バヌアツで「リサイクル」を広めたい(JICA海外協力隊活動記vol.2)
皆さんこんにちは。Masashiです。
本日もお立ち寄りいただきありがとうございます!
JICA海外協力隊としてバヌアツに来てから約半年。
「ゴミ分別習慣化」と「リサイクル促進」を目指して日々奮闘中です。
3か月時点でのレポートは下記をご覧ください。
(当レポートは2回目/合計5回)
2回目レポートでは「活動計画(予定)」になります。
活動計画(予定)
①リサイクルハブ設置
日本とは違って分別するための設備がありません。
そのためゴミ分別できるような環境を整えるのが先になります。
②啓発活動
継続的な啓発活動が必要になります。
3か月に1回のペースで、各集落を訪問して啓発するのが理想です。
③デポジット預金制度(CDS)
空き缶・ペットボトル・瓶等を対象に
資源ごみを指定場所に持ってくることで、一部返金される制度です。
経済的インセンティブによって、回収率を高めようとしています。
制度設計中なので詳細は公開されてから記事にしたいと思います。
2025年早めに実施できるように各所で議論中・・
これまで6か月活動して感じたことですが・・
啓発活動は何回もやっていて、ゴミ問題が思った以上に認識されています。
一番の課題は、、
ゴミ分別後から最終的にリサイクルされるまでの「導線」が確立していない現状があります。
理由としては・・
・リサイクル工場から遠い地域ほど、輸送費がかかるので回収に来ない。
・ペットボトルや瓶はリサイクルする方が費用がかかるので、結局ゴミになる。
「金銭面でいかに業者が参入したくなる環境にするか?」が
解決への糸口なのかな・・と最近は感じています。
「③デポジット預金制度(CDS)」の運用が始まると、リサイクル率が上昇すると思いますが。。
理想形まではまだまだ長い道のりですが、
残り1年半出来る限り貢献をしていきます。
投稿の詳細について
なお今回の投稿は「(*1)活動報告書」の一部を抜粋して執筆しました。
報告書は(*2)JICA訓練所とJICA地球ひろば(市ヶ谷)で閲覧可能です。
(*1)活動報告書
JICA海外協力隊の隊員は定期的に報告書の提出が求められています。
これは、自分の活動状況を振り返ることや、
多くの方にJICA海外協力隊の活動を知ってもらうことを目的に
報告書を作成し、原則公開されています。
もし今回の記事で興味を持たれた方は、是非「活動報告書」もご覧ください。
(*2)JICA訓練所
福島県二本松市、および長野県駒ケ根市にあります。
派遣前訓練期間中のみ閲覧可能です。