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DUNE/デューン 砂の惑星

少し、心配していた。
特撮(笑)を前面としたびっくり箱映画ではないかと。
杞憂であった。

スターウオーズ以来、SF(センス・オブ・ワンダー)と呼ばれる分野の映画が単なるびっくり箱に変わり、時間つぶしとなってしまったのが嫌であった。

この映画は1960年代に顕著となった大きな問題を描いている。
その土地の産物を奪うためにそこに生きる生き物を殺し、移住することを描いているのだ。今の私たちの問題である。

是非や善悪ではない。それは繰り返されてきた現実なのだ。

映画は、今の私たちの世界を描かなければならない。

アバターのように勝手なご都合主義の物語でもスターウオーズのような「反乱軍」バンザイでもなく、どこまでも愚かな私たちの『生』を描いている。

楽しみはこれからなのだ。
レベッカ・ファーガソン最高である。さすが、トムちんをメロメロにした女である。僕大好き。

導入から、呆れるくらい静かに進む展開は素晴らしい。
5分に一回びっくり驚かせる展開ではない。

血の物語であり、夢の物語である。
皇帝も、悪の軍勢も出てくるが、それは時代に消える神話の一部となっていくのだ。「ホラー」とここで言ってくれればよかったのに。
驚くほど、淡々と進む。
この人、どうなったのだろうか。ちょっと可愛かった。R2-D2である。


#デューン
#砂の惑星

この置物ほしい。自然を操る象徴。誇りを持て向き合い、時に命を落とす。


厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。