小矢野 正夫

『キャリアとは自分らしく生きた証』・・・ミドル・シニア世代のキャリアの伴走者として… もっとみる

小矢野 正夫

『キャリアとは自分らしく生きた証』・・・ミドル・シニア世代のキャリアの伴走者として、フリーで活動しています(キャリアコンサルタント・セミナー講師・自分史活用アドバイザー)。 https://www.koyanocareerkenkyusho.net/

最近の記事

#85 新しい人よ眼ざめよ

1.高校時代の旧友と44年ぶりの再会今夏、高校時代の旧友、N君と44年ぶりに再会しました。1年早く社会人となった彼とは、その後、行く道も異なり、共に紆余曲折を重ねる中で、40年以上も音信不通が続いていましたが、正に千載一遇の機会を捉えて、郷里(鳥取)での再会が実現しました。  意外にお互いのことを知らなかったことを再認識すると共に、40年の時が経ったからこそ話せる話題もあり、3時間余りの歓談を堪能しました。  N君は、悩み多き学生時代から、大江健三郎の書を愛読していたとの

    • #84 星野富弘詩画カレンダー

      1.星野富弘詩画カレンダー 今年もグロリア・アーツ社から来年の星野富弘詩画カレンダーの案内が届きました。もう30年近くなりますが、星野富弘さんの存在を知ってから、毎年、自宅用とプレゼント用に注文します。  今年77歳になられた富弘さんの穏やかな声をYouTubeで聴きながら、2024年のカレンダーを注文しました。   毎年9月初旬にお届け、新年元旦には皆さんが1ページ目を開く姿を想像しながら、今年も「この方」の名前を書きました。 2.もう一つの大山讃歌 この方は、私の高

      • #83 生きるヒント1~5(五木寛之)

        1.「生きるヒント1~5」を読み直す 思うところあって「生きるヒント1~5」(五木寛之著)を、順番に読み直しました。ほぼ25年から30年ぶりです。同シリーズは、1993年4月の「生きるヒント1」から、毎年1冊ずつ、刊行されたものですが、当時五木さんは60代前半、五木さんと2回り年が離れた私は、30代後半から40代に差し掛かる時期でした。  刊行当時の五木さんとほぼ同年齢・五木さんの年齢を超えた自分が、改めて同書を読み直してどう感じるだろう、という素朴な好奇心から読み直すこと

        • #82 「私の履歴書」と『自分史』

          1.「私の履歴書」、今月でシリーズ885回(884人) 1956年3月から連載が続く日本経済新聞の「私の履歴書」。今月の池辺晋一郎さん(作曲家)の連載がシリーズ885回目、登場人物は884人になります。 (回数と人数の違いは、松下幸之助氏が2回登場しているためです。)  884人のジャンル別(政治、経済、芸術、スポーツ、学問、その他)は、下図の通りになります。 ”「私の履歴書」と『自分史』”ー今回と同じタイトルで昨年2月のnote#36にも投稿しておりますので、併せてお読み

        #85 新しい人よ眼ざめよ

          #81 雑草という草はない

          1.今日は「立夏」今日は「立夏」、暦の上では夏に入ります。「暦の上では」との枕詞がなくても、全国各地で夏日が、所によっては真夏日が記録されました。  最長9日のゴールデンウイークも終わり、週明け8日からは、コロナも「5類」に移行、態勢を整えて臨みたいものです。 2.雑草という草はない(牧野富太郎) 牧野富太郎博士を主人公のモデルとして描いたNHKの朝ドラ「らんまん」が話題です。私も昨日、練馬区にある牧野記念庭園を訪れ、スエコザサやサクラ”仙台屋”など、博士にゆかりのある植物

          #81 雑草という草はない

          #80 キャリアコンサルタント活躍の場(その7)

          1.キャリアコンサルタント登録者数、2022年度は+5,317人(前年度比) 2023年3末基準の国家資格キャリアコンサルタント登録者数が、65,879人と発表されました。2022年度(2022年4月~2023年3月)は、前年度比+5,317人(増加)です。(下の【表1】ご参照)  私がこの数字に関心を持ったのは、同数字が初めて前月比減少を示した2年前(2021年7月)でした。  2016年4月の国家資格化以来、毎年8-9千人ペースで増加し、月次ベースでも連続して右肩上がりの

          #80 キャリアコンサルタント活躍の場(その7)

          #79 「人生に無駄なものはない」(日野原重明/遠藤周作)

          1.「人生に無駄というものはありません」(日野原重明) 朝起きてパソコンを立ち上げると、Facebookの「スマートシニア全員集合!」の日替り配信で日野原重明さんの言葉が飛び込んで来ました。 「人生に無駄というものはありません」 日野原重明 fb新老人の会(フォロアー2.7万人)は、日野原重明さんの珠玉の言葉を日々フォロアーに配信しています。1か月周期の日々の絶妙のタイミングで、その日に相応しい言葉が選ばれて配信され、タイミングの妙に驚きます。 「人生に無駄というものはあ

          #79 「人生に無駄なものはない」(日野原重明/遠藤周作)

          #78 「生活ではなく人生を」ー遠藤周作生誕100年

          1.早かった3月ー三月は「サル」 WBCでの歓喜の優勝と同時に東京の桜が満開(観測史上2番目の早さ)、大相撲春場所、選抜高校野球、卒業式・修了式と進み、今年の3月は例年と比べても特に早かった気がします。正に三月は「サル」ー「イク」1月、「ニゲル」2月と比べても、時間の経つのが早く感じました。  新型コロナも「終息」したわけではありませんが、5月8日の「5類」移行が決定しており、3月13日からは、マスク着用も個人の判断となりました。 これまでの3年間とは違う、新しいモードでの動

