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MtG むかしむかし

割引あり

私がMtGを始めたのは高校生のとき。もう25年以上も前の話です。
当時ジャンプに連載していた遊戯王で「元ネタはこのゲームだよ!」と紹介されていて、友達と軽い気持ちで始めたのがきっかけでしたが、こんなに長い付き合いになるとは夢にも思いませんでした。

今や業界でもすっかり長老(ボケ老人)扱いをされているわけですが、これだけ続けていると色んなネタがたまってきます。配信でも少しずつ紹介していますが、中にはとても話せないようなネタもちらほら。でも、そういうネタの方がみんな好きでしょ?ということで記事にしてみようと考えました。

今だから話せるやばい案件については、無制限に公開するとまずいので有料にしています。購入いただいた方の心の中に留めてくださいね笑
無料分だけでも十分な量のおバカなネタがありましたので、楽しんでもらえれば嬉しいです。なお、ありがたくお買い上げいただける場合は、その分を次の開封配信に使わせていただきます。皆さんの美味しいおかずになれるよう今年も頑張りますので、よろしくお願いします。


コマ七

最初から他人いじりをするとアレなので、まずは自分のネタをいくつか紹介します。一発目は有名なやつから行きましょう。私が経験した無数のやらかし案件の中でも、これはトップクラスのヤバさでした。

レガシーで《師範の占い独楽》が使えた時代の話。相手の場に《精神を刻む者、ジェイス》が着地してしまい劣勢になった私は、自分のターンに独楽でライブラリトップの3枚を確認します。《紅蓮破》が見つかったので、確認した3枚を脇に置き、このあとの展開をじっくり考えることにしました。

一番上を《紅蓮破》にしました

「このターンのうちに《紅蓮破》でジェイスを破壊しないとダメ」という結論に達したため、独楽をタップしてライブラリトップをドロー。ところが、そのカードは先程見た3枚と全く違うものでした。

え!《紅蓮破》どこ?!何の手品??

パニックになった私は、思わず次のカードとその次のカード、その次のカードと勢いよく3枚めくりますが、《紅蓮破》はおろか、どこにも知っているカードがありません。「なんでや!」と叫んだ瞬間、対戦相手(仏氏)が冷静に「黒田さん、そこそこ」と指をさしました。
そこには、長考前に脇に置いた3枚のカードがありました。。。

「ジャッジ!独楽で7枚見てしまいました!」と、コールを受けたジャッジと周囲のびっくりした顔、忘れられません。
これが有名な「コマ七」です。レン六みたいでいいでしょ笑


放送NG

公式放送の解説をしていると、色々と気を遣うことがあります。こっちは両方の手札が見える神の視点で解説をするので、プレイミスについて偉そうにあれこれ言うのではなく、選択肢の難しさについて語る、というのは大事なお約束。もちろん、差別につながる話題や下ネタもダメです。加えて、ウィザーズ社以外のゲームについて言及するのもNGです。

それを踏まえ、デュエル・マスターズはMtGの兄弟なので問題ないと思って「黒城凶死郎」の話をしました。若い子たちに教えてもらったので真偽の程はわかりませんが、このキャラの元ネタは私だと聞かされたんです。
「そういえば名前も2文字かぶってるし、使っているカードにも馴染みのあるものが多いんですよね」と喋ったら、視聴者の反応が良かったので調子に乗って話を続けました。

私「櫂 トシキも、Kai Buddeと塚本俊樹の合わせ技ですよね!(ドヤ)」
視聴者「それはヴァンガード」

すみません本当に知らなかったんです・・・


我慢の限界

コムシューが優勝したPT名古屋。ロチェスタードラフトが採用された最後のプロツアーということでも有名です。

そもそもロチェスタードラフトを知らない人も多いかもしれませんね。開封したパックをすべて卓に公開し、1番のプレイヤーから順番に取っていく(取ったカードが全員に公開される)ドラフトです。

トップ8がかかった最終ドラフトだったと思うのですが、途中で私にとって最大の危機が訪れました。

尿意です。

もともとインターバルが短い方なのですが、このときは押し寄せてくる波の速さが段違いで避けられませんでした。ざっと計算しても、このドラフトが終わるまで耐えられない。しかし、意を決してここでやらかせば退場は確実。どうする?

