アフィリエイトでパクられて損害賠償を数百万取れた事例
タイトルの通り、「アフィリエイトでパクられて損害賠償を数百万取れた事例」があるので記事にします。
この記事を読んで欲しい人
・記事やクリエイティブをパクられた人
・これからパクろうとしている人(痛い目に合うから止めとけって意味で)
・ASPの人(業界健全化のためにお願いします)
アフィリエイトで稼げるようになると大体遭遇するトラブルが「パクリ」。
ツイッターで色んなアフィリエイターをフォローしてると「パクられた」ってツイートを良く見るんですよね。
・丸パクリされた!
・画像だけ変えて記事はそのまま!
・ウチの広告文に絵文字付けたしただけ!
(全て過去に実際にあった事例です)
でもそれに対して、「こう対応した!」って具体的な事例があまりにも少ないんです。。。
おそらく多くのアフィリエイターが泣き寝入りしてると思います。
私も去年、記事パクられた時は広告主から「配信停止させました」って連絡がきて終わったんです。
(その時はFB広告やってて「パクリでも稼げるってことは広告アカウント増やして同じ記事、クリエイティブでも稼げるってことやから早速アカウント増やして回そう」みたいな謎の前向き発言してましたがwww)
冷静に考えたら
【パクってごめんなさいで済む】
これがまかり通ってることがおかしいんですよね。
逆に今回の私みたいに損害賠償取れたけど、
・色んな事情があって表に出せない
・記事にまでするのはめんどくさい
っていうこともあると思うんですよ。
私も「記事にするのがめんどくさい」という気持ちが強かったので応援を貰うために以下のツイートしました(笑)
そしたら思ってた以上にファボやリツイートされたので頑張って書いております!
(このファボとリツイートって応援だよね?笑)
ちなみに
>>・色んな事情があって表に出せない
こちらも
「今後のアフィリエイト業界健全化のためパクり主がわからない形でSNS等で公表してもいいこととする」
って感じの内容を示談書の項目に入れて締結させておりますので書ける範囲で具体的に書きたいと思います!
1.パクリに気づいたきっかけ
今回YouTube広告のアフィリエイトをしていたのでパクられたのが漫画動画でした。
ちなみにパクられる数日前はこんなこと言って余裕ぶっこいる。。
この辺もアウトだと思うんですけど、まぁ漫画とか声優は自分で用意してるし、丸パクリではないからいいかって感じで流してました。
でもこの日!
朝起きてYouTube見てたら自分の広告が出てきたんです。
自分の広告が出てくること自体はたまにあるんですが、
「あれ、この動画って今止めてなかったっけ?」
「てかチャンネルも違うくね?」
「あ、パクリや!!!」
ってなりました。
構成パクったとかいうレベルではなく、声も絵もBGMも同じでまんま自分の動画だったので、ダウンロードしてアップロードしただけなんですよね。
寝起きでしたが一瞬で目が覚めました。
そして、広告をスキップしてしまわないように広告の再生をストップして証拠集めです。
2.パクリの証拠を集める
2-1.ASPを特定
まずは何回も広告リンク押して、リダイレクトかかる前にコピーを試みて、何回目かにようやく成功。
↓
リダイレクトリンクを解析
https://www.websiteplanet.com/ja/webtools/redirected/
(このサイト使わせて頂きました。)
↓
ASPを特定
という流れでまずはASPを特定しました。
さらにASPにリンクから犯人を特定してもらうためにアフィリエイトリンクも押さえてます。
2-2.動画の特定
次に動画の特定です。
スマホだと動画の実際のリンクが特定できないって思う人もいるかもしれませんが以下の方法で特定可能です。
(この方法はYouTube広告のリサーチでもめちゃくちゃ使えるので是非!)
YouTubeのアプリの右上のアイコンをタップ→設定→統計情報をオン
実際に広告が出てきた時に
右上の三点をタップ→統計情報→出てきた統計情報の虫みたいなマークをタップすることで統計情報をコピー→どっかに貼り付けてdocidの部分をコピー→ https://youtube.com/watch?v=の後ろに貼り付ける
これで広告の動画も特定が可能になります。
動画特定することで再生回数でどれくらいの金額を使っているのかが想定できます。
あとアップロード日もわかるので、相手の方が動画のアプロード日が遅いのでパクリの証拠にも。
ちなみに
弊社の動画が4月1日にアップロード
パクられた動画が4月上旬にアップロード
パクリを見つけたのが5月17日
1ヶ月以上回されてましたw
2-3.本当にその動画から特定したASPのリンクに飛んでるかどうかを画面収録
ASPと動画押さえるだけだと、証拠にならないので。。
次にスマホで画面収録しました。
そのパクリ動画から広告をタップしてリダイレクトの際にASPリンクが一瞬映る部分を証拠として押さえるためです。
これで証拠は揃いました。
3.証拠をASPに提出
3-1.ASPへの連絡先の確保
多分ここが一番重要な項目です。
見つけたASPは取引のないASP。
ASPのサイトから問い合わせても返信ないかもしれないし、返信きても対応遅いんだろうなと思ってました。
(すぐ後に書きますが以前別のASPのサイトから問い合わせた時にひどい対応されたので)
今回たまたまお世話になっているアフィリエイターさんが以前そこのASPを使っていると話していたので、その方に直接繋いで頂きました。
↑ここが今回損害賠償を取るまでに至った一番のポイントだと思ってます。
これを普通に問い合わせると、ASP側からしたら取引のない私と取引のあるパクリ主だったらパクリ主を守る可能性が高いわけじゃないですか。
