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【ご報告/対談】メンバーズ元執行役員の池田朋弘氏がグロース・キャピタルに参画しました

この度、株式会社メンバーズの執行役員を務めた池田朋弘氏が、当社グロース・キャピタルにマネージング・ディレクターとして参画しました。

今回の参画の経緯、代表の嶺井との創業ストーリー、今後のビジョンについて、インタビューを通じてご紹介させていただきます。

マネージング・ディレクター 池田朋弘 
起業家/株式会社メンバーズ顧問。早稲田大学在学中にもっとネクスト株式会社の創業にCTOとして参画。2008年、株式会社ビービットにUXコンサルタントとして入社。2013年、UXリサーチ事業を手がける株式会社ポップインサイトを創業(2017年、M&Aにより株式会社メンバーズのグループ会社化)。2015年、クラウドソーシング事業を行なう株式会社MIKATA(現、株式会社イングクラウド)を創業(2016年、M&Aによりインググループのグループ会社化)。株式会社メンバーズ執行役員、顧問などを歴任。複数の新規事業の立ち上げやエンジェル投資なども行なう。


■戦友となったきっかけは「大学時代」

――嶺井さん、池田さん、本日はよろしくお願いします。池田さん、最初に自己紹介をお願いできますでしょうか?

池田:この度、グロース・キャピタルにジョインした池田朋弘と申します。本日はよろしくお願いします。

簡単にキャリアを振り返ると、早稲田大学在学中に嶺井が創業した会社にCTOとして参画したあと、2008年に、デジタルマーケティング領域におけるユーザーエクスペリエンス改善のコンサルティングを行なうビービットに新卒で入社しています。

また並行して、嶺井が立ち上げたセールサポートというセールス・テックの会社にCMOとして携わった経験を経て、2013年4月にユーザーエクスペリエンス改善をより多くの企業に届けるべくポップインサイトを代表として起業しました。その会社が、2017年4月にM&Aによって、東証プライムに上場するメンバーズのグループ会社となったあとも代表を続け、合わせてメンバーズの執行役員も務めました。

専門はマーケティング領域になりますが、自分自身で起業したり、イグジットも経験してきたというのが、大まかなキャリアになります。


――続きまして、今回、池田さんにオファーした経緯を、グロース・キャピタル代表として、嶺井さんからご説明いただければと思います。

嶺井:当社グロース・キャピタルは上場ベンチャーの資金調達と調達後の戦略の実行を支援している会社です。調達後の成長戦略の実行において、重要な打ち手として、M&A、新規事業、大規模なマーケティングなどがあります。

池田さんは、マーケティング分野に明るいだけでなく、ご自身でも上場企業とのM&A、さらにはM&A後の成長に当事者としてコミットされていました。そんな池田さんと上場ベンチャーの支援を一緒にやりたい、力を貸してほしいということでオファーしました。


――お二人は大学時代からのお付き合いとお聞きしています。大学時代にどのような接点があったのでしょうか。

嶺井:池田さんとの出会いは、2005年までさかのぼります。3月か4月頃だったと思いますので、大学3年生になるかならないかくらいのタイミングですね。当時、池田さんは早稲田大学で一番多くの発行部数を誇る出版サークル、マイルストーン編集会の代表をされていました。一方の私は、早稲田大学周辺の学生街向けにクーポンサイト、求人サイトを立ち上げて、これから伸ばしていこうとしていたため、人づてに池田さんを紹介いただいて、相談に伺ったのが出会いのきっかけです。

池田:懐かしいですね。

嶺井:初日はカフェでお茶をしたのですが、その日のうちに意気投合して、早稲田大学周辺だけでなく、吉祥寺、御茶ノ水といった学生街にも進出して、500店舗以上の加盟店を抱える求人、クーポンサイトを一緒につくりました。その後も、企業向けのCMS(コンテンツ管理システム)を手がける会社を、私がCEO、池田さんがCTOという形で立ち上げたり、法人向け新規営業のためのセールス・テックを手掛けるセールスサポートという会社にも池田さんにはCMOとして参画いただきました。