カードを取りながら必死に考えた結論は「ファーストピックの順番が回ってきた瞬間、1枚目を取ってすぐにダッシュ→そのパックが終わるまでに帰ってきて何食わぬ顔で次のパックに復帰」というプランです。自分はそのパックの動向を見れませんが、これなら迷惑をかけず、誰も不幸にならないと思いました。

しかし、もう一つの難関がありました。周りに日本人のジャッジがいません。上述したプランを英語で伝えなければ、私のミッションは失敗です。

人生を振り返って、あんなにも流暢に英語が出てきたことは後にも先にも無いと思います。内股でトイレに走っていく私の姿は、さながらペンギンのようだったと評されました。自分としてはすべて計画通りでうまく行ったと思っていたのですが、実際には次のピックに進むまでにみんなを待たせてしまったそうです。(事情を知ったプレイヤーにクスクス笑われてました)

なお、このドラフトは3-0してトップ8に進むことができました笑


コワクナイヨ①

試合中や解説中に、「顔が怖い」「人を殺している」と言われることがすっかりお馴染みになってしまいました。なぜこうなってしまったのか・・・

GPのチーム戦で、私と対戦していた相手に、隣のチームメイトが「どんな感じ?」と声をかけました。
そしたら相手が「無理・・・顔怖い!」と答えました。

おい!試合関係ないやろ!!


コワクナイヨ②

海外の大会に向かう際、空港の出国手続きで必ず呼び出され別ルートに誘導されます。そのとき、靴下まで脱いで荷物検査をされます。
「ランダムです。ご協力お願いします。ランダムです。」

うそつけ!!毎回やないか!!


コワクナイヨ③

アイルランドから帰国した際、税関で下敷きのようなものを見せられ「これらのものは持ち込めませんが、持っていませんか?」と質問されました。そこには危険物や薬物、輸入禁止のアイテムがずらっと。もちろん持っていないので否定すると、下敷きを裏返し「これも大丈夫ですか?」と。

持っていないことを伝えると、
「あのー、実は麻薬犬が反応していまして・・・申し訳ありませんが別室に来ていただけますか?」と、同行していた岩ショーともども荷物検査を受けることに。またかいな。あの犬かわいいなーと思って見てたのに、向こうは疑ってたんか!

時間ギリギリでスケジュールを組んでいたので、このままだと会社に遅刻します。上司に電話してもいいか質問すると「ダメです」。完全に疑われてるやん!

荷物は全部ひっくり返されて隅々まで調べられました。お土産のボックスを手にとった担当者が「これは何だ・・・?」と怪訝な顔をしたのですが、後ろで見ていた若い担当者が「あ、それは大丈夫です」と言ってくれました。マジック知ってたのかな笑

他にもDVDが出てきて、「これは・・・?」と怪しまれました。「ガキの使いです!飛行機ヒマなんで!!」と逆ギレ気味に返答。年始の旅だったので笑ってはいけないを見てたんです。

結果的に無実(当たり前)でしたが、やはり会社には遅刻しました。勤怠システムで遅刻理由を報告しなければならないので、「麻薬犬」と書きたかったのですが「わけわからんからやめて」と上司に止められました笑

岩ショーの人相が悪いから、巻き添えを食らったと今でも思ってます!


