見出し画像

ウエストサイドストーリー2021

ついに見てきた。

全然期待してなかった。
なぜなら、オリジナルの方を30回以上は見て(いや、もっと見てる)
桐朋の学園祭ではそれを演ったから
音も耳タコだし、
最も好きな映画だったし、

一番最初の 口笛の音の半音が
ビミョーに違うのを聞くだけで気持ち悪かったし
トレーラーを見ても、なんか違う、と思ってたからだ。

ところが、
2時間半のこの映画を
あっちゅー間に見終え

ミュージカルナンバーのキャストやロケーションの違いや
グルーヴの無さも問題にならないくらい

以前にも増して感動してしまった私がいた。

それは何故かというと

リアリティがあるから
映画が深くなっていたからだった。


 オリジナルはいわば
 スター映画。

 この人かっこいい!!
 で見る映画。

 もちろん、
 ジョージチャキリスやリタモレノは
 最高に素敵だったし
 あの肩一つで、
 あの目つき一つで、
 ご飯茶碗3膳おかわりできるほど
 素敵だったのだけど(例えが謎)


今回は、そういう素敵さは
オリジナルのファンからしたら
「えーー!あのリズムとかあの振り付けやあの角度を無視するの?」
と思うんだけども。。。

それもあえて、そうなのかと思うほどに

すごいんだな。
そのリアリティが。

そうなると

ベルナルドはあれくらいの方がいいし
リフも尾藤イサオじゃなくていいわけで(謎)

なんかさ

とても感動してしまった。

でもね、言っとくけど
「別モノ」です。

オリジナルをあまり引き摺らない
頭の柔らかさを持ってみて欲しいなと思う。

オリジナルのあの時代はあの時代。

今だからこそ
浮き出る何かがある。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?