仏教に学ぶ生き方、考え方「楽をするということ」
世の中には「楽をする」ということに、何故か「背徳感」が漂っています。
楽して儲けてるなんて「いいご身分だ」などと思ってしまいます。
確かに苦労して掴み取ったものにはとても「大きな価値」を感じるものです。
でも本当に楽をすることは「いけない」ことなのでしょうか?
仏教の根本的な目的は「抜苦与楽」です。
「苦しみを抜き、楽を与える」のが仏教と言えるでしょう。
でも何故か「苦しみを抜く」方法はとても詳しく説かれておりますが、「楽」についてはあまり説かれておりません。
それはなぜかというと、苦しみを抜くということが「それだけ」で楽になれるからです。
逆に楽をどれだけ与えても、苦しみが残っていたら、本当の意味で楽とは「思えない」でしょう。
でも自分の心を内観し苦しみを感じない方法を見つければ、それは「楽をしている」ことと同じことでしょう。
身近なところでは仕事の効率化やロボットなどの先端技術を使うことも、「楽をする」ことに繋がります。
つまり「楽」をして、物事を進めるということは、むしろ社会的にも勧められていることではないでしょうか?
そして、「心の効率化」をして楽に物事を捉えることが、仏教の「大きな目的」になっていると感じています。
☆今日の一句☆
仏教で
心に楽を
してみよう
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