でも取引のあるアフィリエイターさんを挟むことによって、ASP側の対応次第で信頼問題にもかかわるから、まともなASPなら誠実に対応しないといけなくなる訳です。
今回対応してくださったASPさんは普通に問い合わせても対応してもらえたかもしれませんが、実際に以前パクられた時に別のASPに直接問い合わせたら、
私「貴社のASPを使っているアフィリエイターにパクられました」
ASP「パクった証拠出せ」
私「証拠提出」
(※わかりやすく簡潔に書いてます)
その後ASPからの返信はなく、代わりに広告主から連絡が来るという感じでした。(広告主から配信止めさせましたって連絡がきて終わり)
パクリ主を擁護するASPは晒したいw
(それこそ損害賠償取られそうなのでしませんがw)
3-2.証拠を提出
チャットワークで繋いで頂いたので、チャットワークで以下の情報をASPに提出
・広告のアフィリエイトリンク
・パクられた動画のリンク
・弊社の動画リンク(アップロード日を証拠として見せるため)
・画面収録した証拠動画
あとは「盗作したメディアがアップロードした日から本日までの発生報酬を全てこちらにお支払いください」と一言入れてみました。
以前はパクられたことしか言わなかったんですけど、今回は動画の制作費もかかっているし、その動画で稼げていた額も大きくブチ切れてたのでこれくらいのことを言いました笑
4.ASPさんの対応
まずASPさんの対応としては、メディアを特定してくれました。
(以前のASPとは違いすぐに対応してくれて助かりました)
そしてまずはASPとそのメディアで話し合うと。
その結果、その動画を使った広告出稿金額分の補填をさせて頂きたいとのことでした。
この金額がタイトルの通りの数百万円(7桁の半分あたりにギリギリ届かないくらいの金額)でした。
多分具体的な金額書いてもいいと思うんですけど一応はぐらかしときます。
ここで私はこの金額でとりあえず良しとしてしまいました(笑)
正直1円も取れないって思っていたので。。。
ここはダメ元で強気に攻めて発生分報酬分を全部貰えるように交渉すべきだったかなーって反省してます笑
5.ASP&メディアの対応
とりあえず数百万円を支払うんだけど、キャッシュフローの関係で分割で支払わせて欲しいとのこと。
でも丸パクリするようなメディアがちゃんと分割で支払ってくれるなんて信じれるわけないですよね。
なので、私は分割にするなら契約書をちゃんと結んで欲しいと伝えたんです。
そしたらASPでは対応できないので、メディアと直接繋いでもらえることになりました。
6.メディアと直接やり取り、示談書の作成
メディアにも契約書の件を伝え、損害賠償の示談書として電子契約で締結することで話が付きました。
示談書は色々調べながら作って、相手に確認してもらって、指摘されたところを直してって感じで作成。
お互い了承できたタイミングで電子契約を締結
7.期日通りに全て支払いが終わる
それ以降は何事もなく期日通りに支払われました。
8.まとめ
パクリを見つける
↓
証拠集め
↓
アフィリエイターさんにASPを繋いでもらう
↓
ASPがメディアの特定や事実確認等の対応してくれる
↓
損害賠償の話し合い
↓
示談書の締結
↓
メディアが支払う
というような流れでした。
結局のところ一番重要なのってASPが対応してくれるかどうかの部分ですよね。
正直ASPがメディア特定、事実確認したあとに繋いでくれるっていうのが神対応だったと思います。
でも全てのASPがそういう対応をしてくれるわけじゃないんですよね。
何回も書いてますが、以前パクられた時のASPは返信来ずでしたので。
あと今回はASPと取引のあるアフィリエイターさんに繋いでもらったのも大きかったです。
アフィリエイトってそういう横の繋がりとか無くてもできるビジネスではあるんですけど、こういう時とか横の繋がりがあった方が強いと思います。
だからと言って情報交換できる無料のコミュニティを作ろう!って話になるとクレクレ君が出てきて逆にパクリが大量発生みたいな感じになるだろうし、有料にすればいいって問題でもないと思います。
結局のところ信頼関係が重要なわけで時代とは逆行している話かもしれないですけど、直接会って信頼関係を作るのが一番だと思うんです。
思います思いますの連呼で読みづらいかもしれませんが、ここは個人の感想っていうのを強調させて頂きたいので読みづらいの承知で連呼させて頂きますw
(アフィリは1人でも出来るのが最大のメリットだから横の繋がりいらんって人もいれば、無料コミュニティは素晴らしいってい人もいると思うし、会わなくても信頼関係は作れるって人もいると思います。全て否定はしてないので一応書いときます)
ただ実際に私が今情報交換させて頂いている人たちって、有料の講座で会った人やASPや広告媒体主催のイベントで会った人や信頼できる人の紹介で会ったことある人とかです。
もちろん会った人全員と情報交換しているわけではなく、その中でもよく話したりとか仕事の話以外も話したりするような信頼している人と情報交換させて頂いてます。
そういった信頼できる方々との繋がりのおかげで色々と助かってますし、逆に情報提供して感謝されることもあるので今回は改めて横の繋がりって大事なんだなと感じた1件でした。
最後に
今回この事例が広まってパクリメディアが減る流れになればいいなと思い、noteに書かせて頂きました。
「パクったら損害賠償を数百万円取られるのが常識」みたいになったら、パクるリスクも高くなってパクリが減ると思うんです。
もし「参考になった」「パクリ撲滅したい」って方はいいねを押して少しでも広めてもらえると嬉しいです。
あとTwitterの方もお願いします!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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