          #78 「生活ではなく人生を」ー遠藤周作生誕100年

          #77 2月も最終日、2月はニゲル

          1. 2月はニゲル、脱兎のごとく 本日は2月28日、2月も最終日です。1月はイク、2月はニゲル、そして、3月はサル、とばかりに、年明けの3か月が過ぎるのは早く感じますが、「兎年」の今年の2月は、特に早く「脱兎のごとく」時が過ぎた気がします。  子どもの時の1日は長く感じるけれど、大人になるとあっという間に過ぎていく・・・年を重ねるごとにこの感覚は強くなって行きます。この感じ方の違いについて、一説によれば、「5歳の子どもにとっての1年は人生の五分の一に相当するため長く感じるが

          #77 2月も最終日、2月はニゲル

          #76 響き合う理論物理学者と指揮者の心

          1.NHK Eテレ  スイッチインタビュー 達人達(佐治晴夫X西本智実) ”あなたの「これから」が、あなたの「これまで」を決めるのです。 本の表紙の一文に興味を惹かれ、理論物理学者である佐治晴夫さんの「14歳のための時間論」を読みました。その後「宇宙が教える人生の方程式」「永遠という『今』を生きよう!」「科学者の目で<まど・みちお>を読む(”まど・みちおのこころ”所収)」と立て続けに佐治さんの本を読みました。  ”宇宙の摂理は人間の生き方にも応用できる”とする佐治さんの語り

          #76 響き合う理論物理学者と指揮者の心

          #75 1月最終日、明日から2月(きさらぎ)

          1.今日は1月最終日、明日から2月(きさらぎ) 今日は1月最終日、2023年最初の月も今日で終わります。 1月は「イク」ー1年の中でも、1月は特に時の経つのが速く感じるのは、 私だけではないでしょう。  本日の読売新聞のコラム「編集手帳」は、”明日から2月”の書き出しで、陰暦2月の雅語である「如月(きさらぎ)」を取り上げていました。  如月の語源には、様々な説があるとしながら、<衣更着><気更来><木更生>を取り上げ、<衣更着>説は「どうも分が悪い」としていますが、 ”10年

          #75 1月最終日、明日から2月(きさらぎ)

          #74 中井久夫氏の箴言知

          1.本日1月15日は小正月 松の内が過ぎ、鏡開きも終え、本日15日は「小正月」(こしょうがつ)。昨日は、私の地元でも3年ぶりに「どんど焼き」が行われました。  まわる時間「円環的時間」感覚の中で、まったり過ごした正月の後は、時間の流れは、「直線的時間」感覚に戻り、時間の流れが急に早くなった気がします。  1月も半分が終わりました。1月は「イク」、2月は「ニゲル」、3月は「サル」ー1年の中でもこの3か月は特に時間の流れを速く感じます。  そんな中、昨年の冬至(12月22日)から

          #74 中井久夫氏の箴言知

          #73 ゆく年2022-くる年2023

          1.今年も回って来た「大晦日」いよいよ、2022年も今日が最終日。きたやまおさむさんのコラム「まわる時間と安心感」に共感した昨年の暮れから、年末年始は、「まわる時間:円環的時間」を感じ、味わいながら過ごそうと決めました。今年もまた、「年末年始」、「大晦日」が回ってきました。  ”直線的時間を生きている”、”2022年も残り数時間”という少し緊張したカウントダウンモード感覚と共に、またこの時が回って来たという安堵感を感じています。「二つの時間」を生きていることの恩恵だと思います

          #73 ゆく年2022-くる年2023

          #72 冬至  一陽来復 まわる時間

          1.本日12月22日は冬至  本日12月22日(木)は冬至。「1年で最も昼が短く、最も夜が長い日(日照時間が最短の日)」です。私はこれまで、「冬至は、1年で日の出が最も遅く、日の入りが最も早いために、日照時間が最短の日」と思いこんでいましたが、先日13日、それが誤りであったことを知りました。  「今日は、1年で最も日の入りが早い日ですので、お帰りの時には、ご注意下さい」という気象予報士の声に、「えっ?!」と思いながら、調べてみると、今年最も日の入り時刻が早かったのは12月13

          #72 冬至  一陽来復 まわる時間

          #71 ”Word of the year 2022”に思う

          1.”Word of the year 2022”が出揃った 2022年のユーキャン新語・流行語大賞に『村神様』が選ばれました。 シーズン最終打席での劇的な56号ホームランと三冠王の達成など、村上宗隆選手の今シーズンの活躍は神がかり的とも言え、大賞に「村神様」が選ばれたのは順当だと思います。  一方、海外の辞書出版大手4社の”Word of the Year 2022”も出揃いました。 ・Merriam Webster(米): ”Gaslighting”(ガスライティング)

          #71 ”Word of the year 2022”に思う

          #70 「変えられるもの」と「変えられないもの」

          1.「日野原重明 今日の言葉」 毎日の配信に感謝2022年11月29日(火):本日もFacebookに「日野原重明 今日の言葉」が届きました。”スマートシニア全員集合!”(fb新老人の会 本部)のご担当が、日野原重明先生の珠玉の言葉を選んで、毎日配信して下さるものです。 fb新老人の会のフォロワーは今日現在27,168人。フォロワーの1人である私にも毎朝配信されますが、「今日の言葉」に触れることで、豊かで穏やかな気持ちになり、背筋が伸びるように感じます。今日一日を生きる上で有

          #70 「変えられるもの」と「変えられないもの」