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ラントリップへ入社しました

新年度が始まり、4月1日より株式会社ラントリップへ正式に入社しました。

インターンの2年間(途中、休止・離脱を含む)を経て正社員としてメンバーになった今。仙台に戻ってから、深く書いていないこともあるので振り返ってみたいと思います。

インターンを始めるまでの経緯は、インターン生になったばかりの頃のnoteを参照してください。

休学の1年を終えて、仙台へ

昨年3月末、1年のインターンを終えて仙台に戻った。4月から復学する予定でいたとはいえ、ちょうど3月末の週末に外出自粛要請が発出されインターン卒業式もできないまま仙台に帰ることを余儀なくされた。

代表の大森さんに電話して「このままだといつ仙台に戻れるか分からなくなるので、今日のバスで帰ります。」と切羽詰まった声で話したのを思い出す。

東京でのインターンは昨年3月で終えたものの、大学の授業を受けながらリモートで仕事をしないかと誘ってもらい、仙台に戻った後もラントリップの仕事を続けていた。

ただ、当時は「ラントリップへ入社する」という選択肢はあまり考えていなかった。率直に言えば、正社員としてやっていけるだけの力はないだろうと思っていた。たびたび社外の人たちから「ラントリップに入社する選択肢はないの?」と聞かれていたが、「あまりないですね」と答えていた。

仙台で仕事をしたいと希望していたこともあり、再び上京する選択はあまり有力なものではなかった。

体調を崩し離脱

仙台に戻って初めのうちはリモート環境で仕事することにも違和感なく順応し、当時取り組んでいたプロジェクトでも少しずつ成果が出始めて手応えを感じ始めていた。

しかし、GW明けにふとした瞬間に呼吸が苦しくなることがあり、地下鉄の駅でうずくまることがあった。一過性のものだろうと決め込んでいたが、数日すると今度は目眩が始まり休んでも目眩が止まらないようになってしまった。

病院で処方された薬を飲んでも目眩は止まらず、PCに向かえば吐き気がして起きていられない日々。上司の冨田さんと相談して、ひとまず1週間休暇を取ることにした。

オンライン授業だけは受けていたが、1週間Slackをアンインストールして休む日々。きっと自律神経失調症だろうと思われるが、病院に通っても、休んでも全然体調は良くならなかった。

復帰したとて同じように仕事をできるか分からず、体調の悪さによる諸々の苦しさから解放されたくなり、6月末に冨田さんに電話で「インターン辞めようと思うんです。」と打ち明け、辞めることになった。上手く説明できないが、その時の自分はすっきりしているようでネガティブな感情が垂れ込めていたと思う。

以前のように馬力を出せるイメージがつかず、もう歩みを止めたい、解放されたい。それしか、考えられなくなっていた。

就活での迷い

8月になり、少しずつ元気を取り戻していた僕は企業のWebなどを見るようになっていた。しかし、仙台で働くにしてもどの企業が行っていることも自分の興味の範囲とは違うもののような気がしていた。

甘々な考えだが、就活関連のWebサイトを見てはなんだか違う気がして何のアクションもできない日々だけが過ぎていった。

少し涼しくなってきた9月中旬、(結果的に、正社員としては同期入社になった)祐子さんという方から「来週からラントリップに契約社員として入るよ〜」と連絡が突然来た。祐子さんとは駅伝ファンという共通点もあり、インターン1年目のイベントで知り合ってから時々話していた。「マサトくんには連絡しておこうと思って」と言われて、いろいろ話していくと、素敵な人たちに囲まれていたんだなと思った。

(自分の中だけで、)どこに行きたいかという考えが変わったのはこの辺りだったと思う。とはいえ、ラントリップに入社するとはこの時点で本気で考えてなく「そうだったらいい」とぼんやり思う程の気持ちだった。

後期の授業が始まり、卒論を書き、仙台市の就活支援窓口に足を運び何社か紹介してもらうという日々が過ぎていった。

上司から来た1本の電話

時間軸を戻して、9月に祐子さんから連絡があった少しあと、冨田さんと電話をしていて元々僕が入っていたプロジェクトに復帰させてもらうことになった。一度辞めると言った身が戻るのは虫の良すぎる話だと思いつつ、あの時戻ることを快く受け入れてくれたのは本当に頭が上がらない思いだった。八方塞がりで、精神的に参っていたところに手を動かす時間を作れたのは本当に救われた。

週の数時間をアルバイトとして作業に勤しみ、週1回冨田さんと電話でタスクの事から就活の悩み事までいろんな相談に乗ってもらった。

宮城はまもなく冬が訪れようとしていた11月末、僕は変わらず就活をしていた。そんな最中、冨田さんから電話が来た。作業中のタスクについて話したいのだと思い電話に出ると「マサト、東京に来ないか。」と電話口の冨田さんが言った。

僕は「東京に遊びに来たついでに、久々に会わないか」と誘われているのだと勘違いし、「あ、落ち着いたら東京行こうと思ってたんですよ〜!」と言葉の真意など露知らず明るく答える。すると、「いや、ラントリップの正社員として入社しないか。」と伝えられた。

その言葉の意味を理解するまで一瞬、時が止まった。「ほ、本当ですか。」と少したじろいだが、次の瞬間には「行きます!入社したいです!」と即答していた。

その後大森さんとも面談をしていただき内定が決まった。

再び、東京へ

心身の調子を崩し進路にも迷い暗闇の中を模索してきた1年だったが、大学を卒業して再び東京へ来た。注釈を加えると、僕はチームの皆さんに助けてもらって今がある。だから、自分で掴みとってここへ入りますとか、こういうすごいことをしましたという趣旨は一切ない。

大それたことは言えないけど、この1年心身ともに崩れる体験をした身としては、いかに健康が尊いことか強く実感した。ランニングができなくなって、いかにランニングのあった生活が大切な時間だったのかを痛感した。そうした意味では、ランニングを通してポジティブであれる人が一人でも多くなってほしいという願いは自分事の想いへと変わった1年だった。

今、メインの業務はメディア事業の「Runtrip Channel」「Runtrip Magazine」の運営に関わっている。助けてもらうことの方がたくさんあるけど、このチームの中で動けて嬉しいと感じることが多く、自分自身がチームにとって力になれるように頑張りたい。

▼Runtrip Channelはこちら

そして、これからも“ランニングが楽しい”ということを一人でも多くの人へ伝えていけるように頑張ります。周りからも発破をかけられる通り勝負はここから。

改めて、宜しくお願いします。

追伸|学生インターン募集中です

正社員になったお知らせをしたばかりですが、現在ラントリップでは学生インターンを募集中!

僕もランニング好きな学生を探していきます。周りの子たちで興味がある子がいたら連絡ください!

2年前、23歳大学生という何年生なのか分からない僕を受け入れてくれて、時に前で引っ張って、時に背中を押してくれた素敵な人たちです。微力ながら、ランニングが好きな大学生たちに届くきっかけになれば嬉しいです。


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