野心と志の違いについて

会社の事業計画発表会を行いました。北海道から福岡までチームのメンバーがいますが、直接会うのは何ヶ月ぶりでしょうか。事業の成長にひっぱられる形で、内部で働いてくれる人たちも増えています。数年前はフリーランスでやっていましたが、現在は内部でしっかり関わってくれているメンバーが19名になりました。そして、次なる飛躍への事業計画を共有し、先ほどまで懇親会を楽しみました。

経営も組織づくりも素人の私が、拠り所にしている賢者たちの言葉があります。その一人が、田坂広志先生の言葉。今日は改めて、この言葉を、心の中で繰り返していました。

野心とは、おのれ一代で何かをなしとげようとする願望。
志とは、おのれ一代で、なしとげえぬほどの何かを託する祈り
- 田坂広志氏

すでに組織も、主宰するビジネスコミュニティも、私個人の小さな器を超えて、成長しています。私としては、組織の一員として役割を全うしていきますが、この中で誰とも競争するつもりはありません。それは、野心ではなく志にモードが切り替わっているからだと思います。

世の中には、ずっと自分がお山の大将。自分の名前を世に知らしめたい、という人もいます。それはとてつもない努力ではありますが、周囲にいる人はかわいそうです。その人のために小さくいなければならないわけです。

私自身、小さな自分を受け入れ、組織とコミュニティが大きく拡張することにコミットしていく気持ちです。