ダブマス開封

高額パックの代表格であるダブルマスターズ。
大会の合間に2パック買って開けたんですが、2パック目のコモンが1パック目と完璧に同じ(並び方も一緒)で、アンコまで行っても同じだったので「そんなことある?!」って興奮気味に叫んだら、「黒田さん、それ1パック目」って、はまちに冷たい目で言われました。

2パック目、左手の中にありました。


《発展/発破》①

自分は《荒野の再生》がとにかく好きで、スタンダードリーガルだった時期はずっと使っていました。そうするとお供の《発展/発破》もセットで使われるんですが、両手で足りないマナの計算になるので、このカードにまつわるやらかし案件が色々とあるんです。

マナが多くなると難しいんです

1つ目はFinalsで、グルールアドベンチャーと対戦したときのことです。
相手の場には《楽園のドルイド》、1/1の人間2体、《恋煩いの獣》。
こちらのライフは11。
ショックランドのライフ損失を考慮に入れ、どの土地を置くか、何点で獣に《発破》を打つか、散々悩んだあげく土地をタップインで置き、9マナから 5点の《発破》に繋ごうと、手札に目をやったのですが・・・

そのときになって初めて、「《発展/発破》は手札にない」という衝撃の事実に気付きました笑
何で持っていると思いこんだのか、今でもわかりません・・・


《発展/発破》②

さっき書きましたが、《荒野の再生》を使うと普通のマジックでは扱わない、2桁のマナを計算することになるので難しいんです。

土地が12枚ある状態で、2枚目の《荒野の再生》をプレイすると、エンドステップに何マナ出るか分かりますか?そう、32マナですね。では、《発破》はマックスで何点ですか?その通り。28点です。カードを引ききれないと負けなので、自分のライブラリー枚数に注意しましょう。21枚しか無いので、ドローの対象は相手ですね。では念のためダブルチェックしましょう。32マナ、相手に28点ダメージ、相手に28枚ドロー。ありがとうございました!!

「はい、残りライフ1です。」

え?
あ、自分のメモにも相手のライフ「29」って書いてある・・・

手札を30枚以上持ってターンを開始した対戦相手はとても楽しそうでした。


代理カード

最近はフリマサイトなどで、プロキシカードを目にすることが多くなりました。はっきり言って偽造ですから絶対反対です。カジュアルプレイを楽しむためのカードなのに、ホログラム等のディテールまで似せる必要は全くありません。友人とフリープレイをする段階で、すべてのカードが実物で揃っている必要は無いと思います。

1999年の日本チャンプ、東野さんとフリープレイで練習していたときに、
これ、モグファナ(モグの狂信者)」と言いながら、見たこともない不気味なカードを出されました。

誰やねん
・・・似てるか?

いやいや、なんでこのカードにしたの?律儀に4枚ともこれやし、そもそもモグファナはコモンでしょ。レジェンドからこのカードを探して出してくる方が難しいでしょ笑

それ以降、このカードを見かけるたびに笑ってしまいます。何枚も並んだときの絵面はひどいものでした。でも、今じっくり見たら手の感じとか似てるかもしれないな笑



じゃあ呼ぶなよ!!

《早摘み》というコンボデッキ御用達のカードがあります。土地を大量に並べてから、このカードを何度も使いまわして膨大なマナで何かをする、というデッキですね。「禍我シュート(通称マガシュー)」が芸術的で有名です。最後のターンが長く、必殺技を放つまでに時間がかかるのが特徴です。

巨大なマナを生み出すエンジン

我々の聖地といえばAdeptですが、そこでローリーさんが森田雅彦を相手にこのデッキを使ってフリープレイしていました。コンボが回り始めたので、「じゃあ、決まったら教えて下さい」と言って席を離れ、大会に参加している友人の様子を見に行く森田。しばらくするとローリーさんが大声で「森田!コンボ止まったから来て!」と呼びます。

「あの状況から止まるんですね。珍しい」と言いながら席につく森田。
ターンを迎えてドローしようとすると、ローリーさんが
「待って待って!アップキープにオアリムチャント!」と楽しそうに宣言。
そのまま次のターンにコンボが決まって勝ってました笑

じゃあ呼ぶなよ!!



