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またひとつ大人になった

たった25年かもしれないけど、生きているといろんな経験をする。生きていれば嬉しいことだけではなく、時に辛く胸が苦しくなるようなことも降りかかってくる。

大丈夫かもしれない、これだけ想いを注いだのだから…と自分を安心させたい言葉を擦り抜け、現実は容赦無く自分の心を刺してくる。自分が注いだものへの見返りは求めないと思っていても、その場面に対峙すると苦しくなる。

誰とも話したくなく、部屋に閉じ籠った。暗く、閉ざした部屋に溶けていくようだ。

どんなに経験を積んだとて、辛さが薄れることはない。

嗚呼、選ばれなかったんだな。

涙が出るでもなく、暗闇のなかに見える天井を見上げながらただただそう思った。こんな時、涙が出てきてくれたらどれだけ楽だろう。悲しい時にこそ泣けない自分の性格を恨んだ。

こんな時でも目の前の日常は続いていく。2年前のnoteにも書いたけど、星野源のアイデアには“つづく日々を奏でる人へ、すべて越えて届け”という歌詞がある。

▼そのことを書いたnote

幾多の選ばれなかったことや叶えられなかった未来がある一方で、選ばれてきたことや叶ってきた過去の延長線上に僕は立っている。僕のことを見てくれている人たち、居場所はある。

これから先も。

今朝森を散歩して、住宅地から離れたところまで行き向こうの山に向かって「あー!」と叫んだ。大人になってからこんなに叫んだのは数少ない。おそらく初めてか2回目くらいだろう。

これまでも、これからも人生はいろんなことが起こっていく。その中には自分の心を傷つけるものもあるが、同時にその出来事も自分の人生を彩っていく大事なパズルのピースでもあるはずだ。

またひとつ大人になれた。


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