端的にいえば、池田さんは、私にとって戦友中の戦友といえる存在です。私は自分の経歴として、学生ベンチャーをやって、イグジットまでもっていったとか、ベンチャー企業を上場まで導いたとか、投資先が上場企業にM&Aされたとか格好いい経歴を並べていますが、実はその殆どに池田さんが関わり、裏の立役者は池田さんなのです。

池田:クーポンの営業をやったり、CTOをやったりと、そのときどきで関わり方はまちまちですが、出会ってから17年間、本当にいろいろなことを一緒にやってきましたね。


■参画の決め手は「社会的価値」と「インパクト」

――今回、戦友である嶺井さんからのオファーに応える形で参画を決めたということですが、決め手はどこにあったのでしょうか?

池田:理由は大きくは2つあります。1つは、グロース・キャピタルが、「これから大きく成長していく上場ベンチャーを支援する」というユニークかつ、社会的価値のある事業を手がけている点です。私自身、社会に対して、より大きな価値、より大きなインパクトを提供したいと考えるようになっていたこともあり、嶺井の志に共感するところが大きく、そういったチャレンジをできる環境は他にはないと考えて決断しました。

2点目は、冗談のように聞こえるかもしれませんが、嶺井ファンだという点も大きいですね(笑)。さきほど、「立役者」という表現をしていましたが、私としてはその逆で、私が今のようなキャリアを歩んでいるのも、嶺井のやっていることを横で見ていて、真似したからなのです。社長として何十人もマネジメントしていたときも、嶺井だったらどうするかというのはよく考えていました。そして、なによりも一緒にチャレンジしてきた17年間、1つも外れがなかったというか、100%楽しかったので、今回も絶対に楽しいチャレンジになるという確信がありました。

もう1つ補足すると、今までの経験から嶺井の得意なところ、苦手なところはわかっているので、嶺井が苦手な部分を自分がカバーして、グロース・キャピタルとして大きな力を発揮していきたいと思っています。


――決め手は「嶺井ファン」という点だったということですが、嶺井さん、いかがでしょうか?

嶺井:2つ目の理由はさておき(笑)、池田さんが1つ目の理由として挙げたことは、グロース・キャピタルが目指すビジョンそのものです。ここ日本においても、ようやくベンチャー、スタートアップの数が増え始めている一方、上場までたどり着いたものの、上場後に成長が減速してしまっている会社は少なくありません。

数字を見れば明らかですが、日本の上場企業3,800社のうち、時価総額100億円未満の会社が1,500社近くもあります。レイトステージの未上場のスタートアップが1,500社もないことを考えると、これは相当大きな数字です。

ただ、見方を変えれば、とてつもない伸びしろがあるとも言えます。上場までたどり着いたおもしろい事業や、優秀な経営陣が、1,500社も眠っているわけですから、私は上場後のベンチャーにはものすごいポテンシャルがあると考えています。

そういった企業に対して、創業、上場、そして上場後のベンチャーの経営に携わった経験のある私や、上場後のベンチャーでM&Aを経験した池田さんが支援できることはたくさんある。一緒に伴走することで大きなポテンシャルを開花させることができると思っています。


――最後にお二人から一言ずつ、意気込みをお願いします。

池田:これまで私は、嶺井がさまざまなチャレンジをする様をずっと見てきました。これからも未知の領域に踏み出していくと思うのですが、嶺井のこれまでのキャリアの1つの集大成が、このグロース・キャピタルだと私は捉えています。

繰り返しになりますが、日本に1つしかないユニークなこのグロース・キャピタルの取り組みは、社会に対して大きな価値を提供できるものだと確信をもっています。わくわくするようなチャレンジを嶺井と一緒に楽しみたいと思っています。

嶺井:はい。私たちグロース・キャピタルは、世界で戦える上場ベンチャーが日本から1社でも多く生まれるよう、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

――本日はありがとうございました。

グロース・キャピタル株式会社
https://www.gckk.co.jp/