カットすんの?

ジャッジメントで登場した「願い」シリーズ。メインデッキ以外の場所からカードを手札に入れられる仕組みは画期的で、当時からとても優秀なカードとして活躍していました。
ただ、「ゲーム外から何かを持ってくる」という挙動が初めてだったので、中には思わぬハプニングも。

とある大会で《燃え立つ願い》をプレイして、サイドボードからソーサリーを公開した対戦相手。そのまま残りのサイドボード14枚をシャッフルしながら渡してきて、「カットお願いします」と言いました笑

職業病ですね!


ピョン!ピョン!

黎明期はルールも整備されていなくて、限りなく黒に近いグレーもいっぱいあったわけですが、中には「よく思いついたな」と笑えるようなネタもあります。言う方もとりあえずチャレンジ!みたいな、大喜利のようなノリがありました。

今回の話題は《ピョンピョン自動人形》というカード。3マナ2/2という普通のサイズですが、ピョンとジャンプするとバネが弱り、-1/-1修正がつく代わりに飛行を持つというクリーチャーです。

バネが弱いんでしょうね


こいつの飛行1点パンチが全く止まらず、苦戦していたプレイヤー(K君)がいました。あと数点で殴りきられてしまう、というタイミングに突然、
「すみません、そのカードの名前はなんですか?」と相手に聞くK君。

「えっ?ピョンピョン自動人形、ですけど・・・」と困惑しながら答える対戦相手に向かって、「あ!今『ピョン』『ピョン』って2回言いましたね?-1/-1修正×2回で死んでください!」と荒ぶるK君。
もちろん通るわけもなく却下されてました笑

イニシャルKですが、黒田ではありませんよ!


辰吉

何故かマジック業界で知名度の高い「辰吉」。

《ヴァルショクの狂戦士》のイラストと、プロボクサーの辰吉氏がラッシュをかける姿が似ていたから、という理由だけで名付けられました。小学生レベルのネーミングセンスですが、語感がよく全国的に広まりましたね。
「辰吉(ここで4マナ払ってプレイ)、行った行ったー!!(と言いながらタップしてアタック!)」というテンポの良い動きが気持ち良くておすすめです。

辰吉、行った行ったー!!

それ以降、4マナ3/2速攻のクリーチャーは、伝統的に辰吉の名前を継承することになりました。まず出てきたのは《オキシダのゴーレム》。山が3枚以上あれば辰吉の上位互換です。当時のアーティファクトは旧枠で茶色だったので、「茶辰」の相性で親しまれました。もう、このあたりからだいぶおかしいです。

3マナで呼べる上位互換

次に満を持して登場したのが《捕獲飛行機械》。無色になり、速攻だけでなく飛行まで持ち、辰吉の完全上位互換です。もはや辰吉の面影は全くありませんが、同一種族として「飛び茶辰」と名付けました。もはや意味不明ですが、かなりの人気キャラとして今も愛されています笑

飛び茶辰、行った行ったー!!

それ以降、辰吉の概念はどんどん緩くなり、3/2速攻であれば何でも辰吉と呼ぶようになりました。《アン一門の壊し屋》や《罪を誘うもの》もそうです。

「それ、どんな能力?」
「スペックは辰吉で、おまけでXXがついてる」
「あーなるほどね」
というように使われています。なんで通じるねん、って思います笑


島が・・・

これはAAこと、浅原 晃氏から聞いて呼吸困難になった話です。

昔の青いデッキは妨害手段が非常に豊富で、デッキに16枚ぐらいカウンターが入っていることも。すべての呪文を打ち消すような展開もよくあったと記憶しています。そうするとミラーマッチは大変です。重い呪文はまず通らないので、軽くて放置できない脅威をうまく通すことが重要でした。

