
スーパーGTとDTMの交流戦!金曜練習日見学してきた(ハセマサモータースポーツnote)
スーパーGTとDTMの「クラス1」マシンが夢の競演
2019年11月23日と24日に静岡県・富士スピードウェイで行われる「AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT X DTM 特別交流戦」の22日金曜公式練習を見学してきました。
午前10時30分~11時15分に「FP1」、午後2時より2時30分に「FP2」が行われ、23日24日に行われるレースに備えての練習走行が各チーム行われました。
2019年DTM王者ㇾネ・ラスト選手!FP2で圧巻の走り!
DTM(ドイツ・ツーリングカー・マスターズ)の2019年チャンピオンに輝いたレネ・ラスト選手。
FP2では、ヘビーウェットの中ではトップタイムを記録しました。
慣れない日本のサーキットを、DTMで採用されている「ハンコック」のタイヤとアウディRS5・DTM車両で1分50秒3をマークしました。
今回は、日本での交流戦に合わせて「日の丸」に塗られたカラーリングで戦うラスト選手。
10月のドイツ・ホッフェンハイムで行われたDTMシーズン最終戦では、ゲスト参戦したスーパーGTのマシン達を寄せ付けない走りでした。
今回の交流戦は、DTMのレギュレーションである「パワーアップボタン」「DRS(ダウンフォースを一時的に減らして追い越しを促すシステム)」が使えません。
ラスト選手は、それでも「世界の技」でスーパーGT勢を圧巻するのか。
注目しましょう。
ハンコックタイヤ、日本上陸
今回の「交流戦」で使われるタイヤメーカーは韓国メーカーの「ハンコック」タイヤ。
通常、スーパーGTで使われるタイヤは、「ブリジストン」「ヨコハマ」「ミシュラン」「ダンロップ」の4メーカー。
GT500では「タイヤ戦争」と呼ばれる程、タイヤメーカー間のタイヤ競争が激しい事が魅力です。
今回は、ワンメイクという事もあり、スーパーGTに参戦するチームも同じ条件のタイヤを履く事で、「イコールコンディション」の戦いとなります。
ドライバーの技量が試されるレースともなりそうです。
本当のシーズン最終戦、「ラストラン」を飾れるのは?
11月3日のツインリンクもてぎでのレースでシーズンは幕を閉じた「スーパーGT」。
しかし、「レース」としてはこの交流戦が真の最終戦です。
レースのレギュレーションとしては、通常の2人のドライバーによる距離制(250㎞~800㎞)ではなく、「50分制のスプリントレース」
いつもと違うルールで、勝ち残る・印象に残るレースを行うのは誰か。
このレースを最後に、レクサス=トヨタ勢は「レクサスLC500」のレースでの使用が最後となります。
2017年に平川亮/ニック・キャシディ組、2019年に大嶋和也/山下健太組と3年間で2度の王者を獲得した「レクサスLC500」の『最後の雄姿』を見届けましょう。
このレースが最後の「レースでの戦いとなる」レクサスLC500
レースの行方に注目!DTM勢を止めるのは?
土曜、日曜それぞれで予選とレースを各日行う、「スーパーGT・DTM交流戦」
今回、DTM側から参戦するメーカーと台数は、アウディ4台とBMWが3台の合計7台。
参加メンバーも豪華です。
アウディ
レネ・ラスト/マイク・ロッケンフェラー/ロイック・デュバル/ブノワ・トレルイエ
BMW
マルコ・ヴィットマン/アレックス・ザナルディ/小林可夢偉
DTMチャンピオンを争ったラスト選手、マルコ・ヴィットマン選手に加え、日本でもお馴染み「元フォーミュラニッポン王者」ロイック・デュバル選手、DTMの大ベテラン、「ロッキー」ことマイク・ロッケンフェラー選手が参戦。
スポット参戦として、スーパーGTやフォーミュラでも活躍したブノワ・トレルイエ選手と、WECトヨタチームの7号車でルマンを戦う小林可夢偉選手、不運の事故で下半身不随になりながらも、リハビリで這い上がりレース界に戻り、車いすトライアスロン競技で活躍した元インディカー王者のアレックス・ザナルディ選手が参戦します。
これだけの豪華メンバーが揃った「夢の交流戦」
現地観戦はもちろん、 J SPORTSでもライブ中継が行われますので、お見逃しのないようにしましょう。
#スーパーGT #DTM #SuperGTxDTM @jsports_motor
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。