トレイルラン 歩くから走るになるまで

トレランと呼ばれるアクティビティを耳にする様になったのはそんな昔でもない気がする。つい最近まで、「確かに山を走るのは爽快だろうけど、山を歩くだけでも大変だというのに走れるものか??」なんて思ってた。

なんとなくハードルを自分であげていたけど、そんなに杓子定規に走らなくても気持ち良いペースで走ったり歩いたりするだけでもなかなか気持ちいいもんだと思い始めた。

そんな歩きから走るに変わるまでどんな感じだったか。
先ずは私のハイキングの特徴2点
・ソロで近所の低山を歩く事が多い。
・歩いている最中はペースや歩き方、身体の変化について意識する、そのコントロールを楽しむ。

この2つが主な特徴。
ソロで低山を歩く時は、眺望もそんなに良い訳でもなく、思ったほど大自然て訳でもない。なのでデコボコの道を歩くと言う行為そのものよりを純粋に楽しむ様になる。この部分を楽しんでいくと、自然と走ることも楽しくなってくるのだ。

端的に言うと障害物走。小さい頃に遊んだアスレチックの感覚に似ている。様々な障害物を乗り越えてその先を目指す、その過程を楽しむ。数回コースを回ると、次はもっとスムーズに早く抜ける様にしてみようとか。

実際山道は木の根っこがむき出しになっていたり、細かいギャップが延々と続いていて、それを駆け抜けてみると独特なリズムで跳ねる様な動きになる。そのリズムが正解かどうかわからないし、体力と向き合いながらスピードが出過ぎない様にしたり、危険回避のために前方の飛び出しや滑落に注意しながら動くので、常に頭をフル回転する様な感じだ。面白い事に足さばきに夢中になると呼吸を忘れて息を止めて走ってる事がある。

トレランといっても別に常に走る必要はなくて、登りはゆっくり、フラットなコースで少し駆けてみたり、なんならフラットなコースもゆっくり味わって緩やかな下りだけ少し駆けてみたり。何となく、「あぁ!なんか走りたい!」って瞬間が来る。この時に初めて、「そうか、こうやってトレイルランが生まれたのか」てなったかした気持ちになる。走りたいってならない人は、別に走る必要は全くないけど。

少しづつ味わっていくと、次はもう少し登りも下りもスピード上げたいなと言う欲求が高まって徐々に駆けて行くようになった。

先日は、山は高低差が大きすぎるから、トレイルを緩やかに走ってみたいと言う気持ちだったので、神奈川の京急金沢文庫から繋がっている自然歩道を通って、鎌倉の天園までを走ってみた。このコースは最初の登りもキツくなく、そこから山登りのようなアップダウンも少ないので、試しに走ってみるにはとてもちょうど良かった。

ただこの辺は特に町との距離も近く、生活の通り道としても使われていたりするので、走る際のマナーには気を付けないといけない。

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