懐かしむ場所、恐山
◾️『恐れ』をわざわざ欲する人間の心
私の心は求めていたんですね、「恐れ」を。
人がジェットコースターに乗ったり、ドラクエで勇者になったりするのはすべてその挑戦や冒険からくるワクワク感、エネルギー感を味わいたいからですが、
6月に入って私の心は日に日に、
「お前には恐れが足りない」
「もっと恐れを吸い込め」
「安寧に落ち着いてはならぬ」
と訴えが込み上げてきていました。
これは心理学者のミンデルがシャーマンズボディの中で述べていることでもありますが、「人間のエーテル領域のボディは絶えず未知なる闇や恐怖を栄養素として欲しており、しかしそれは常に肉体を脅かす」と。
人間は肉体を優先すれば安心安全な生活を
エーテル体を優先すれば波瀾万丈な生活が
主になるということかもしれません。
こんな風に心からの強烈な衝動が上がってきている中、私のレーダーに今回適合したのは青森県の下北半島にある恐山、文字通りの“恐れ”だったというわけです。
◾️日本地図は人体の縮図、フラクタルパターン
日本全域を人間の全身に見立ててその場所の特性を考える、という解釈の仕方があるのですが、この下北半島は北海道を頭とした場合に首根っこ、頸椎の1〜2番あたりになります。
首の後ろ側には【盆の窪】(ぼんのくぼ)といわれる眉間のサードアイと対応関係にある霊的に重要なポイントがありますが、恐山はまさにこの盆の窪に位置する場所です。
訪れたのは6月22日で前日の21日が夏至でした。夏至から秋分にかけての期間にはそもそもお盆があり、これは黄泉の国と現世とのゲートが開くことを意味します。
ではそのゲートってどこにあるの?というとそれがうなじ、盆の窪ということですね。映画のマトリックスでも【盆の窪】からネットワークにつながっていましたよね。
◾️恐山とネス湖を比べてみる
宇曽利湖というカルデラ湖
“三途の川”という名前のいかにもな名前の川から水が注がれています。
ちなみに私は湖も大好きで2019年にはスコットランドのネス湖にもいきました。ちょっと比べてみましょう。
ネス湖の方がちょっと水が濃いですね。
どちらの方が良かったか、というシンプルな問いですか、これは甲乙つけ難いくらい、今回の宇曽利湖も素晴らしい湖でした。
霊的な観点からいえば、
ネッシーに会いたければネス湖、イタコさんに口寄せしてもらいたければ恐山(宇曽利湖)となるわけですが、これはぜひどちらも体験してもらいたいですね。
※イタコさんは常駐しているわけでないので今回お会いしませんでした。
ただ、宇曽利湖は良い意味で観光地化されておらず、余計な周波数がまったくない点で最高の気分に浸ることができました。
↓ネス湖はご覧の通り、ガンガンネッシー推しの商売湖です(笑)
◾️恐山と夢見、開山者の夢力の高さ!
さて、恐山の開山は862年(貞観4年)ですが、これは慈覚大師こと円仁(えんにん)が遣唐使として唐に留学中に夢でお告げを受け、帰国したのちにその夢情報を元にこの地を見つけ出したのが始まりだそうです。
お、来ましたね、夢ですよ夢!(夢に関してはこちら↓)
夢情報をもとに全国旅して特別な場所を見つけ出せるだけのパワーや確信が円仁さんにはあったんですね。(800年代ごろの覚者はみなすごい)
その円仁が座禅をしていたという石がありました。
◾️硫黄呼吸という太古の生命システム
さらにその側には真っ黄色に染まった硫黄の吹き出し口が。
ここでちょっと“硫黄”について触れてみたいですが
まずこの黄色さ、自然界において明らかに異質ですよね。
先ほど、盆の窪とお盆についての関係でも触れましたが、
黄泉の国=硫黄のあるところ
と解釈しても良いかもしれませんね。
ではなぜ硫黄が異次元につながる性質があるのか?
という点ですがこれはどうやら『硫黄呼吸』がその鍵なようです。
以下に硫黄呼吸に関する記事を見つけたのでご覧ください。
元リンクはこちら
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20171113_01/index.html
そう、生物はその昔、硫黄呼吸で生きていたと。
そして我々もいまだにその性質を受け継いてきていると。
さらに今回、恐山で何が最高だったかって
この硫黄温泉です。
もう気持ち良すぎて五臓六腑を余すことなく温泉に浸けてきました。もう入りまくり(笑)
それではっきり気がつきました。
「自分には硫黄が必要だったんだ!」と
それで調べていくうちに先ほどの『硫黄呼吸』という生命の根源的な性質に直結する概念を見つけたのです。
そしてここでさらにこの体験の解釈を発展させると、人間の三脳構造の話が浮かび上がってきます。
新脳・旧脳・古脳という三層の性質のことでそのうち新脳は社会的な人間脳、旧脳は動物的、そして古脳は爬虫類や虫の脳といわれています。
ですから、原始生物が硫黄呼吸であったことと複合的に考えると、硫黄呼吸とはまさしくこの根源的な古脳に働きかける行為といえるでしょう。
するとすべてがつながります。
夏至からはじまるお盆ゲート
↓
盆の窪(人体の首の付け根)
↓
古脳(脳幹)
↓
硫黄呼吸
↓
硫黄温泉
↓
黄泉の国
↓
恐山(日本三大霊山、さらに風車は風の時代の象徴)
↓
霊的な存在との接点としての代名詞
↓
そう、そのキーは“硫黄”にあった!
◾️懐かしむ場所、恐山
菩提寺の宿坊に一泊した後、
翌朝の6時半から朝のお勤めに参加させていただきました。
そこで和尚さんから教えていただいたことは、
「恐山は今でこそ観光の方も多くなったが
元は供養のための場所、恐ろしい所ではなく
ご縁のあった方々との再会、懐かしい気持ちを思い出せる場所なんです。」
なるほど、確かに私は今回6月初旬から感じ始めた「恐れ」への希求を頼りにここ恐山まできた。
でもその希求の裏に求めていたのは何かしらの大きな懐かしさへの回帰だったのかもしれない。
恐山は東京からは確かに遠いです。そしてそこは基本、スマホの電波もつながり辛く不便なことが多い。
でも、インターネットよりももっと根源的なもにはしっかりとつながることができる場所でした。
はっきりいいます。おすすめですよ!
恐山で思い切り硫黄呼吸を行う、
そして懐かしい自分自身を想起してきてください。
今回は現地協力をいただいたMさんとそのシンクロニシティにも深く感謝致します。
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