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どんな人がサイトを見ているんだろう?

サイトがどんな人に見てもらっているのかって気になりますよね。それをアナリティクスで確認することができます。見られる属性としては、年齢、性別、地域、デバイス、時間帯などです。それ以外にもいろんな属性があり、またクロス集計することもできます。
例えば、サイト全体では男女比が半々だったけど、滞在セッション時間(サイトを見ている時間)は女性が多かったとか、男性でも40代以上はPCが多いけど30代以下はモバイルが多かった、などがデータとして出てくるかもしれません。
また、以前の記事で紹介したGA4を活用すると、クロスデバイス計測もできるので、モバイルとPC両方で見ている人より、モバイル単体で見てる人の方が多いなどより詳しく見ることもできます。
GA4についての記事はこちら↓

それではまずどんな人がサイトを見ているのかアナリティクスで把握するところから、見るべきポイントまで解説していきます。

実行!まずはユーザーを見てみよう

アナリティクスの画面から、まずは「ユーザー」を確認
そこから「ユーザー属性」→「性別」で男女別に見ることができます。

ユーザー性別

ここでもし20代の男性など、性別と年齢を掛け合わせてみたい場合は、
上にある「セカンダリディメンジョン」④をクリック。
ここで「ユーザー」から「年齢」を選ぶことで、クロス集計ができます。
あとは性別の部分をクリック⑤すると、男女に分けて結果を集計することができます。

ユーザー性別2

それ以外だと
「ユーザー」→「地域」→「プライマリディメンジョン」を「市区町村」にすることで、市別にみることが出来たり、

ユーザー性別3

「ユーザー」→「モバイル」→「概要」でデバイス別に見ることができます。
「セカンダリディメンジョン」→「よく使われるディメンジョンと指標」の中から、「ランディングページ」を選べば、デバイスごとにどのページが最初に見られているか、などがわかります。

ユーザー性別4

見てほしい人にちゃんと見てもらえているか

これらの数値を見て、へえそうなんだーとかって感想が出てくると思いますが、これらの指標だけではさほど価値のある情報ではなく、一番肝心なのは、”見てほしい人たちがちゃんと見てくれているのか”ということ。
この時、見てほしい人というのは誰の事でしょうか。
これは2種類あります。まず一つ目は工務店にとって「具体的なユーザー属性と興味関心を定めた顧客にしたいと思っている人物」を決めたと思います。その人物と乖離があるのかということを見ていく必要があります。マーケティング用語ではその人物を”ペルソナ”と呼びます。これがあることで自分たちが狙いたいターゲットと施策の方向性が合っているか把握できるので、もし作ってないよ!という方は、今からでも作っておくことをおススメします。
2つ目は、”HPでコンバージョンしたユーザー”です。
以前の記事でサイトにはゴール設定が必要だと言いました。
このコンバージョンしている方というのは、次のステップに進んでいる方、要するに見学会の予約や個別相談になっている方ですので、この人達がどんな属性なのかを知ることも大事です。

伝える相手が間違っている?

まずは手順として1つ目に紹介した”ペルソナ”と2つ目に紹介した”コンバージョンしたユーザー”を比べることが大事です。
顧客にしたい人物像と、実際にコンバージョンしたユーザーに乖離がある場合、自分たちの売り方が根本的に間違っている可能性があります。自分たちの会社が自分たちの求めてない人たちから支持されているのは、お互いに良い結果を生みません。この場合はペルソナの再定義、HPの方向性など、全体設計の見直しをやった方がよいです。
そこが合致している場合は次のステップ。サイトに来ているユーザーとコンバージョンしたユーザーに差異があるかどうかを見ていきます。
例えば、32歳の既婚女性をペルソナとしていて、ゴールしてくれる方も同じ属性なのに、サイトには男性の方が多かったりしたら、もしくは女性が多いが20~50代の女性が分け隔てなく来ていたとしたら、今のサイトは狙ったターゲットがが来ていないということになります。
より狙ったペルソナが来てくれるサイトにしていけば、広告予算やアクセス数は同じでも、今よりもっとコンバージョン数やコンバージョン率も上がるはずです。もしくはコンバージョンしているユーザーをペルソナ設定として再設定する方法もあるかもしれません。

まとめ

今回の記事をまとめるとこんな感じです。
・見ているユーザーはアナリティクスで確認できる
・属性を重ねたクロス集計も可能
・サイトを見ている人だけを見ても意味がない
・見てほしい人と一致しているかが大事
・見てほしい人を定義する(ペルソナ)
・ペルソナとコンバージョンしたユーザーが違う場合は、サイトまたはペルソナの見直し
・コンバージョンしたユーザーと見ている人が違う場合も、サイトまたはペルソナの見直し

こういった形で方向性が定まれば、あとはペルソナに喜んでもらえるクリエイティブや施策改善に全力で取り組むという実務に時間を有効に使うことができます。
この記事ではどんな人がサイトを見てくれているんだろう?という疑問から、見てもらいたい人の定義と、見るべきポイントについて解説してみました。

ペルソナについてもっと知りたいよという方は、こんな本もありますのでよかったら。ペルソナ単体ついて書いてある本はたくさんありますが、ペルソナの作成方法だけではなく、有効な活用方法も紹介されているのでおススメです。
※カスタマージャーニーマップとは、カスタマー(ペルソナ)がどんな行動をして私たち企業と接点を持つのかという流れ(ジャーニー)を図解したものです。

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https://room.rakuten.co.jp/room_b2cc07b17e/1700102634642285?scid=we_rom_iosapp_id_tw



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