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海外から学ぶ投資としての健康診断

君はハイヒールを履きながら、身長を測る人を見たことがあるか?
私はあります!

皆さんは海外で就労ビザを得たことがありますか。
わたしは幾度かあるのですが、それは海外での健康診断をパスすることを意味します。日本でも健康診断シーズンで、わたし自身明日に健康診断(人間ドッグ)を控えておりますので、なんとなく書いてみようと思いったところであります。

だいたい優秀なデザイナーは毎年行われるカンヌなどのアワードは毎年獲りますし、実力やアイディアは富んでいます
しかしながら、そういったスターたちが失脚する理由は、だいたい『ハラスメント系』、『年齢と体力』、そして『健康問題』によるものが多いという認識です。

わたしはもともと会社などによって提供される健康診断以外には、20代前半までは触れる機会がありませんでした。しかしながら、デザイナーという商売は、本当は体力や精神力が必要なこともありますので、20代後半ぐらいからやや気を使ってもよかったのかもしれません。(幸いわたしは今のところ概ね健康ですが、、、物事何もかもが紙一重なのかもしれないと思うことも増えてきました)
うまくいことも、そうでないことも。健康であることも、そうでないことも、です。

海外の健康診断

日本の健康診断はなんの疑いもなく、今も特に疑ってはいないです。
それしか標準がありませんでしたし、皆同じものを受けるからです。そして、日常の食べてるものや仕事、遺伝、住環境などから、病気になる確率などが変動するという感じなのかもしれません。
しかし、わたしにとって衝撃的だったのは中国とシンガポールで労働ビザを取った時の健康診断でした。
前提としては、受けないと働けませんし、滞在できませんので、強制です。

■中国
上海で、労働ビザを取ろうとした時に様々な手続きがあったのですが、健康診断も国が指定したところで当然受けなくてはいけません。受ける内容は、日本とさして変わりないのですが、まず身長を測る時に驚いたのが、

『わたしの前に検診を受けていた欧米系の女性がピンクのハイヒールを履いたまま身長を計測していたこと』

この人ビザとれなくてもいいのかな?とか、検診側もそれでいいのか?といろいろ考えてしまい。その後は注射針などは大丈夫なんだろうかなとかいろいろ疑念も湧いてきてしまったものです。
ただしもっと重要なのは、振り返るとそもそも食べ物や住環境もいろいろ違うので、日本も含めて定期的に体をチェックしないといけないなと初めて考えた浮かびました。

■シンガポール
こちらの健康診断で驚いたのは、診断をするかしないか自体が任意(※2014年ごろの話です)だったことです。
そのため私に、技術や知識があれば、例えば、何か感染性の病気を持っていても多分いいよということなんでしょう。

最近、信頼の可視化などが色々な国やサービスで話題となっていますが、シンガポールは就労ビザの格付けは当然のようにやっており、年収やスキルに合わせて様々な変化が起こります。
ここでわたしが意識したのは、健康状態もまたスキルや年齢などと同様にコアなスコアリング対象であるということです。
まあ、確かに体が悪いとできることもできなくなってしまうことがあるので当然ですが。

日本の健康診断と投資を考える

上記、海外の経験などを通して、日本の健康診断が恵まれていることがわかった部分もあるのですが、同時にちょっと雑なのもあるよなと思い始めました
そのため、30や35歳になる前から、自腹で検診を色々な病院で受けるようにはしています。
正直、自分にはやりたいことがあり、海外やその他安全でないエリアでの生活は不可避ですので、例えば健診が5〜10万になっても、全く変だとは思わなくなったためです。

年に1,2回受けるものをそんなにお金をかけられない、かけたくないというのは全く普通だと思いますが、ある観点としてそういう人もいるぐらいで、知ってもらえると嬉しいなという記事でした。

なんとなく持論として、
デザインうまくなくても、健康で、執念や情熱を持ち、長くしがみついて努力し続ければ、負けはなくて、引き分けにしといてやるぐらいの感じで勝負を続けられるのがいいのではないか
という話でした。

では、皆さんもこのシーズンの健康診断を逃すことなく!
また:)