ブラスセクションとは?〜各パートの音域〜 [vol.099]
ブラスセクション(Brass Section)
金管楽器のトランペットとトロンボーンを中心にしたアンサンブルのことをいいます。
サックスが入ると正確には「ホーンセクション」と呼ばれますが、ブラスセクションの中にサックスも含めて扱われることが多いです。
ロック、ポップスなど現代の音楽には欠かせない音色で、アレンジにノリや派手さを加えるにはとても便利です。
スローな曲には色気も演出でき、奏者の表現力が求められます。
ジャズになるとホーンセクションの大編成が加わりビックバンドという形態になります。
シンセにもいろんなタイプのブラス音色があります。
昔からシンセでブラスの音は作られていましたが、独特なチープ感の独特の良さが、シンセブラスという定番の音色になっています。
ホーンセクションそれぞれの音域
ホーンセクションはそれぞれ楽器の大きさ、音域が違います。
一番高い音の出る「トランペット」から「トロンボーン」「サックス」の順に低い音になっていきます。
サックスの中でも音域が高い順に「ソプラノサックス」「アルトサックス」「テナーサックス」「バリトンサックス」とタイプが分かれますが、楽曲のアレンジに加わるサックスは「アルトサックス」「テナーサックス」がほとんどです。
音域の目安は以下になります。
トランペット・・・「C3」〜「G4」
トロンボーン・・・「G1」〜「A♯3」
アルトサックス・・・「C♯2」〜「G♯4」
テナーサックス・・・「G♯1」〜「D♯4」
ホーンセクションの編成
ビッグバンドになると、とても人数の多い編成ですが、J-popやRockなどにアレンジでブラスを入れる場合は少なめの編成が多いです。
小編成でも成立します。
❶「トランペット」× 3
❷「トロンボーン」
「トランペット」× 2
❸「サックス」
「トロンボーン」
「トランペット」× 2
のような編成でアレンジに入れることが多いです。
ソフト音源のブラスセクション
ブラスセクションは生演奏が魅力的ですが、生演奏を録音するには奏者と防音室がないといけません。
最近のソフト音源のブラスセクションも大変リアルに出来ているので、アレンジでブラスを加える程度ならソフト音源を使う人はたくさんいます。
リアルな打ち込みをするにはそれなりの経験が必要ですが、DTMでは覚えておきたい技術です。
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『ブラスセクション』をもっと詳しく知りたい方はこちら
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