観察は様々なお仕事に活かせる部分があるんじゃないかと感じました。色々な職業の人で集まって同じものをスケッチするのは面白いですね。

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