ここで登場するのは《ダンダーン》。生息条件「島」というデメリットがありますが、2マナ4/1という青らしくない攻撃的なスペックを持つクリーチャーです。ミラーマッチだと戦闘でぶつかり合いはほぼ発生しないので、これが先攻2ターン目に通れば、あとは5ターン守り切るだけで勝利できます。

異常に攻撃的な生息条件《島》のクリーチャー

鼻息荒く、このダンダーンを戦線に送り込んできた対戦相手。以下、AAさんの対戦記録です。後手2ターン目の攻防ですね。

相手:島をプレイ。《ダンダーン》。
AA:では、《ダンダーン》に《火/氷》をプレイします。
相手:《Force of Will》でカウンターします。
AA:では、こちらも《Force of Will》を。
相手:うーん。。。《噴出/Gush》をピッチでプレイして2ドロー。。。
引いた!《撃退/Foil》でカウンター!

追加のカウンター呪文を引き込む!

ここで、悩みに悩んだAAさんから名言が飛び出します。
AA:「まことに申し上げにくいのですが・・・島がありません」


マリガン?

マジック用語って、特殊なものが多いですね。このゲームをやっていなければ、おそらく生涯使わなかったであろう言葉がたくさんあります。マリガンもその中の一つだと思います。

大会に参加していた大阪のAくんは、対戦相手が初手を見て苦しそうに言った一言に大変苦悩しました。

「マリゴンします。」

(・・・マリゴン??)

(いやいや、マリガンやし。でも指摘したら恥をかかせることになるからそのままにしておこう。うわ!こっちも初手悪いやん。マリガンや。
・・・これ、僕もマリガンしますって言ったら結局相手が恥かくやん。でもキープできへんし、どうしよう。。。)

ぼ、ぼくもマリゴンします。


再生マナは大切に

上述のAくん、ローリーさんの愛弟子としてもよく知られています。マジックの基礎力を高めるために、デッキに4枚の《奈落のインプ》を入れて、5勝1敗以上の成績を取るまで他のデッキを使うことは許されないなど、スパルタ的教育を受けて上手になっていきました。ちなみにこの特訓、マナの適切な使い方を覚えるのにめちゃくちゃ効果的だなーと思います。

攻撃のためにマナを使うか、クリーチャーを呼ぶかが毎ターン難しい

無事に5-1を達成し、色んなカードを使うことができるようになった後の話です。Aくんが4マナフルタップで切り札の《マスティコア》をプレイ。ところが、これは対戦相手の《ウークタビー・オランウータン》で破壊されてしまいました。
残念ながらAくんの手札には《暗黒の儀式》が。儀式からプレイしていれば再生マナを残すことができたのに・・・と反省しきりです。

別の試合で、同じような盤面になりました。今度は学んだことを活かそう!と、《暗黒の儀式》から再生マナを浮かせて《マスティコア》を出し、得意顔のAくん。

マナ余ってるで!再生するで!

手札がないことに気づくのはその直後でした。


エコー?

ウルザブロックで登場した「エコー」。コストに見合わない高いスペックを持つ代わりに、次ターンのアップキープにエコーコストを支払う必要があるというユニークな能力です。

ウルザズ・サーガのプレリリース(なぜか英語版だったと思います)に参加したとき、相手が《ゴブリン戦闘バギー》を2ターン目に出して攻撃してきました。2マナ2/2速攻はなかなかの強さです。

当時はプレリであってもルールが厳しめでしたから、エコーコストは支払いを忘れると、有無を言わさず墓地送りです。
相手もそれは理解していて、次ターンのアップキープを迎えると力強く

「エチョーーー!!」

と宣言しました。
声が大きくてびっくりしました笑


銃火器

《キマイラ像》なんかが使われていた頃に、潜水艦のロゴのお店でスタンダードの大会に出ました。始まる前の説明が始まります。

「本日はスイスラウンド3回戦です。制限時間は40分。時間になったら延長5ターンをやってください。それでも決着がつかない場合は、ライフルが多い方の勝ちになります。」

・・・ライフル?

