マガジンのカバー画像

【「上」限定】BB放談・Off the court

7
メンバーシップ「BB放談」の「上」プランに加入された方を対象に、クラブの経営やリーグの方針などについて触れていくコラムとして執筆します。収録された一部の記事は、単体販売をする可能…
運営しているクリエイター

#Bリーグ

【BB放談・OFF THE COURT⑥】「縦の糸」の次は「横の糸」

メンバーシップ限定コラム(記事としては単体売りしていません)の「OFF THE COURT」、B.革新を巡るあれこれが一気に動いた2月末の動きを経て、書いていくことにしたい。 とはいえ、B.革新も島田慎二チェアマンのその場の物言いだけでは見えづらいところもあり、追って出てきた問答等が摺り合わさるのを待っていたものの…なんとも芯を食った話が見えず。それもそのはず、まだまだ交渉主体との話に具体性がないことも理由だろう(特に選手契約ルールについては選手会の労組化に伴う「交渉団体化

¥300

【BB放談・OFF THE COURT⑤】「移籍の流動性」について書いてみよう

メンバーシップ限定コラム(記事としては単体売りしていません)の「OFF THE COURT」、今回は移籍について書いていくこととしましょう。 日本時間の2月9日早朝が、NBAにおけるトレードデッドライン(決して夢の国を意味しないTDL。シーズン中のトレード移籍の締め切り)ということで、まあ夜中から情報が錯綜し倒すし、荒れに荒れたわけだ。TDL前からずっと話題に挙げられていたレイカーズ(及びその候補とみられていた八村塁)の動きが無かったかと思えば、サンズ・渡邊雄太が古巣のグリ

【BB放談・OFF THE COURT④】何に重心を置くのが良いのだろう?

先週、群馬⇒宇都宮と渡った取材紀行の合間に、XのSpacesにて「クラブの編成」についてお話をする時間がありました。その中で一つ荒の持論に近い部分があったな…というものがあり、今日はそこについて話していくことにしようかと思います。「本業」たる皆さんは、「そんなこと知っている」というお話かとは思いますが、外から見ているとこんなことを思っている人もいる…という部分をご理解いただければ。 まずは今回のお話、あくまで現行のB1を基準に考えていくことにします。 60試合を回さねばな

【BB放談・OFF THE COURT③】ユースとドラフトはどう向き合う?

メンバーシップ限定コラムの「OFF THE COURT」、前回はB.革新の肝であるドラフトについてめちゃくちゃ長い文章を書きました…(そしてほぼ無料だったのに全然伸びなかった)。が、その中で触れておくべきところで触れていなかったのが、Bリーグが持つ「ユースチーム」との向き合い方だ。 これはこれで、もちろん大きな論点になるだけに、あの長文の中でさらに追加しようとすると、すでに行方不明じみていたものがよりおかしくなりかねず…ということで、こちらは別立てで書くことに決めていました

【BB放談・OFF THE COURT②】責任を持ち合ったキャリアを作るために

メンバーシップ限定コラム。ここのところのバスケ界のお話、その中でもコート外の話題に特化して書いていこう、というコラムが「OFF THE COURT」です。ちなみに、前回は選手会の労働組合化について取り上げましたが、その後女子Wリーグの選手たちも社団法人側の選手会に合流するなど、今後も動きが活発になりそうで、とても良いことだと思われます。 今回は、バスケ界の新人選手たちについてがテーマです。いわゆる「B.革新」においてはドラフト制の導入が検討されてこそいますが、じゃあやるとし

¥300

【BB放談・OFF THE COURT①】必要なのは「意見交換」ではなく「交渉」

メンバーシップ限定コラム。ここのところのバスケ界のお話、その中でもコート外の話題に特化して書いていこう、というコラムです。今回の記事で取り上げるのは、バスケットボールにおける「選手会」の労働組合としての再編について。恐らく「B.革新」の中では無くてはならなかったはずの部分でもあるだけに、個人的にはもの凄くその動きを注視したい出来事でもあります。 当初は、選手会のリリースや、代表理事を務める田渡凌選手(福島ファイヤーボンズ)のメディア対応に基づく記事などを使おうと思いましたが