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大事なお知らせ 脳腫瘍診断についての公表


 いつも応援ありがとうございます。プロ冒険家の阿部雅龍です。事情がありSNSなどから離れていました。

 実は南極前に過去最高難易度の冒険に出ることになりました。

 脳腫瘍(脳ガン)が見つかり手術をする事になったからです。

 お盆の間に突如として激しい頭痛と吐き気に襲われ、痛み止めを飲んでも眠れず、あまりの痛みで幻覚を見るほどでした。救急外来で病院に行き脳のCT検査後、そのまま緊急入院。大きな腫瘍が脳室にあり、腫瘍から出血したことが原因でした。

 腫瘍はこの1年で一気に大きくなるものではなく、何年もかけて大きくなるもの。思いおこせば思い当たる節はありました。急に頭痛に襲われたり、視力が一時的に落ちたり、物覚えが極端に悪い時があったり。8月に富士山に登ったときも、十分に有酸素系トレーニングをしているのに標高3,000mで頭痛があり驚かされました、過去ではあり得ない事だったので。全て長年の冒険人生のダメージ蓄積によるツケのようなものと思っていましたが、それらは悪化しているサインだったのかもしれません。

 不幸中の幸いと言えるのは、腫瘍の出血が脳室という水が通るための空洞になっている部分だったので運動や言語などの麻痺が“今は”ないことです。とはいえ、腫瘍がかなり大きく、放置しておくと水頭症になるため対策しなければなりません。頭蓋骨を開けてみないと癒着の具合は分からないとのことですが、腫瘍が大きいので癒着の可能性はあります。

 9月7日(木)に全身麻酔による手術があります。記憶をつかさどる海馬の近くに腫瘍があり自分で判断ができないようになる可能性があるかもしれませんし、記憶ができなくなるかもしれません。

 南極と違い、自分が望んだ冒険ではないけど、病気という冒険に自ら勇気を持って立ち向かいます。今回の舞台が南極ではなく病魔であるだけです。今までどんな逆境にも負けずに笑顔で立ち上がってきました。受け身ではなく自ら選んで挑戦者として闘う。それが阿部雅龍という男であり冒険家を職業とする人間としての生きる姿勢です。

 しらせルートによる南極点単独徒歩到達の夢を達成させる。

 応援してくれるお一人お一人の気持ちに寄り添えるように、何より自分の夢を叶えるため。

 だから、挑む。行ってきます。

感謝を込めて
阿部雅龍

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000088695.html


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