「はい、ライフルです。では始めてください。」

確かに、そんなフィギュアがいっぱい並んでるけど・・・時間切れになったら買ってくれば良いのかな笑



電流ビリビリマジック

みんな大好きりゅうじさんのネタは、大人気「りゅうじ銀河列伝」があるのでそっちにお任せですが、一個だけ大好きなやつを紹介したいと思います。

数年前、定期開催していたBMOの会場で、りゅうじさんがおもちゃにされるサイドイベントが色々ありました。その中でも屈指のヤバさを誇るのが「電流マジック」。
りゅうじさんがガンスリンガーで参加者と対戦し、受けたダメージ分の電気ショック(マッサージ器でビリビリするようなやつです)を食らうという、とんでもない企画です。私と岩ショーは本戦の解説をしていましたが、何度も放送席まで悲鳴が聞こえてきました。

ルールを理解したドSの参加者が、徐々に悪ノリを始めてきます。大群を並べて過剰ダメージを与えたり、《頭蓋囲い》でとんでもないクリーチャーを作ってみたり。
そんな中で一番のサイコパスだと思ったのは、このカードを並べて殴り続けるデッキでした。そもそも、何でそんなカードを持ってきてるねん笑

センスに脱帽

永遠に苦しむりゅうじさんには申し訳なかったですが、この発想にはお腹痛いぐらい笑いました笑


海の人①

BMのスタッフはりゅうじさんを頂点に個性派揃いです。○みんちゅう氏もなかなかの逸材ですね。
日本選手権ファイナルの招待メールもこんな感じでした。

>ファイナルでは秋・冬の本戦と同様にフィーチャーマッチを実施させて頂>きます。以前と若干変更点があり、今回は一部のプレイヤーの方にプレイ>風景もWEBカメラで映して頂くこととなりました。手順などを資料にしま>したので添付の死霊をご確認下さい。

そんなもんを添付するな・・・


海の人②

うみ〇ちゅう氏を語る上で欠かせないのは《修繕》というカードです。

彼には難しい

・持ってくるカードが分からなかったので投了した
・《通電式キー》を生贄にして、《通電式キー》を持ってきた
・《スランの発電機》を生贄にして、《厳かなモノリス》を持ってきて、 1マナ余っていたので《モノリス》から3マナ出して《モノリス》をアンタップした

どこまでが本当か、今では分かりませんが大体本当だと思いますので、本人に聞いてみてください笑


臭いウィークリーマンション

さて、この話の途中から公開制限です。

念のため最初にお伝えしておきますが、ここから先のネタは「昔はルールも整備されていなかったし、こんなことがありました。今だからみんなで笑いましょう。」という趣旨で紹介しています。
決して肯定・推奨しているわけではありませんので、誤解のないようにお願いします。現代マジックで真似したら一発退場レベルの案件もあります。

2002年、日本選手権に出場するため東京へ行ったときのことです。
若い頃はお金に余裕があるわけでもなく、遠征時の交通費や宿泊費はそれなりに負担でした。ちょっとでも負担を減らすため、ウィークリーマンションをみんなで借りて宿泊。そしたら、そのうちの1部屋から妙な臭いがするんです。例えれば海辺の磯の臭い。エビっぽい。はっきり言うと、くさい。

何かあるのか?と部屋を探しましたが特に見つからず。定員オーバーで泊まっていたため気まずさもあり、その部屋のメンバーは我慢して過ごすことになりました。

選手権が終わって2週間ぐらい経ったときでしょうか。めったに鳴らない家の電話が鳴ったので何事かと思って取ると、「巣鴨警察です。先日、東池袋のウィークリーマンションに泊まりましたよね?」と言う声。うわ!定員オーバーだったのがバレたのか!とビビったのですが、続く内容は想像を遥かに超えていました。

「そこから、子供の

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