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【オープン社内報】できなくて当たり前。”失敗”をも感じ取って、気づきに変えよう。

こんにちは。スカイベイビーズの代表安井です。今日は久しぶりにオープン社内報として、メンバーに向けてメッセージします。

1月10日に開催した「全社会」の「経営ラウンド」では、2023年の方針なるものを発表しました。今日は改めてそこで話した「意思決定」について、補足したいと思います。

年末年始に、「ティール組織」を学び直してみた

スカイベイビーズが提唱している「自然体経営」は、世の中に存在するいくつかの概念を参考にしています。

たとえばフレデリック・ラルーが提唱する「ティール組織」。ブライアン・ロバートソンがチームと共に開発した「ホラクラシー組織」などです。

年末年始の休み中に、改めてこれらの概念を学び直し、「意思決定」について考えてみました。

たとえば、「ホラクラシー組織」には組織に関する事細かなルールを定めた「憲法」があって、それに基づいて組織運営が行われています。でも、うちは今、何かいろんなことを「ルール化して実践していく」というフェーズではない気がする。一足飛びにルール化してしまうと、なぜそのルールが必要なのかが曖昧になります。その必要性に実感がないルールはすぐに形骸化します。それに、ルール検討するときの試行錯誤から生まれる良いアイデア、良い空気感になる瞬間が消えてしまう気がするんです。

「ティール組織」に関する本を読んでいると、ティール組織の構成員は「意思決定」について綿密な研修を通して学んでいると書かれています。一方、我々は「こういうときは、誰がどういった形で意思決定をする」という学びがインストールされていない。それでは、意思決定が難しいのも当たり前だなと気づいたわけです。

「意思決定」の前に、「セルフマネジメント」を磨こう

「ティール組織」に興味のある方は、ぜひフレデリック・ラルーの『ティール組織』という著書を読んでみてほしいのですが。

この著書のなかで「ティール組織」には、「3つのブレイクスルー」があると書かれています。そのうちの一つに「セルフマネジメント(自主経営)」があります。

セルフマネジメント(自主経営)
ティール組織は効果的に機能するための鍵を見つけ出した。大組織にあっても、階層やコンセンサスに頼ることなく、仲間との関係性のなかで動くシステムである。

フレデリック・ラルー『ティール組織』

私たちは今、「スカイベイビーズらしいセルフマネジメントをどうしたら導き出せるのか?」というチャレンジに立ち向かっていると思うんです。

全社会で目の当たりにした、「セルフマネジメント」の好事例

1月の全社会では、畑が「ソラミドストアのリニューアルに向けた個人の目標を共有しよう!」と投げかけましたよね。

HRという職種から、本来の彼女の役割だったのかというと、そうではないかもしれない。誰がやっても良いけど、「私がやろう!」と自ら仕事を生み出してくれた。役割を担ってくれた。あれこそがセルフマネジメントの発現だと思います。

スカイベイビーズが次世代の「進化型組織」を目指す上で、ああいった動きができる人が増えるかどうか?力を発揮できるかどうか?が鍵になってくるのではないでしょうか。

最後に、もう一度、「意思決定」について

全社会では、こんな資料を提示しました。

これから意思決定に向かうみなさんに、ヒントを明示したつもりです。

もちろんこれですぐに「意思決定」ができるようにもなりません。『ティール組織』では、「意思決定」には「助言プロセス」というものが適用されると書かれています。然るべき時がきたら、現時点では、私たちもこの「助言プロセス」をきちんと学び、採用したいと考えています。

しかしながら、私たちが今、やるべきことは、「意思決定者を、誰が、どうやって決めるのか」から、話し合いを始めることです。部活やチームの「キャプテンがイコール意思決定者ではない」と、みんな薄々、気づいていますよね?

今はチャレンジのときと腹を括ってやってみてほしいのです。体験プロセスのなかで、「失敗」をも感じ取ってもらって、「気づき」に変えてもらえたら嬉しいです。

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